前回から
書類を整理していたらこんな物が出てきました。
2007年06月25日
(株式会社Fからの封書の図)
(株式会社Fからの手紙の図)
拝啓 梅雨の折から、ますますご健勝の事と存じます。
給料についてのご督促をいただき恐縮に存じております。本来なら何はさておきご送金申し上げるべきところ、心ならずも遅れてしまいましたこと、誠に申しわけなく深くお詫び申し上げます。
業務不振で遅延するに至ったしだいでございます。弁解の余地なく恐縮致しております。
つきましては平成19年7月31日までに未払い金208,000円を送金致しますので、何卒ご了承下さい。
今後はこのようなご督促を受けることのないように努力していく所存でございますので、なにぶんにもご容赦くださいますよう、切にお願い申し上げます。重ね重ねお詫び申し上げます。
貴方のますますのご発展をお祈りするとともに、お詫び申し上げます。敬具
ウソつき・・・
詫び状を書いたからと言って私の怒りが収まるわけも無く、「こんな手紙(しかも内容証明郵便ではない)をよこしてくるくらいなら直ちに未払給料を送金して欲しい」と思ったが、実はこの手紙が表す真の意味は、
- 本当は送金する気が全くない
- 「送金しない」「払えない」という意志(これらは口答でも文章でも問わない)を伝えてしまうと「詐欺罪」に問われてしまう
- そこで定期的にこのような「(口先だけでも)払うよ」という意志を伝えて詐欺罪を免れる、いわゆる「法律上のテクニック(脱法行為と言ってもいいだろう)」
なのだ。
今こうやって書いている2011年08月28日現在、未だに一銭も支払われてはいない。
ところで、気になったのが会社の住所。以前の事務所の住所とは全く別の住所が書かれているので(図ではモザイクをかけているが)、事務所ごと引っ越したのかもしれない。実在の住所かどうか、確認をしなければいけないと思った。
つづく / この記事の続き