鶴岡地区医師会だより

三原一郎目線で鶴岡地区医師会の活動を配信しています。

No.231  (丙申堂~釈迦堂)

2013-11-25 17:10:39 | 日記


恥ずかしながら、医師会の隣にあるにも関わらず、丙申堂~釈迦堂には、一度も
足を踏み入れたことはありませんでした。日曜日、紅葉が見頃との記事をみて、
また、晴れてきたので、写真を撮りに訪れてみました。こんな綺麗なところが、
こんな身近にあったなんて、もったいないことをしました。これからは、四季折
々訪れてみたいと思います。

写真

旧風間家住宅 「丙申堂」

風間家旧別邸 「無量光苑 釈迦堂」
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No.229 (佐久からの視察)

2013-11-25 15:11:31 | 日記


11月22日、佐久市(高齢者福祉課)、佐久医師会(在宅医療推進委員会)、佐久総合病院(在宅医療連携拠点事業)から総勢7名が視察に来ました。

佐久といえば、“農民とともに”を旗印に地域医療の最前線を切り開いてきた、
まさに在宅医療の原点となった地域、そのようなところから視察に来ていただい
たことに、大変恐縮するとともに光栄に思いました。

視察のおもな目的は、当地区で運用されている地域電子カルテ「Net4U」を佐久地区でも導入できなかということのようでしたが、4時間にも及ぶ意見交換会では、Net4Uのほかにも、当地区医師会のさまざまな事業展開、ほたるの活動、OPTIM、地域連携パス、鶴岡みらい健康調査など、鶴岡における多面的な取り組みが話題となり、楽しくも活発な談義となりました。

Net4Uについては、大変感銘を受けた様子で、佐久地区でのNet4U導入を検討したいとのことでした。近い時期に私どもが、佐久へお邪魔し、Net4Uの講演や実演を通して、その有用性をアピールすることになりそうです。

また、小松先生は武林先生と懇意で(今回の視察は武林先生が仲介してくれました)専門は公衆衛生だそうです。当地区の脳卒中パスのデータ解析には大変驚いており、今後の展開についてさまざまな意見を頂きました。

以下、武林先生への報告から

ご存知かもしれませんが、鶴岡地区の脳卒中連携パスの取り組みには
驚きました。鶴岡地区のほぼ全例脳卒中が登録されており、
その後のフォローで再発も評価でき、半分程度は維持期パスで
フォローできているようです。地域住民の理解や協力があってだと思いますが、
コホート研究のアウトカム評価として、これほど精度高く、データ収集も
容易にできる地域の価値は非常に大きいのではないかと思いました。
鶴岡みらいコホートの今後が楽しみです。

以下、小松先生と北澤先生からのお礼メールを許可を得て転載します。

佐久総合病院の小松です。
先日はお忙しい中、佐久地域から6名の視察対応をいただき、
本当にありがとうございました。

13時から17時まで白熱した意見交換では、鶴岡地区医師会の歴史、
これまでの取り組みについて理解できただけでなく、三原先生や
遠藤さん、渡邊さん、美雪さんのお人柄にすっかり引き込まれて
しまいました。みなさまのようなお人があっての鶴岡地区の取り組み
であること、人と人とのつながりを大切にしてきた活動、
フラット会など医師会の介護側への理解が大きく進んでいることなど、
我々にとってはたくさんの気付きや課題を確認することができました。

また、懇親会では鶴岡のお料理・お酒も美味しかったのですが、
鶴岡地区医師会のみなさまのお人柄もあってか、私たちも
初めてお会いしたとは思えないくらい、楽しんでしまいました。
同じ思いを大切にされている印象を受け、勝手ながらこれからも
このご縁を大切にさせていただきたいと感じています。

2次会では三原先生宅で遅くまでありがとうございました。
ギター演奏や歌もあり、満喫してしまいました。
翌日の東京での在宅医療推進フォーラム、お声がかれていたと
伺いましたが、大丈夫でしたでしょうか。

これから佐久医師会の金沢会長に視察報告を行う予定です。
今後の在宅医療のバックアップ体制構築のために、
Net4U利用の可能性について北澤先生と相馬先生と
提言をしたいと思います。

今後、佐久市とも相談を進めながら来年度以降の事業計画に
乗せることができるかなど、詰めていきたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

追伸
秋山美紀先生の著作「コミュニティーヘルスのある社会へ」を
昨日改めて拝読いたしました。三原先生、遠藤様のお話しを
思い出しながら、改めてこれまでの活動がつながって
現在の鶴岡地区医師会の取り組みがあることがわかりました。
慶応大学の取り組みも含めて、これまでの活動がよく
まとまっていて、私たちにはとても参考になりました。

