昨季は、クリスマスローズで越冬中だった1頭のキタキチョウ、
3月30日に無事越冬明けしたことを見届けることができました。
今季もやはり、クリスマスローズで1頭のキタキチョウが越冬中でしたが、
先日2月16日に★となったキタキチョウの姿を確認し、
越冬キタキチョウの観察(?)は、これにておしまいです。
(今はキタキチョウロスで、なんだか気が抜けたようだわぁ…)
気持ちが暗くなりそうな本日の記事ですから、
お部屋で咲いているお花でもアップして、気分を高めてから進めましょう・・・
リビングの窓辺では、今ピンクの胡蝶蘭が満開を迎えています。
(一番花が咲いた様子などは《10年目の胡蝶蘭とピンクのニューフェース》をご覧くださいね…)
夏に玄関先で美しい花を咲かせていたピンクの『レウイシア(和名:岩花火)』も、
冬のこの時期に再び花を咲かせて、葉の間からは蕾も出てきています。
さて、本題に入ります・・・
最初に、元気だった頃のキタキチョウの姿をもう一度ご覧ください。
越冬姿を今季初めて見つけた時の、キタキチョウ(昨年、12月23日)
場所を移動しても元気だった、キタキチョウ(1月5日)
寒さにもめげず必死でしがみ付いてる、キタキチョウ(1月14日)
ここまでは、以前の記事で紹介した越冬キタキチョウの様子です。
それでは、その後の様子を見ていただきましょう・・・
(少々悲惨な姿も登場しますから、苦手な方は目を背けてくださいね…)
《1月29日です…》
1月23日の積雪後の数日間は、被せた竹ザルが凍りついて外せず、
キタキチョウの安否確認はできませんでした。
29日の陽射しがあった時に、半ば強引に竹ザルをどけて安否確認です。
ビフォー(23日) & アフター(29日)
手前に見える葉、これも地植えのクリスマスローズです♪
花芽が出ている他の地植えクリスマスローズたちも、
ほとんどがこんな状態で雪に埋れています。
少々余談でした・・・
さて、越冬キタキチョウさんの安否確認です。
(1月18日以来、久し振りのご対面…)
クリスマスローズの株の中で越冬中の、キタキチョウ(1月29日)
どうやら変化もなさそうで、とりあえずはホッとしました。
《2月2日です…》
前夜雪が降り、6cmの積雪でした。雪が思ったよりも少なくて助かった!
翌日は寒かったけれど陽射しがあったから、被せたザルを外して安否確認です。
さて、この中にいるキタキチョウは元気かな?
足の様子が(木)気になるけど、なんとなく大丈夫そうでホッとしました。
(蝶の足が木になるはずもなく、誤字で大変失礼いたしました…)
《2月5日です…》
風で落とされて這い上がったのでしょうか・・・
あれっ? 場所が違ってる♪
接写してみると、これってもしかして足が…?
つかまっているというよりも、葉の上に乗ってるって感じで安否が心配です。
それでも、数日間このままの様子が続きました。
《2月14日です…》
もはや力尽きたのか?
突風で振り落とされちゃったらしく、前の位置からは移動して、
辛うじて葉茎の間に挟まって、突っかかったような状態で横たわっています。
触覚も見えてるこの状態は、いったい…?
心配になってチョンチョンと突いたら足が動いたので、
まだ力尽きてはいない様子にホッ!
でも、もう時間の問題かもしれませんね。
《2月16日です…》
この日、とうとう★になってしまいました・・・
午前中に確認した時には、茎に寄りかかっていたのですが、
午後になって行ってみると、地面に顔を埋めて命尽きていました。
クリスマスローズのこの株も、
あまりの寒さに花茎はしなだれ、葉はロゼット状に広がってしまい、
すでにキタキチョウを守ってくれるような株ではなくなっています。
クリスマスローズも、もうこんな状態になってしまった!
辛うじて茎に寄りかかってる、キタキチョウ(10時40分)
そして午後のことです・・・
キタキチョウがいな~い!(13時34分)
えっ! なんでこんなところに?
地面に顔を埋めてるけど、なんでこんなことに?
やはり風で飛ばされちゃったのでしょうか・・・
クリスマスローズの株周辺に広がっている、銀盃草の枯葉の中にいました。
拾い上げてチョンチョンと触れてみたけれど、もうピクリともしません。
可哀想なキタキチョウさん、守ってあげられなくてごめんね・・・
★になったキタキチョウさんは、屋敷林下のオモトの株中にそっと置いてあげました。
(庭を見回したけど、緑の葉が一番生い茂っていたのがオモトの大株だったので…)