2023年2月18日に長崎大学歯内-歯周病学教室同門会・第17回長崎歯周病学講演会が開催されました。長崎大学病院内の講義室にてハイブリッド形式(現地とweb)で行われ、院長の市丸が、”Strategy for stage4 periodontitis”という演題で講演しました。
歯周病の新分類の中でステージ4の歯周炎(stage4 periodontitis)は、多数歯の喪失、残存歯の移動や動揺(ぐらつき)、咀嚼障害(うまく噛めない)等が認められ、歯周炎の中で最も重症化した状態に分類されます。そのため、治療の難易度が高く、歯周病専門医による治療が必要と考えられています。当院では、開院から約23年間、日本歯周病学会専門医・指導医である院長を中心に、歯周病認定医や歯周病認定衛生士を含む歯周治療の訓練を受けた歯科医師や歯科衛生士がタッグを組んで歯周病治療に従事してきました。今回は、院長の市丸が、当院で実践してきたステージ4歯周炎(stage4 periodontitis)に対する治療戦略・方針について、科学的根拠も交えた内容で講演を行いました。参加された多くの先生方にも、大変興味をもっていただき、刺激的な話だったと思います。また、院長の他にも、5名の先生が登壇され、歯周治療、インプラント治療や歯内治療に関する症例や研究について講演をされました。どの講演も内容が濃く、興味深いものばかりで、わたくし自身も多くを学べて、大変充実した講演会でした。今後も、多くの先生方と切磋琢磨しながら、常に学ぶ姿勢を忘れず、自己研鑽に努めたいと思います。
歯周病は、適切な治療と予防を行えば、ステージ4の歯周炎であっても治ります。また、長期にわたって自分の歯で食べることもでき、全身的にも健康になれます。歯周病でお困りの方は、ぜひ、当院にご相談ください。
くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター(佐賀県鳥栖市)
副院長 山口 竜亮