Rー50人生100年時代の私のライフデザイン。定年後の定年のない人生。終身フリーランス。

Rー50、50歳未満入場禁止。年金に頼らず楽しく仕事を続けていくためには、しっかりしたライフデザインが必要です。

R50 Life Design:もっと設備管理の重要性を考えては!

2023年08月05日 22時22分26秒 | 60歳過ぎての転職
外資系金融機関の設備管理に深く携わって3件目となるが、設備管理に対する顧客の関心はどこも薄い。

前にも書いたように設備管理の仕事は、外資系金融機関の場合、総務部の仕事の一部に過ぎない。

しかも、総務部の仕事は金融機関の主要業務ではないのでアウトソースされている。

今、お世話になっている会社も含め、総務部のスタッフは30名前後で、社員は1~3名程度。

30名の中の1名~2名が私のような設備管理の窓口となるエンジニアで、更に実際に設備点検等を行うビル管理会社のエンジニアが数名いる構造だ。

このような体制ながら、設備管理の役割は大きい。

電気が止まってしまえば業務遂行に必要なサーバーやPCが停止してしまう。

そういう重要度の高い設備でありながら、金融機関のマネジメントは、日頃、その重要性を忘れている。

何回もシステムダウンをした某銀行同様に、金融機関の本業でない部分にはトップマネジメントは力を入れないのだ。

だからこそ、停電事故等を未然に防ぐための予防保守の考え方をもう少し理論的に説明できないかとこの一か月ほど考えている。

あれ~、じーさん、真面目に仕事してるな・・・・・



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

R50 Life Design:転職先での適応力

2023年07月23日 22時55分20秒 | 60歳過ぎての転職
法人市民税納税の市の指定金融機関が「みずほ銀行」であったので、職場近くにあるみずほ銀行本店に行ったら、「予約はありますか」と聞かれた。
よく見ると以前のようには客はいない。私を入れて6人。予約はしていなかったので、整理券を持って呼び出しを待った。

<以前、お昼時は満席でしたが。>


予約優先なので待つこと25分。ようやく窓口に行くと「会社の口座はお持ちですか」「いいえ、私個人の口座はありますが」「次からは会社の口座のある銀行に行ってください」とのこと。でも市の指定なんですけど・・・・・支払い済みの伝票を受け取る時、もう一度、「次はお口座をお持ちの銀行で」。

「そうか、みずほ銀行はリストラ中なんだ」と気づいた。本店といえども窓口の人は以前の五分の一程度の僅か二人。予約ベースのオペレーションにして業務を効率化。なるほど。2021年までに8千人、2026年までに約1万9千人分の業務を削減(=人員削減とは言っていないが)と以前発表していた。税金の納税処理などやってられないのだ。

私には心地よい時間ではなかったが、超低金利・グローバルな競争の厳しい時代、このような改革は必須だ。遅すぎたくらいだ。

納得。

しかし、社員やそこを職場にする派遣社員はたまらない。特に長年、一つの会社に勤めて、その会社の仕組みに最適化した人は、転職先での適応が難しいかもしれません。むしろ、派遣社員の方が、柔軟性があるでしょう。

6回仕事を変えた私が言うのだから間違いない。エンジニアからスタートし、マーケティング、営業、経営と守備範囲を少しづつ広げ、サラリーマン生活を送った後に、まったく異なるビル管理業界で10年、個人事業主として生き抜いている。

転職を通して適応力がついてきた気がする。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

R50 Life Design:外資系企業の設備管理エンジニアは孤独な存在

2023年07月17日 19時56分02秒 | 60歳過ぎての転職
設備管理の会社のエンジニアと異なり、外資系企業の総務部の一員として、その企業の電気設備や空調設備を協力会社とともに管理する設備管理エンジニアは孤独を感じることが多い。

