堂場瞬一著「罪の年輪」文春文庫刊
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167921804
12年ぶりに読む堂場瞬一
2005年から12年まで新刊が出るとすぐに読んでいた、
ヒットしはじめた鳴沢了シリーズには特に入れ込んで
とんがった鳴沢に愛する家族ができそうになって
しリースが終わるのには納得しかねていた。
ラストライン6「罪の年輪」は
帯に「超高齢の容疑者と対峙する岩倉の戸惑い」と書かれていて
暫くぶりに読む気になった。
ベテラン刑事、岩倉剛「ガンさん」の名前に記憶があったので
何冊か読んでいたのかもしれない。
老人施設の入居者が夜中に連れ出されて
玉川上水の河川敷で発見された。
87歳の老人が自首してきたが
動機に納得するものが得られない。
刑事は55歳、若い頃ほど動きが早くないし
文中のボヤキが多い!
きっと作者も一緒に歳をとって、
身につまされているのだろう、、が多過ぎる。
納得でにない事はとことん突き詰め
87歳の被害者の正体を突き詰め
87歳犯人の家族の秘密を暴く
立川署でそこそこ満足していたのが
一転、また本庁に移動することにし
恋人とも娘とも上手く付き合っていけそうな
ガンさん再生の物語だったみたい、、
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