今年はやたらと台風が多い。しかもこの十月にやってくる。なんなのだろう。10/22日20時頃の、気象衛星ひまわりの映像だ。台風27号が見える。関東東方に見える雲は熱帯低気圧だ。右下にわずかに台風28号が見える。ベトナムの果物の名前で、レキマーと命名されている。どうもこんな果物らしい。
10/22日20時頃に見た予想では、27号の進路はこうなっている。
28号はこうなっている。日本近辺でかなり接近するようだ。
ということで滅多に見られない「双子型台風」の出現になった。幸か不幸か27号はそんなに大きくない。23日0時予報では、25日21時には965hPaになると予想されている。問題は28号で930hPaになる。こうやって台風同士が重なりあうとどう動くか解らなくなる。
藤原の効果と呼ばれている物で、台風が1000キロ以内に近づくと互いに干渉しあって進路がズレると言うものだ。今回は1000キロどころではないので、どうなるのか解らない。フランシスコがレキマーに吸収されるのか、レキマーの周りをフランシスコが周りだすのか解らない。
既に予想進路は、たった数時間でかなり変わって来ている。28号に吸い寄せられると予想しているのだろう。
しかしここまで台風が多いと言うのは、海水面温度が高いと言う事だ。その原因は地球温暖化で、二酸化炭素が原因と言われている。だがもう少し複雑なプロセスがあるようだ。一番身近なのは、温暖化で冬が寒くなると言う、ここ数年の現象だ。地球環境の熱収支が極端になりつつある。台風なんてまさに熱帯の熱を北に逃がす装置みたいな物で、極端になったから発生が多くなっているのかもしれない。
最近では、人為的な影響ではなく自然のなせる技だという意見が強くなっている。これらも納得出来る所がある。だがなぜ極端になるのかは説明出来ない。あまりにも複雑だからだ。
どちらにしても今現在の観測体制が出来たのはここ数十年の事だ。まだ解らないと言う姿勢も正しいのではないのだろうか。その前に、紀元前から人間は人間を観察して記録して来た。だが人間が作る社会に答えはない。答えを求めれば求めるほど、極端に走ってしまう。
朝には、きっとまた予報が変わっているのだろう。
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