アイデアリズム idealism daydream

MSXエミュレータあれこれ Mac編

 前回に引き続き、今回はMac版のMSXエミュレータのご紹介。

 ちなみにウチのMacはiBook G4 800MHz、RAM640MB、MacOSX 10.4.11ということを予めご了承ください。テストに使ったソフトも前回と一緒です。

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fMSX ver3.5.1」 (MacOSX 10.4以上、Universal Binary)



・かなり快適に動作する(ほとんど60fpsで動作する)
シェアウェアなのが残念
・イメージファイルに対して勝手にタイプとクリエータやらカスタムアイコンを付ける(支障があるわけじゃないがなんか嫌だ)
スペースマンボウMSX2+動作時、スクロールがカクカクして変だ(MSX2動作時はOK)
PSGSCCFM音源全てにおいて切れが悪く、間延びしたサウンドになる(ボリュームの細かい命令を無視しているのかも知れない)
・ディスクの書き込みが上手く出来たり出来なかったりとかなりテキトー(読み込みはOK)

 完成度が一様に高く、エフェクトをかけようがバックグラウンドで他のソフトをガンガン使おうが、安定したスピードで動きます。ゆえに「サウンドとディスクの動作の適当さ加減」が非常に残念です。

 ちなみにUniversal Binary(ユニバーサルバイナリ)とは、MacOSXのソフトの中でPowerPC系、Intel系の両方のMacで動くソフトの事です。

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MFreeOSX ver0.01」 (MacOSX 10.4以上、Universal Binary)



・まだ開発途中のエミュレータ
BIOSの各ROMファイルを用意するのが面倒くさい
・開発途中の為か速度が遅く、上の画面になるまで約47秒かかった(fMSX ver3.5.1では約15秒)
・画面の下に青い線が残る
・速度が遅いのでPSG、SCC、FM音源のテンポも遅過ぎて良いのか悪いのかよく分からない

 まだ生まれたばかりのエミュレータなので感想を言うのは時期尚早かな・・・と。温かく見守ってあげたい今日この頃です。

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freeM ver1.10」 (MacOS 9.x / MacOSX 10.4.xまでのClassic環境)



・かなり快適に動作する(Macの256色モード時)

・Macの256色モードに最適化されているので、32,000色や1670万色にすると速度が一気に低下し、MSXの画面がインターリーブではなく強制的にスキップラインとなる(スキップラインの方が実際のMSXの画面に近いが、パソコンのモニター上では暗く見えるのであまりミンナ好まないだろう・・・TVはパソコンのモニタよりも輝度が高いので暗くは見えない)

・Classic環境(MacOSX 10.4.xまではMacOS 9.xのソフトが使えるモードのこと。但しPowerPC機のみ)でこのエミュレータは使えないと説明書に書いてあるが、実際は使う事が出来る

・BIOSの各ROMファイルを用意するのがやっぱり面倒くさい
・PSGは間延びする
・SCCは大体合っているような気がする
・FM音源は多少ノイズ混じりの曇ったような音で、長い間聴いているとだんだんPSGとテンポが合わなくなってずれてくるが、ヒョンな事で元に戻ったりする
・SCCやPSGのデータを表示出来るので勉強になる・・・カモ

 上記の「MFreeOSX」と同じ作者さんのMacOS 9.x用MSXエミュレータです。
 私はネイティブにMacOS 9.xで起動するMacを持っていません。Classic環境上での感想だということを予めご了承ください(結果が違うかもしれません)。

 ディスクは問題なく使えますが、ROMカセットはDock上の「freeM」アイコンに直接ドラッグ&ドロップし、freeMのリセットをかけると使えます。
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