久しぶりに秋らしい快晴となった日曜日、あすみが丘室内合奏団の第16回定期演奏会へ出掛けました。
会場の森のホールは私が以前所属していたM響の練習所として使っていた場所でした。
第1曲目はヨハンシュトラウスⅡの「こうもり」序曲です。難しい曲でしかも15名たらずの弦楽合奏ですから少々迫力に欠けるところはありましたが、開幕の曲として楽しく聴くことができました。
第2曲目はベートーベン交響曲第3番から第1楽章です。もちろんオーケストラの曲ですがこれを弦楽合奏で演奏するということでした。 どんな感じになるのだろうかとワクワクして聴きました。管楽のメロディーも弦楽で演奏しなくてはいけないので、通常のオーケストラの演奏よりももっと難しくなるだろうと思いました。 でも全体よくバランスがとれていてダイナミクスも十分表現できていて、細かいフレーズも綺麗に聴こえて引き込まれるような素晴らしい演奏でした。もともと弦楽合奏の曲かなと思えるほどでした。
休憩の後はミュージカル歌手の桝本和久さんの迫力ある歌声で楽しませてもらいました。
「ゴッドファーザァー」愛のテーマ、 オーソレミオ、 アンダンテカンタービレ、 魔法にかけられて、 タイムトゥセイグッバイ、 千の風になって、 さすがにミュージカル歌手だけあって声量があり感動的な歌声でした。
「アンダンテカンタービレ」は弦楽合奏で演奏されましたが、素敵な演奏でした。本来弦楽四重奏の曲ですが、各パートがひとつになってあたかも弦楽四重奏を聴いているような気持ちになりました。
あすみが丘室内合奏団は今回で3回目くらいですが、指揮者の辻博之氏の軽妙な漫談のようなおしゃべりが楽しくて、また聴きに来たいと思わせるものがあります。
今回も会場全体を笑わせて楽しませてくださいました。格調高い弦楽合奏と指揮者のおしゃべりと少しギャップはありましたが、本当に楽しい演奏会でした。
森のホール内部(舞台側) 森のホール内部(入り口側) 森のホール入り口
hiroko
hirokoさんからの鑑賞記です。森のホールは200席位の小さな音楽ホールですが、日本エアロビクスセンターのリゾート型施設を受け継いでいて素晴らしい自然のなかに音楽ホールが作られています。 KenM
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