先日ヨロイイタチウオと一緒に、アジ科のアカアジを購入した。アカアジは日本の広域の沿岸に生息する、尾が赤いムロアジ属の一種であるが、ながいこと学名は混乱の極みにあった。現在はDecaperus akaadsiという名前が一般的に使用されている。かつてDecapterus akaadsiはDecapterus kurroidesのシノニムとされそうだったが、現在は両種は異なる種で、後者にはキツネアカアジなる種標準和名が与えられた。もう2種、オアカムロ、サクラアジという種もいるが今回は割愛。
さて、そんなアカアジであるが、このアカアジを前回食したのは2012年のことだから食するのは12年ぶりということになる。その時は愛媛県八幡浜の(有)昭和水産の宮本さんから購入。今回のは長崎県産で、マルホウ水産の石田拓治さんより。いつもみなさん、ありがとうございます。
アカアジの塩焼き。私は塩焼きよりもお刺身がすきなので、我が家でアジ科の塩焼きが出るときは私ではなく、ほとんどの場合は家族のリクエストである。私も1匹塩焼きで食してみたが、脂ののりがそこそこで非常に美味しい。
アカアジのお刺身。ちょっと時間がたってしまったためか、尾の赤い色彩が薄れてしまっている。そのため見た目はイマイチなのであるが、味は絶品である。2012年に入手した際も刺身で食したような気がする。
アカアジのたたき。たたきの上に刻みねぎをかけたもの。これを甘めの醤油でいただくのがマイスタイル。3タイプのやりかたで食したアカアジであったが、このたたきが一番美味しかった。マアジやクサヤモロなんかも、刺身よりもたたきのほうが好きだ。アカアジはアジ科の中でもとくに美味な魚であるが、なかなか販売されていないのが残念である。今回のアカアジは先述の通り、石田拓治さんより。いつもありがとうございます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます