体験講習を経て、今日から新塾生になった彼を見送りに行った時。・・・
「塾長、日曜日自習に来ても良いですか?」・・・
彼は、大手他社の有名塾に通っていたのだが一年経っても全く成績が上げられず、テスト前2週間は毎日その塾に通っていたのだが、全く良い事が無かった。なぜだろうか?とも思っていたそうです。その内親御さんも例の「合ってないのだろうか?」という不安に襲われて、うちに相談に来られたのだ。・・・
先日ここで話していて、即わかったのだが要するに「やってない」のである。・・・
自分で進めていない。他力本願だったのです。その塾に行けば、ただ行くだけで何とかなる。と、そのネームバリューだけで信じていた。しかし・・・
確かに、やらされながらも気がつけば出来るようになっていたなんていう場合もあり得る。塾まかせでもなんだか学力がついてきて、学校のテストなど簡単に解いてしまう場合もあるかもしれない。けど、そこまで凄い塾は未だかつて聞いた事が無い。・・・
本人のやる気があって、実際に前向きに進めてこそ、知識は定着するものですね。他力本願では、ただ単に椅子に腰かけて言われるがままするだけでは、まったく記憶に残らない。そういうものです。人任せではどうしようもないですね。・・・
たぶんそうだろうとすぐに気付いて、そこからいつものアドバイスを開始した。・・・
面談時。・・・
「じゃ~、教えてほしいのだけれど。学校の提出課題はいつ終わらせてる?」・・・
「テスト発表があってから進めてます~」・・・(テスト発表時に提出課題の範囲を特定して、やらせるという学校の思惑・テスト当日までに仕上げて提出させるものです。)・・・
「あっそう!そんな事をしてるからいつまで経っても成績が上がらんのだ!」・・・(一喝)・・・
えっ?と、目を丸くして私の話を聴きはじめました。・・・
そもそもその提出課題なる物は、基本の基礎の問題集。決して応用問題ではなく、あくまで基礎を固める(確かめる?)位なもので、そこからは当然テスト問題は出さない。あまりにも簡単すぎるし、これが入試ともなると雲泥の差となります。学校の先生もそう甘い問題は出さない。・・・
ではそれをいつやるのか?学校で教わったらすぐにやる、基礎を定着させる用です。・・・
ましてや、本来テスト勉強は日々続ける事が第一歩ですし、テスト一週間前はある程度定着した基礎を使って応用問題や更に突っ込んだ問題に取り掛かってこそ、テスト対策になりますね。それがそもそも出来ていない。そういうように学校が気付かずに持って行っているようです。・・・
いくらテスト二週間前に毎日塾に通っても、実際に必死にこなしているのは、応用問題ではなく基本の基礎問題で、更に間に合わなくなり答えを丸写しで提出なんて事になっているようです。それでは、いくら大手の塾に通っても上がりっこない。・・・
そこを彼に話しました。更に方法やら考えやらを話して体験が終わり、入塾してもらって今日が初めの本授業でした。・・・
「日曜日来ても良いですか?学校の課題を進めておきたいんです~」・・・
彼はしっかり私の話を聞いて確信したようです。・・・
彼はもう決断しています。必ず成績を自らの手で上げてやると・・・
それを手前で終らせたら、うちから応用問題のプリントを出してやって貰います。・・・
この方法で、ほとんどの生徒がどんどん上げて来てくれています。・・・
(プリントの内容については、企業秘密。)・・・
全く同じことを去年から続けて来ましたが、どうしても課題が残って肝心のテスト対策がおろそかになりました。今年は違います。秘策を講じています。・・・
だから、慣れている子は、「塾長!課題終わったしする事ない~プリントくれ~」(女子です)・・・という事になります。更にその250Pほどのプリントもこなして、「もっとないん~?」と要求して来ます。更にプリントを出して、結果が450点です。すごいですよね~。この子たちは~・・・(当然、全員女子です)・・・
果たして、燃えて来た彼らは「リベンジ」出来るか?乞うご期待!・・・
明日に、期待!・・・