今日の予想最高気温を上回る、29.8度の気温になりました。
今日はどう考えても全部休みです。多少データー整理があるのですがその時間は十分にあります。プールに泳ぎに行きます。総合プールはなんかの大会で一般開放していません。なのでゆぴあすに行きますが当然この気温と総合プールの状況から、混雑しているのは間違いありません。でも泳ぎに行きます。
もう一ヶ月半は泳いでいません。
久しぶりなのでマトもに泳がないことにしていました。混雑しているときはそれに限ります。久しぶりに50メートル1分20秒を目指すとか、腕だけ平泳ぎで足はドルフィンキックのドル平高速版とか、低速版とか。犬かきまで楽しみました。バタ足の超低速版とかは有意義でした
犬かきみたいなものになると、キャッチが大切だよなとか色々気がつかされるものがあります。まあ凝り固まってしまうと気がつかないことが多いわけです。
もうそろそろ小学校の水泳授業が始まります。そういったせいか子供を指導する母親がいますな。
40年前の教則本はどうかと思うぞ。その程度の知識なら、教えないほうがいいと思う。その上タイムを計測するのは全くどうかと思うぞ。キミのお子様の平泳ぎはリズムが狂いまくって最悪なのに、なんでそれがわからないのかな。
あなたの期待に添いたくて、必死に泳げば泳ぐほど、手は楽な方向に向かい、足は水面を出て、手の漕いだ水の流れは足でせき止められ、呼吸するためだけに足が使われているのだぞ。見た目は見事でも最悪だぞ。
なぜ一緒に泳がないのか。後ろをついて泳がないのか。それだけで安心して子供は泳げる。それだけでもかなりの変化はある。
帰りに響きによる。ワーナーパイオニアが出している、アレクシス・ワイセンベルグのボックスセットCDのをかけてもらうためだ。とはいえ10枚目のアンコール曲集をかけてもらった。多分これが限界。
ワイセンベルクは70年代から80年代にいっぱいレコードを出していた。売れっ子だったのは間違いなく、しかも恐ろしいまでのテクニック。間違いなくという言葉を2度使ってはいけないという語学神学論法を無視しても、間違いなくライバルさえいなければトップだった。間違いなくポリーニが最高だった時代の、アンドレ・ワッツも消し飛ぶほどの最高のピアニストだった。
だが日本での評価は芳しくなかった。無機質だという言われ方がした。確かにこのテクニックはすごすぎる。だがそれだけではないようだ。
なぜ嫌われたのか、そこは権威主義とか色々あると思う。ただワイセンベルクをまとめて聞いたことがなかったので、わからなかった。ドイツグラモフォンの録音はいい演奏しかない。だがワーナーパイオニアでは、かなり違う。ものすごく個性的な演奏、いや19世紀の演奏を20世紀のテクニックで再現したようなありえない演奏なのだ。
楽譜に手を入れている。そうとしか思えない。ガーシュインのラプソディ・イン・ブルーとかは顕著だ。まあジャズだからしょうがないが、ムソルグスキーの「展覧会の絵」では多分これは、ホロビッツの影響がある。
ワイセンベルクはピアノのペダルを最小限しか踏まなかったと言われている。確かにそうだがそれは当たり前だ。可能な限りペダルは踏まないほうがいい。ペダルを踏まないのではグレン・グールドが有名だ。ペダル操作で音が濁るのを嫌ったと思われる。
超絶技巧で有名だが、驚くほどクセの強いピアニストだった。逆にドイツグラモフォンでの録音はなんだったのだろうか。