鶴岡地区医師会だより

三原一郎目線で鶴岡地区医師会の活動を配信しています。

在宅医療・介護連携におけるNet4Uの利用状況調査

2016-05-26 09:09:28 | 日記
先に報告した山形県医師会ITフェアで報告した「在宅医療・介護連携におけるNet4Uの活用」を妻のナレーションを入れてyou tubeにアップロードしました。

在宅医療の多職種連携にNet4Uがどの程度利用されているのかを知るために、2013年から2015年までの過去3年間の職種毎のNet4Uの利用状況を調査・分析した内容となっています。かなり興味深い結果が得られました。是非、ご覧下さい。


在宅医療・介護連携におけるNet4Uの活用:YOU TUBE

https://youtu.be/YryAscNHPWE


<結果>

・職種毎のユーザー数の推移に関しては、看護師は増加傾向にあるも、医師は減少傾向、ケアマネ、薬剤師、リハスタッフは頭打ちの状態でした。

・ユーザー数の割合としては、ケアマネ、看護師、医師の順であり、ケマネジャーの利用率が高いことが分かりました。

・所見やメモの書き込み数に関しては、医師を除くと、看護師が高く、次いで薬剤師、リハスタッフ、ケアマネの順であり、医師以外の職種では、年々増加傾向にありました。

・一方で、Net4Uで閲覧・書き込みした患者総数は頭打ちでした。

・ユーザー毎の利用頻度では、医師、薬剤師にばらつき大きく、看護師やケアマネは比較的満遍なく利用されていました。

<考察>

・医師のNet4Uユーザー数、利用患者数は共に減少傾向にあり、医師への利用促進へ向けた対策が必要と考えられました。

・看護師(ほとんどが訪問看護)のNet4Uの書き込み数が多く他の職種への情報発信源となっていると考えられました。

・ケアマネの参加率が高く、Net4Uへの期待が大きいことが伺われました。

・Net4Uで閲覧・書き込みした患者数が伸びていないのは、Net4Uを利用する医師が増えていないことに起因すると推測されました。
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