去年来、急速に脚光を浴びる生成系Aiだが、日本では教育産業が小学生向けサービスを始めたりして、どうも前のめりになっていると感じる
色々な情報を集約してそれらしい文章や画像を生成するが、今までの検索エンジンと同様にそれが正解か?あるいは著作権を侵害していないか?などはわからない
今日は私の卒業した小学校の周年式典に出席したが、PTA会長があいさつの冒頭で「あいさつ文」を読み上げた後でそれが Aiが作成した文章であることを明かし、その後でご自分のあいさつを披露した
時宜に即した面白いものだったが、聞いていて学校の設立年を間違えていることに気がついた
終わった後で控え室で会長にそれを指摘すると気がつかなかったというのでみんなで大笑いになった
これは調べれば誰にでもすぐにわかる間違いだが、専門的なことなどになると意見の相違や環境バイアスでどれが正解か微妙になる問題もあるだろう
それらの間違いや問題を誰がどのようにして使った人間に知らせることができるだろうか?
検索エンジンでは検索者の希望に沿って関連情報を選り分けて表示することで、本人は本当は見たい周辺情報を見ることができないことになっている
SNSで同意見の人が独自の世界を作って問題を先鋭化することが様々な問題を引き起こしていることは参考になる
生成系Aiは便利なのは間違いないが、開発に携わるエンジニアたちが将来社会に及ぼす様々な危険性について言及していることに留意が必要だ
教育現場では利活用や子供の利用指導について悩んでいる教師も多いだろうし、国家レベルや自治体での指針を待つことなく自分たちで専門家などに意見を聞くなどする機会があればいいと思う
当面は小学校はもちろん中学校までは利用を制限し、批判的視野を持てる高校生くらいからにすることが適切と考えている
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