2007年度音楽賞・途中経過

　香港の4つのメディアの音楽賞、前半2つが発表されました。
　新城勁爆頒奬禮2007（新城）
　叱咤樂壇流行榜頒奬典禮（商業）
　　＜注…変な画面が出たら、エンコードを繁体字中国語（Big5）にしてください＞
　新城電台の賞は、「行けば誰でも何かもらえる」というほど数が多く、今年は115個の賞があったとか。昨年は金牌の歌手が多く受賞したため、環球（ユニバーサル）が「不公平では？」と不満を表明したが、今年は環球・正東が賞を多く獲るとの噂に、今度は金牌が所属歌手を欠席させた。
　やはり環球・正東が22個と多く獲得したが、金牌も13個あったので、新城サイドは「これだけ賞があるのに、なんで来ないの？」とチクリ。
　これまでのところ、陳奕迅（イーソン・チャン）がリード。古巨基（レオ・クー）、張敬軒（ヒンズ・チョン）が続いている。女性は容祖兒（ジョーイ・ヨン）がやはり強いが、何韻詩（デニス・ホー）も意外と健闘している。グループ・バンドで農夫やZarahnが評価されているあたり、香港ポップス界の多様化がうかがわれる。
　私が気になる新人、洪卓立（ケン・ホン）と周柏豪（チャウ・パッホウ）がリード。陳柏宇（ジェイソン・チャン）が圧倒的に強いのかと思ったら、オンエア率を重視する商業電台で賞なしに終わった。05年度の側田や衛蘭のような金賞総なめは難しいとしても、４つ全部で何かしら獲ると思ったんだけど＾＾；　女性は全体の完成度で李卓庭（ユニックス・リー）が強そう。グループ・バンドでHotChaは当然として、朱凌凌が健闘しているのが注目される。
　衛蘭など、東亜所属の歌手がそれほど大きな賞をもらってない感じ。世代的には、許志安、梁漢文あたりが新城ではそこそこだったが、叱咤ではあまり評価されてないのは、さすがに若手に押されてきたかな？
　このあと、12日にTVBの十大勁歌金曲、19日に港台の十大中文金曲と続く。ベテラン組の巻き返しがありそう