Android系スマホはキャリア毎に対応周波数が異なります。いわゆるキャリアモデルですね。
対応周波数が異なるとMNPでキャリアを変更した際に通信が正常にできない可能性があります。スマホを買い直さなければならないとすると、ユーザーはキャリアを変えにくくなります。
ですが、モデルによってはメーカーからSIMフリーモデルが発売されていたりしてますので、各キャリア毎の対応周波数にソフト的に制限をかけている可能性があります。
推測になりますが、キャリア毎にモデムチップを変えると生産管理上の手間や果たしてモデムメーカーが応じてくれるかという問題があります。また、SIMフリーモデルが存在することを勘案すると、ハードで対応周波数を制限するよりソフトで対応周波数を制限する方が、コスト的にも楽だと思います。
各キャリアはどのようして対応周波数を制限しているのかは公表していませんので、実際にはハード的に対応周波数を制限している可能性はあります。
消費者としてはSIMフリーモデルを購入するしか対抗手段はありません。しかし、ソフト的に対応周波数を制限しているならば、キャリアはMNP時に対応周波数の制限を解除すべきでしょうね。
なお、iPhoneに関してはキャリア毎の対応はしておらず(プリインストールアプリも存在しない)、どのキャリアで購入したとしてもMNPでキャリアを変更しても一切、気にする必要はありません。