千葉大学いのはな音楽部 千葉県文化会館
ブラームス 大学祝典序曲 、スメタナ 「わが祖国」より モルダウ、 ボヘミアの森と 草原より 、ブラームス 交響曲第2番
今日は大学のサークルのオーケストラを聴きに行きました。 千葉大の医学部、看護学部、薬学部の3つの医療系学部の学生のサークルで、総勢90名ほどの大きなオーケストラです。 このオケを聴くのは2回目ですが、学業の傍ら、病院でのボランティア演奏なども行っているそうです。 若さあふれる元気のいい演奏で、指揮者の直井大輔氏のエネルギッシュな指揮ぶりとあいまって、感動的な演奏を聴かせていただきました。
大学祝典序曲は途中にとても有名なメロディーがある曲ですが、堂々として力強いキビキビした演奏でとても良かったです。
「モルダウ」は水の滴りから大きな川の流れになる様子を描いた有名な曲ですが、ゆったりとした少し物悲しい旋律は心にしみる思いです。
「ボヘミアの森と草原から」は初めて聴く曲でしたが、美しい風景描写を思わせる響きが全体を包み、なかなか聴きごたえのある曲でした。
ブラームスの2番は他の3つの交響曲と違い、明るく田園風景を描いたような印象の曲です。 1楽章、2楽章に出てくるホルンのソロがそんな気分にさせます。 ホルンのソロも素晴らしかったのですが、木管のアンサンブルも素敵でした。 そして、特に良かったのは弦です。なにしろ人数が多くて、よく揃っていて、メリハリがきいていて、元気がよくて、管に全く負けていないボリュームでした。1stVn 16名、2ndVn 13名、Va 11名、Vc 11名、Cb 7名 といううらやましいくらいの弦人数で、その響きは素晴らしいものでした。 終楽章の管に負けない弦の演奏は圧巻でした。 学生オケの域を越えたものを感じました。
千葉県文化会館といういいホールでしかも無料でこんな素晴らしい演奏を聴いていいのでしょうかと思えるほどです。 すごく得した感じです。 hiroko