暑かったですねー。今日はお休みの日だったんで、獅子吼エリアに朝から直行・・・しませんでした。帰省するんで、その前に捨てれるゴミを市の施設に持って行きました。受付は10時からです。ちょっと早めに着いたんですが、受付はOKでした。それからエリアに行ったので、着いたのは10時半。ほんで、さわやかぁに1本ぶっとんで今日のフライトは終了。それから大学に出て、増殖のいい酵母は次の培地に移して、あかんコは培養継続っていう処置。
実験というものは毎日やってこそ進むもので、数日休むためにはその前後の数日が犠牲になる。出張の多かったQ大時代、初めて得たポジションだったからよろこんで飛び回ってたんだが、その時は院生達からデータをもらって外でしゃべることはしなかった。自分のチームはあったんだけどね。全て自分の仕事だけで・・・これはきつかった。さらに院生達はこれを当然だと思うようになってしまったから、必要な時にも・・・あーこれ以上書いたらグチになるっ・・・・もうなってる。(笑)
そういった経験もあって、金沢に移ってからはボッチで実験するようになった。まあ、僕の実験は古くさいから、これからのある院生にはかわいそうだし・・・今の職場でそろそろゼミを持つことを考えるようにいわれてるんだけど、「独りがいいです」って言ったら怒られるだろうなぁ。昔お世話になった東大(現名誉教授)の東江先生は、退官するまで自分で遺伝子クロ−ニングして塩基配列決めてたって聞いてます。こうでありたいです。彼の場合、退官後も実験したくて東大ん離れてからも研究員として働いたとのこと。それでCELLにペーパー出しちゃうんだから、バケモノだなぁ。(あ、実際のとこは知りませんよ。わたしゃ、東大方面に詳しくありませんから)
台風5号酷暑 2日連続猛暑日100超 (tenki.jp)
台風5号 鹿児島・宮崎の一部が暴風域 あす朝に四国へ
高知にはもう雨が強く降っているようですが、明日が本番です。たぶん上陸するでしょう。九州に上陸するかと思ってたら台風の中心は宮崎沖を通過したようです。かなり東にずれましたね。火曜日あたりに金沢の南側を通過しそうです。これだと白山ブロックが効いてくれそうです。
これはちょいとポジティブに驚きました。
シャープ、老化物質「AGEs」を簡単に検出するセンサー開発(財経新聞)
AGEというのは、"Advanced Glycation End products"。糖とアミノ酸が結合してできるゴミみたいなもん・・・食べ物に香ばしい風味が美味しくなったりするんですが・・・ポテチに生じるアクリルアミドもその一種なんであります。
実験的には、BSAとグルコースを混ぜて37度で1週間くらいインキュベートして作るんだそうだ。老化研究で問題にされるのは、血糖値が高い人では血清アルブミンとグルコースが長い時間血中で一緒にいるわけで、体内に貯め込んでしまうAGEが多くなることです。健康に悪そうですよね。
さて、シャープの技術はAGEのなかに特定の励起光を照射すると蛍光を放つ性質を持っているものがあるので、この性質を利用してAGEを測定するというもの。左手中指を測定部に挿入するだけで、AGEの体内蓄積レベルを簡単に測定するそうです。しかし、製品は医療機器としての申請・審査は受けてないため、医療行為に用いることはできない。AGEに加えて、血圧や消費カロリーといった他のセンサで取得したデータと合わせて、ヘルスケアでの用途拡大を目指すのではないかと記事は書いております。AGEが多かったからといって、それを減らすにはどうしたらいいとかがわからないんで悩ましいです。
食品のAGEは欧米では深刻な問題に
カリッと香ばしいフライドポテトが消える? EUとベルギーのポテト論争 (NEWSWEEK)
そもそも「ベルジャンフライ」であって、「フレンチフライ」ではないこと自体知りませんでした。
ベルジャンフライの製法を禁じるつもりはないといわれても、ベルギーでは大騒ぎだったようです。日本でいうと、ごはんの炊き方を変えろといわれるようなもんですね。糖とアミノ酸が反応したものって、いろいろとあるんですが、食べ物を美味しくしたりもするんですよ。酵母を培養する時に糖とアミノ酸を別に加熱殺菌した時と別々に加熱殺菌した時、ちょと育ちっぷりが違うんですよねぇ・・・ま、今は炭素源を変えて実験しなきゃいけないんで、別々に調製して使用前に混ぜるの一択なんだけど。ちなみに、アクリルアミドを培地に仕込んだら微生物の生育はおちます。量的な再現性をとれてないんでペンディングにしてますが。
まだちょっと書きたいことありますが、もう23時なんでこの辺にしときます。では、おやすみん
本日のお酒:KIRIN CLASSIC LAGER + 立山 特別本醸造 + 竹葉 冷美酒
実験というものは毎日やってこそ進むもので、数日休むためにはその前後の数日が犠牲になる。出張の多かったQ大時代、初めて得たポジションだったからよろこんで飛び回ってたんだが、その時は院生達からデータをもらって外でしゃべることはしなかった。自分のチームはあったんだけどね。全て自分の仕事だけで・・・これはきつかった。さらに院生達はこれを当然だと思うようになってしまったから、必要な時にも・・・あーこれ以上書いたらグチになるっ・・・・もうなってる。(笑)