というのも総務部の主要な管理職および部員は、ほぼ庶務係。設備管理には全く関心がなく、仕事上に繋がりも少ない。

このため社内会議などの内容もその99%は庶務の話。什器・備品の購入・移動・修理、社内イベントの開催、掃除の管理、などなど。

設備管理の話をしても誰も乗ってこない、直属の上司だけがちょこっと関心を示す、あるいは、示そうとする。

そして最終的には「話しても仕方がない」という諦めが生まれ、孤独に設備管理の任務を遂行することになる。

これは海外の事業所も同じで、特定の一人か二人に任せっきりという状況のところが多い。

誰にもほとんど干渉されない状況が好きな人もいる。私もそうだ。

ただ、ときたま何のために組織にいるのだろうと考えてしまうことがある。

設備の話をしなくとも組織としてグループとして繋がりを持つにはどうしたらよいか。

なんてことをたまに考えることがある。それが現状。

勿論、協力会社の方々とは、職場でも良く話し、昼飯に行ったり、飲みに行ったりと良好な関係が維持できている。

問題は自分のいる総務部という組織内の人間関係だ。まあ、100%満足は求めない方がよいのであろう。

外資系のビル管理は、干渉が嫌いな人、孤独が好きな人には向いている職場だ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

R50 Life Design:新しい職場での気づき

2023年07月09日 21時36分09秒 | 60歳過ぎての転職
7月3日から六本木の新しい職場での仕事が始まった。

新しい職場に入ると、「あれ何で」と気づくこと、疑問に思うことが多い。

これは大事なポイントなので、その都度、メモっておく。

直ぐに上司や同僚に質問するのも手だが、何故、そうなっているのか考察するともっと深掘りできる。

例えば。先週出席した会議で、高額なある作業についての議論があった。

「必要な作業だから仕方がない」「日本の人件費は高いから仕方ない」などなど、この議論だけで何回も行っているとのこと。

作業の内容は何なんだろう。単純な疑問。私が知っている限り、1台1時間程度の検査。価格は一桁安いはず。

メーカーに確認すると、やはり1台約1時間の検査で部品交換はなしの検査のみ。

当該ビルのメンテ会社に確認すると、前のメンテ会社が入力した数字をそのまま使用しているとのこと。

作業の中身を確認・議論せず、価格が高い・仕方ないの議論だけを続けていたわけだ。

メンテ会社経由でメーカーに見積もりを依頼。来週、概算、再来週には正式な見積書が上がってくる。

結果が楽しみだ。私の予想見積金額より高かったら、更なる値引交渉ができる。

「あれ何で」というのは、これからも見つかる。それを改善する。

それが中途採用、シニアの役割。

それにしても毎日、暑い。それでも上着を着て汗をかかずに歩いている人もいる。それが六本木。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

R50 Life Design:仕事の合間に旅行する!

2023年07月02日 07時17分36秒 | 60歳過ぎての転職
サラリーマン時代とは異なり、仕事の選択は自由。

何回か書いたように、データセンターの仕事は元請が替わったことにより6月15日付で辞め、7月3日から新しい職場で仕事。

実際には代休があったので最終出社日は6月12日(月)であった。

職場にセキュリティカードなどを返してすっきり。新宿でビールを飲んで帰った。

そこから新しい職場に行くまでの半月間を鋭気を養うべく旅行に当てた。

というよりも、旅行がしたくて早めに切り上げたのだ。

「最後まで仕事をしてほしい」というリーダーの声もあったが、利己的に生きることにしている私は旅行を選択。

最後まで休まず働いてへとへとになって、次の職場に行っても・・・・・・

私以外の人は、新たな元請に転籍し、今の職場に残る。私が最後まで仕事をすれば、ありがとうの一言ぐらいはあるかもしれないが。

という訳で、一昨日まで、元の職場のことなど思い出すこともなく、約2週間、米国のオレゴン州とワシントン州をドライブ旅行してきた。

大好きな米国の自然とジャンクフードなどを楽しんできた。

この週末は、新しい職場に行くための準備。

エンジニアの仕事は難しくないが、これまでの顧客と元請との関係、職場の人間関係が複雑な職場。

自分で営業したのでそのへんは分かっている。

問題のない職場に私のような超シニアは不要。問題があるから呼ばれるのだ。

<大自然とジャンクフードを満喫>


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

R-50 Life Design :余計なお世話だが、もとの職場はどうなるのか。

2023年06月25日 04時55分14秒 | 60歳過ぎての転職
昨年11月から横浜のデータセンターで働き始めて間もなく、元請の会社A社が次の5年間の契約を失注

