4時間きざみです
禄太の生活行動パターンの時間です
ご飯、ねんね、チッチとウンチの確認、ワンクールで4時間きざみ。
ろ く た とは...
仔猫。
出会った新しい家族です、よろしくです。
去る9月1日
夕方8時頃、イチローとのいつものお散歩に出発しようと靴を履いてたら「に゛ゃ~に゛ゃ~」と聞こえてくる声は、か細かったけど紛れもない仔猫。はっきり聞こえました。
仔猫アンテナ(※1)をピーンと立て、なんなんライト(※2)を握り締めダッシュです、声は道路を挟んだ斜めお向かいから聞こえており、工事中で足場が組んであるその建物は(写真はお昼の撮影)日頃から車の往来が激しく人間が横断するだけでも気が抜けません。
コンクリートの建物のは、この時間帯でも輻射熱でムシムシ、汗がじわっとつたってきましたがドキドキして、拭う余裕がありません。
うす暗い足元を確認しながら息を潜め、そぉ~っと、声のする階段室の方へ...
...案の定、近づくと声は止みます...1匹の様です...しかし...隣接している建物と2mくらいの高さブロックの隙間は約10センチで、握りこぶしがやっとはいる程度でした。声はそこから聞こえているような気がします。
ん~どうしたら隙間を覗けるかしら...靴を脱ぎ、駐輪してある自転車を踏み台に(自転車さんありがとうございました)隙間に上からライトを当てると、黒っぽくてモゾモゾ動く生き物が見えました!
いたっ!
ここからは時間とも勝負です、少しでも目を離すと見失ってしまいます。
あ、バックしてる!警戒されてしまったかも...
猫の番頭さん(※3)お願い、見逃して...と祈る思いです。
...やっぱり、食べ物しかないな。
準備よろしく持参したカリカリを少しづつこちら側に巻きます
しめしめ、ちまちまと近づいてきました。
あと少しです、慎重に...隙間の出口の室外機のそばまであと少し、そうすれば手が届きます。こっちにおいで...そう...その調子
よしっ!
ガシッと優しく一気に着ていたパーカーで包みます
何事かと驚き、必死で高い声で鳴く仔猫ですが、自宅へダッシュです。
※1ゲゲケのキタロウみたく仔猫に反応する様。くるねこ大和さんも妹さんも持っている。
※2普通のペンライト。にゃんにゃんをもじって、なんなん。
※3くるねこ大和さんの本に登場している。あの世とこの世の境にいて帳面を付けている。
この間1時間弱、いま考えるとかなり怪しい行動です(笑)
しかも、イチローは玄関で待ちぼうけ、シューマイくんは晩御飯を待ちぼうけさせてしまいました(大汗)夢中だったもので...ごめんなさい
で、こちらが可愛いの、どうです(自慢げ 笑)
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最初は怖くて(そりゃそうだ)パーカーから顔をださなかったのですが、落ち着いたところでネコ缶と水を口元に持っていくと、よほど喉が渇いていたのでしょう、水をカプカプと咬んで!飲んでました...じっくり時間をかけて落ち着かせたかったので、食事中の写真は後日のものです。
そんなに急がなくても沢山あるよ、むせちゃうよ。
ほらほらご飯もたんとあるからしっかりお食べね。
勢いよく食べる仔猫の身体を改めてみると、今年の春に病気で虹の橋を渡った七宝ちゃんと柄がそっくりなのに気が付き、同時に喜びの涙がじわっとあふれ出てきて姿がよく見えなくまりました。
風ちゃんに写真を送ると
「やっぱり禄太になって帰って来たね靴下履いて会いに帰ってきたね」
とお返事がきました。
どんなお別れの形でも、もっとああすればよかった、とか、こうしたらずっと長生き出来たのかもしれない...と自責の念が常にありました。
あの日をやり直したくてタイムマシンやドラエモンのどこでもドアが欲しかったです。
でも、こうして再び出会い新しい命を紡いでいけると解り...
一言では言い表せないほど嬉しかったです。
だから
お帰り禄太、待ってたよ。
いつも読んでくれて本当にありがとうごさいますずっといい日でありますように