そういった経験もあって、金沢に移ってからはボッチで実験するようになった。まあ、僕の実験は古くさいから、これからのある院生にはかわいそうだし・・・今の職場でそろそろゼミを持つことを考えるようにいわれてるんだけど、「独りがいいです」って言ったら怒られるだろうなぁ。昔お世話になった東大(現名誉教授)の東江先生は、退官するまで自分で遺伝子クロ−ニングして塩基配列決めてたって聞いてます。こうでありたいです。彼の場合、退官後も実験したくて東大ん離れてからも研究員として働いたとのこと。それでCELLにペーパー出しちゃうんだから、バケモノだなぁ。(あ、実際のとこは知りませんよ。わたしゃ、東大方面に詳しくありませんから)
台風5号酷暑 2日連続猛暑日100超 (tenki.jp)
台風5号 鹿児島・宮崎の一部が暴風域 あす朝に四国へ
高知にはもう雨が強く降っているようですが、明日が本番です。たぶん上陸するでしょう。九州に上陸するかと思ってたら台風の中心は宮崎沖を通過したようです。かなり東にずれましたね。火曜日あたりに金沢の南側を通過しそうです。これだと白山ブロックが効いてくれそうです。
これはちょいとポジティブに驚きました。
シャープ、老化物質「AGEs」を簡単に検出するセンサー開発(財経新聞)
AGEというのは、"Advanced Glycation End products"。糖とアミノ酸が結合してできるゴミみたいなもん・・・食べ物に香ばしい風味が美味しくなったりするんですが・・・ポテチに生じるアクリルアミドもその一種なんであります。
実験的には、BSAとグルコースを混ぜて37度で1週間くらいインキュベートして作るんだそうだ。老化研究で問題にされるのは、血糖値が高い人では血清アルブミンとグルコースが長い時間血中で一緒にいるわけで、体内に貯め込んでしまうAGEが多くなることです。健康に悪そうですよね。
さて、シャープの技術はAGEのなかに特定の励起光を照射すると蛍光を放つ性質を持っているものがあるので、この性質を利用してAGEを測定するというもの。左手中指を測定部に挿入するだけで、AGEの体内蓄積レベルを簡単に測定するそうです。しかし、製品は医療機器としての申請・審査は受けてないため、医療行為に用いることはできない。AGEに加えて、血圧や消費カロリーといった他のセンサで取得したデータと合わせて、ヘルスケアでの用途拡大を目指すのではないかと記事は書いております。AGEが多かったからといって、それを減らすにはどうしたらいいとかがわからないんで悩ましいです。
食品のAGEは欧米では深刻な問題に
カリッと香ばしいフライドポテトが消える? EUとベルギーのポテト論争 (NEWSWEEK)
そもそも「ベルジャンフライ」であって、「フレンチフライ」ではないこと自体知りませんでした。
〈以下引用〉
ベルギーではとある論争が巻き起こっていた。欧州委員会はアクリルアミドを削減する調理方法として、ベルギーの国民的料理であるフライドポテトの伝統的な調理方法を変えるよう提案したのだが、これが政治家をはじめベルギー国民の神経を逆なでしてしまった。
欧州委員会のプレスリリースによると、アクリルアミドは高温での調理でアミノ酸の一種であるアスパラギンと糖類が反応することで生成され、特にジャガイモ製品、シリアル製品、コーヒーなどで顕著だという。
伝統的なベルギーのフライドポテトは、ピンチェという品種のジャガイモを熟練の職人が手作業でカット、そして生のまま馬か牛の脂で二度揚げされる。これによって、外はカリカリ、中はしっとりという独特の食感が生まれるという。
ところが、この方法によりアクリルアミドがより多く生成されるという報告があり、欧州委員会はジャガイモを一度湯通し・下茹でしてから揚げる方法に変えるよう提案。アクリルアミドの生成が妨げられるというのが理由だが、そんなことをしては伝統の味が損なわれるとして大反発が起こった。
ベルギーではとある論争が巻き起こっていた。欧州委員会はアクリルアミドを削減する調理方法として、ベルギーの国民的料理であるフライドポテトの伝統的な調理方法を変えるよう提案したのだが、これが政治家をはじめベルギー国民の神経を逆なでしてしまった。
欧州委員会のプレスリリースによると、アクリルアミドは高温での調理でアミノ酸の一種であるアスパラギンと糖類が反応することで生成され、特にジャガイモ製品、シリアル製品、コーヒーなどで顕著だという。
伝統的なベルギーのフライドポテトは、ピンチェという品種のジャガイモを熟練の職人が手作業でカット、そして生のまま馬か牛の脂で二度揚げされる。これによって、外はカリカリ、中はしっとりという独特の食感が生まれるという。
ところが、この方法によりアクリルアミドがより多く生成されるという報告があり、欧州委員会はジャガイモを一度湯通し・下茹でしてから揚げる方法に変えるよう提案。アクリルアミドの生成が妨げられるというのが理由だが、そんなことをしては伝統の味が損なわれるとして大反発が起こった。
ベルジャンフライの製法を禁じるつもりはないといわれても、ベルギーでは大騒ぎだったようです。日本でいうと、ごはんの炊き方を変えろといわれるようなもんですね。糖とアミノ酸が反応したものって、いろいろとあるんですが、食べ物を美味しくしたりもするんですよ。酵母を培養する時に糖とアミノ酸を別に加熱殺菌した時と別々に加熱殺菌した時、ちょと育ちっぷりが違うんですよねぇ・・・ま、今は炭素源を変えて実験しなきゃいけないんで、別々に調製して使用前に混ぜるの一択なんだけど。ちなみに、アクリルアミドを培地に仕込んだら微生物の生育はおちます。量的な再現性をとれてないんでペンディングにしてますが。
まだちょっと書きたいことありますが、もう23時なんでこの辺にしときます。では、おやすみん
本日のお酒:KIRIN CLASSIC LAGER + 立山 特別本醸造 + 竹葉 冷美酒