その契約を取った会社B社に移るか、元請の会社に残って別の職場に行くかの選択が必要になり、私は後者を選択。

私以外のすべてのメンバーはB社に移ることを希望し、実際に移ることになった。給与も多少上がるし、より大きな会社に移るので皆さんハッピー。

私の後任は8月に他のデータセンターから来るとのこと。英語もできるので問題なし。それまでの2カ月間は、現メンバーのリーダーが現場をサポート。

日頃から情報共有し、だれでも同じ仕事ができるようにトレーニングしてきたので別段の引継ぎはなし。

よく転職時に「私がいなくなると会社に迷惑がかかる」と本気で思う人がいるようだが、迷惑がかからないように準備すれば良いし、突然やめても実際には影響はない。

本人が思うほど影響はなく、時間が解決してくれる。「大変大変」と騒ぐ上司がいるかもしれないが、それは上司が部下の仕事を分かっていないので自分が心配なだけ。

たとえば社長がポックリいっても会社は続く。まして、担当者の代わりなど沢山いる、と考えた方がよい。

会社に遠慮して決断を先延ばしにしても、会社があなたに感謝することはほとんどない。

もっと利己的に生きよう!

なんてね。

<どすこい>
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

R-50 Life Design :リフレッシュ休暇の前に次の職場にいってみた。

2023年06月17日 23時18分43秒 | 60歳過ぎての転職
7月1日から始まる次の職場に行ってみた。

全く知らない職場ではなく、9年ほど前に数回訪れたことがあるが、当時とはほとんどメンバーが代わったようだ。

訪問の目的は、週末に行われるビル停電保守作業サポート業務の下打ち合わせ。

訪問日の前々日に予定通り行く旨のメールを担当者に入れたところ、そのメールアドレスは使われてないとのメッセージが返ってきた。。「え~」

CCで入れた別の方からその方は緊急に入院した旨の連絡をいただいた。でもなぜメールアドレスがなくなっているのか?(これは今も謎)

当日、伺うと別の方が対応してくださったが、何故かその日の夜、夜中まで働く予定になっていた。「聞いてないし、約束してないよ~」

また、作業当日も降ってわいたような作業サポートの話が舞い込んだ。2時間ほどの作業立ち合いで問題なく完了したが。

などなどコミュニケーションが悪いのか、情報共有ができていなのか、担当者の入院もありバタバタしている感じの職場であった。

とは言え、客先のキーパーソンへ挨拶でき、サブコンさんのキーパーソンとも面会できたので成果のある訪問であった。

問題のない職場であれば、私のようなものが招かれることはないので、問題に感謝!!

しっかり休養を取って問題解決に頑張ろう。

<こんな感じで>
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

R-50 Life Design - 一か月前に通知し早めに現在の業務を終了。契約書はよく読もう。

2023年06月11日 01時28分48秒 | 60歳過ぎての転職
現在の仕事は、私個人である顧客の設備管理業務を受託している。

具体的には前回の記事で書いた元請と業務受託契約を結び、元請が契約を結んでいるある顧客の設備管理業務を請け負っている。

今回の元請の失注に伴い、現在の仕事はなくなり、7月1日から別の顧客の仕事を受けるので、少々早めに契約終了としてリフレッシュ休暇を取ることにした。

リフレッシュ休暇と言っても、サラリーマンと違って、個人事業主が勝手に業務終了するので給料は入らない(売り上げは上がらない)。

業務委託契約書には契約解除の項目がいくつかあり。その一つが事前通知による契約の解除。

一般的には契約解除を希望する日の一か月ないし三か月前までに書面(地齋にはメールでもOK)にて通知する必要ありと記されている。

もし契約書上にそのような項目がない場合は、項目の追加をお勧めする。

そうしないと不利益な事態になった場合も次の契約更新まで契約解除できなくなってしまう。

今回は5月の連休明けに通知し、6月15日を最終日にすることで進めた。

ところが職場のリーダーに通知すると「承認できない」との回答。

そもそも承認は不要。通告のみで成り立つ契約。

「あなたの方が無理を言っている」という声も聞こえてくるが、ここは外資系。

一か月の予告で契約を解除されたり、会社に出社早々にレイオフを言い渡されたなどは普通なこと。

情に流されず契約に基づき行動しなければならない。

契約書は結ぶ前によく読むこと。読まずにサインなどはもってのほか。

もちろんおっとり刀の日本企業相手ならそれでもいいが、外資を相手にする場合は、個人事業主でも対等に勝負すること。

<しっかりせんかい、ばかたれ!!(調布のお祭りの一コマ。ショートはいえ迫力はありました)>
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

