梅雨空の日曜日、7月1日にまた演奏会に出かけました。 今日は千葉マリンオーケストラの演奏会で、千葉市民会館で行われました。 このオーケストラを聴くのは初めてでしたが、好きなベートーベンの第7番ということで出かけていきました。
最初の曲は、チャイコフスキーの「1812年」でした。この曲はCDやテレビ、ラジオで何度か聴いたことがありますし、生でも一度聴いたことがありました。でも、今日の演奏は今まで聴いたことのないような迫力で圧倒されました。 素晴らしかったです。ホールが狭く感じられるほどの大音響でした。 最後の大砲の音といったら、もちろん本物ではなく、大太鼓で演奏していましたが、すごかったです。
2曲目はチャイコフスキーの「眠りの森の美女」でした。 前の曲の余韻が強いせいか、かなり迫力のある「眠りの森の美女」になってしまっていましたが、木管アンサンブルや弦と管との掛け合いなどは、聴き応えがありました。
休憩を挟んで、ベートーベンの交響曲第7番が演奏されました。 見事なほどベートーベンの響きになり素晴らしい演奏でした。 私は第2楽章が好きなのですが、テーマのメロディーが次々といろいろな楽器で演奏され、盛り上がっていくので、ワクワクしました。最終章のフィナーレの盛り上がりは、今までに聴いたことのないものでした。ベートーベンをこんな風に演奏するのかという驚きもありました。良い意味でです。 特に、この曲はこれほどティンパニーが目立っていたかと思われるほど、ティンパニーの女性の方が際立っていました。 素晴らしかったです。
梅雨空を吹き飛ばすような迫力の演奏会が終わり、外へ出ると、ポツポツと雨が降っていました。それでも気分よく帰路につきました。
こすもすの皆さん、時間があったらコンサートに出かけましょう。 今日の演奏会は無料でした。市民オーケストラは探せばいろいろとやっています。 どんな演奏会でも必ず得るものがあります。 今日のように、好みのオーケストラを見つけることもできます。 なにより、生の演奏に触れることはとても楽しいし、感動します。 鑑賞報告と題して私の感想を拙い文章で綴るのも、皆さんにもっと演奏会に足を運んでほしいと思うからです。 もちろん、私よりもどっぷりと音楽に浸っていらっしゃる方もいると思いますが……
hiroko