今日日曜日は、定例のお手紙作成と請求書、3年生の五ツ木テスト特別回の案内、を同封してテキストファイルに入れる作業であります。・・・
最近は定番で自習に来てくれる生徒がいます。わざわざ自転車で片道30分掛けてくる生徒もいます。彼らは、次の期末テストで点数勝負するらしい。・・・
「おう!絶対負けへんからなぁ~」・・・
「へっ!掛かってこんかい~」・・・
がんばっております。・・・
お互いに、数学の問題を議論しながら解いています。これぞ!勉強!ザ・勉強!であります。・・・
当然ではありますが、昨日のお話しの続きではないにしろ、学校では見かけない光景であります。(最近)・・・
良いですねぇ~・・・
ここは、勉強する居場所なのです。・・・
こどもたちは、基本的に勉強がしたいのです。・・・
テレビも、うるさいお母んも、ウザイお父んも、勉強の邪魔をするものが何もない環境。しかも周りには、参考書や問題集があり、更に理解できない部分を聞く事が出来る人がいる。・・・
それだけではない。暖房も利いているし、適度な湿度で空気も良い、無料でドリンクやお茶が飲めるし、室内はきれいに清掃もされているし、トイレも臭いどころか良い匂いがするし清潔だ。・・・
こんな環境下で、自分がやりたい勉強が出来るのだから、居座るのもうなずける。・・・
そして何より、何時でもウエルカムだから尚更である。・・・
日本語では、「ようこそ!いらっしゃいませ!お待ちしておりました。」・・・
こどもたちには、このこころよく受け入れてくれる場所がなくなりつつあるのです。・・・
学校では、(もう来るなぁ~、あと数か月でこいつら卒業するからそれまでの辛抱)・・・
コンビニでは、(また来たんかいなぁ~、ワイワイうるさいし、ちょっとしか買わんし、よう見とかんと万引きするかもね~)・・・
家では、(もうええ加減に勉強せい~よ!言うたら反抗するし、困ったなぁ~)・・・
悪い塾では、(はぁ~、何をしても理解しよらへん。勉強する気が無いんかいなぁ~。適当に特別講習に入れて、しんどい分お金貰おうかい)・・・(最悪っ!許せませんね!)・・・
とまぁ、全てではなくごく一部の処のお考えではないかと思うのです。(そうあってほしい)・・・
ただ、こどもたちは決しておバカではない。こういう事を感覚で感じ取ります。だから、何もないのにいきなり反抗したり、イラついたりするのです。大人はみんなこんなもんかと・・・
こどもだから、躾けないといけない。こどもだから、言わないと分からない。こどもだから・・・
なぜ?こどもだとそうなるのか理解不能です。こどもだからこそ、守ってやらないといけない。こどもだからこそ、良い知識を教えてあげたい。こどもだからこそ、未来を託して信じたい。・・・
こどもだからこそ、根っからの悪いやつはいないのです。悪くしたのは、周りの大人、環境です。・・・
「あの子なに?あんな格好して~不良?」・・・
「あいつらなに?何十人も集まってどこか襲うんかいな~怖いね」・・・
決めつけていますね。では、何と比較して決めつけているのか?・・・
大人たちのこどもの頃や今までの教育や周りの大人の感覚を元にして、「あれは駄目!これもいかん!それもどうか?」と決めつけています。確かに日本の道徳も何処かに行ってますが、間違いなくまた戻って行きます。それよりも、大昔の常識は今や通用しないと言うのが本筋の話でしょう。・・・
こどもたちの置かれている環境は、その昔の環境とは違うのです。・・・
医学が日々進歩して、新たな発見や新たな治療法などが開発されていきます。未だに人間の身体の細部まで解明されていないと言うのも現実です。でも、現在治療できない病も数年後には簡単に治療できるようになっているかもしれない。・・・
今現在では、「不治の病」が常識でも、先では「治せる病」となり常識が非常識になり替わる。・・・
だから私は、今の常識は、先では非常識となる場合がある。と、信じています。今の常識をそのまま当てはめてしまう事の危うさを感じるのです。・・・
今日はこの辺で・・・
今から、新人スタッフの歓迎会に参加です。しかし、天候が荒れて来ています。・・・
明日に、期待!・・・