三原先生、
佐久病院の北澤です。

先日は本当に有り難う御座いました。
翌日は空港まで便乗させて頂き助かりました。
有り難う御座いました。

早速ですがNet4Uに関してですが
当佐久医師会の金沢会長もネット等ですでにご存じで
有用なツールと思っていたとのことでした。

それなので早い目に医師会長に相馬先生、小松医師三人で説明をし
早期に先生方を佐久にお呼びして佐久地域での導入を積極的に
進めて参りたいと考えております。

これからも、色々とお世話になる事が多いと思いますが
宜しくお願い致します。

佐久地域もお米が美味しく美味しいお酒が結構いっぱいあります。
その上、「美味しいお米が獲れる地域は悪い人はあまりいない」の法則が
当てはまっている地域のようにも感じますので安心してお越しください。

本当に今回は有り難う御座いました。
蛍の皆様、中村副会長、土田副会長、美雪奥様はじめ皆様に
宜しくお伝えください。

簡単では御座いますが御報告とお礼まで。

北澤 拝

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荘内病院創立100周年記念祝賀会

2013-11-25 11:32:55 | 日記


昨日(11月24日)、東京第一ホテルで荘内病院創立100周年の記念行事が行われました。

記念式典のあと、慶應義塾大学先端生命科学研究所の富田勝所長より、「慶応鶴岡キャンパスの挑戦」と題した記念講演がありました。最先端の技術や人財育成で、鶴岡から世界へ挑戦する富田先生のすばらしい講演でした。鶴岡という小さな地方都市での成功事例が、日本を、世界を変えることができる!勇気を頂きました。

講演のあとは祝賀会では、荘内病院の創立100周年をお祝いするとともに、こらからの増々の発展を祈念しました。

以下、私からの祝辞を載せておきます。

鶴岡市立荘内病院の創立100周年記念にあたり、鶴岡地区医師会を代表して、心からお喜び申し上げます。

荘内病院は、100年の長きにわたり、鶴岡地区の唯一の基幹病院として、市民の健康を守るためその役割を十分に果たしてきました。綿々と尽力されてきた歴代の院長、多くの医療者、コメディカルスタッフほか多くの関係者の努力に敬意を表するとともに、心から感謝申し上げたいと思います。

地域の医療は、救急や高度医療などを担う急性期病院、リハビリテーションを主体とした回復期病院、慢性期~療養型病院、かかりつけ医機能を担う診療所、専門診療所などがそれぞれが機能や役割を分担し成り立っています。そのなかにあり、荘内病院は、地域のすべての医療の中核となる唯一の基幹病院として機能しています。

平成15年には、最先端の機能もつ、近代的な病院へ新築移転したことは、記憶に新しいところですが、その他にも、災害拠点病院としてのヘリポートの設置、電子カルテの導入、DPC対象病院、地域医療支援病院、山形県がん診療連携指定病院、看護師の7対1配置など、基幹病院としてふさわしい機能の充実を図ってきました。

一方で、全国的な医師、看護師不足は、荘内病院でも例外ではなく、近年、その影響が顕在化していますが、関係者のまさに不眠不休の努力により、その機能を維持していることには敬服するものであります。

鶴岡地区医師会としても、荘内病院の負担軽減を目指して、平日夜間診療所の開設、休日診療所における小児科医の常駐、さらには、がん末期患者の在宅への積極的な受け入れ、地域連携パスによる二人主治医制の推進など、荘内病院と一体となりながら、地域の医療の質の向上とその維持に取り組んできました。

病院完結型から地域完結型へという言葉は、使い古された感がありますが、超高齢社会が進行する中、医療に求められる姿も大きく変わりつつあります。すなわち、われわれ医療者には、質の高い医療を提供していればよいということだけではなく、介護・福祉に携わる人たちや行政とも連携しながら、その人がその人らしく生き抜けることを支えるという視点も必要になってきています。医療とは、単に病気を治すだけではなく、人と人との触れ合いを通して、人を診る、さらには地域を診るという医療の根本が見直される時代になってきたともいえます。

荘内病院におかれましては、今後とも高度医療を担いつつ、地域の医療・介護を担うさまざまな職種を支え、また指導的な役割を期待したいと思います。 今後も市民に満足と安心を与える基幹病院として大いに発展されることを強く念願し、祝辞とします。


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