R-50 Life Design:とうい訳で仕事は見つかったが・・・・・

2023年06月04日 11時09分31秒 | 60歳過ぎての転職
先週、記事で書いた新しい職場で働き始めて間もなく、元請の会社が次の5年間の契約を失注

その契約を取った会社に移るか、元請の会社に残って別の職場に行くかの選択が必要になった。

私の選択は迷わず後者。すぐに元請の会社の社長に伝えた。

その理由は、

・半年ほど今の仕事をやってみたが、仕事の範囲が想定よりも狭く退屈
 (書き物としてのScope of Work(職務範囲)は充実しているが、実際の仕事の範囲は狭かった)
 (その年で贅沢だね、と言われるが、退屈が嫌いなのだ)

・元請の問題点を把握しており、これからもサポートする仕事をいただける可能性が高い
 (ソリューション営業なら当たり前に考えることですね)

・元請に自分で営業して取ったので未練がある

という訳で、元請残留が決まり、次の職場に来月から行くことになった。

契約金額が下がったのは残念。

また、新しい職場の指導的立場の人が入院したとか。どうなるんだろう!?

いろいろな問題がある元請・職場だから、この歳でも重宝がられて私が呼ばれるんだね。

<ビルの数だけFM/BM(Facility Management/Building Management)の仕事はある>

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

R-50 Life Design:70歳間近の就活。マジかよ!

2023年05月27日 15時15分25秒 | 60歳過ぎての転職
昨年の夏に就活してみた。

2021年の末で6年お世話になったJ社のビル管理の仕事を辞め、妹夫婦とともに子宮がんになった母の介護に専念。

自分もしばらく休みたいという気持ちもあった。なんせ、業務受託契約で6年間、代休以外の休暇はなし。

更にその前のS社も同様な契約で、かつ、完全にブラックな企業であったこともあり3年間休暇ゼロ、代休もゼロ。

母が3月に亡くなり、葬儀や納骨、遺品整理、役所の手続きが終わった6月末に旅行に行った。

その後、ビル管理業界を中心にネットで再就職先を検索。もちろん利用したサイトは複数。

自宅近くの物件を中心に大学や介護施設の設備管理10件応募。面談にこぎつけたのは、うち3件。

結局、全部不採用であった。不採用の理由は、年齢(これは推測)の他、横文字会社での転職が多いこと。転職がキャリア構築の一環と説明したかったが、その機会もなし。

という訳で、自分で営業開始。知り合いの会社と協力して、I社に的を搾った。知り合いの会社に声をかけたのは、個人では会ってもらえる確率が減るから。

外資系のビル管理会社であるI社はブッラック企業時代に薄く付き合っており、常に人材不足であることは分かっていた。

初回に社長と面談。やはり英語ができるファシリティ・エンジニアがいないとのことで、二回目の会議で入社がほぼ決定。

現場のマネージャーたちともTemasで面談し、11月1日から入社となった。

やはりニーズを探さないとね。営業の基本だ。

のんびりと仕事とはいかないが、新しい職場で新しいことを学び、脳に刺激を与えられるのが一番のメリット。

脳の活性化が一番の健康法だ。

こんな健康の話をすることが、70歳の証拠。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久しぶりに記事をアップ:『「いつでも転職できる」を武器にする』を読んで。

2022年08月13日 20時52分14秒 | 60歳過ぎての転職
「筆休め」を一旦やめて、ライフデザインに関連する書籍をご紹介します。

転職を考えている方は、一読を!!!!!

*********************************************************************************************************************************************************************
書籍名:「いつでも転職できる」を武器にする
出版社:KADOKAWA
著者:松本利明(人事・戦略コンサルタント)

転職活動は、自分自身を営業する場である。

転職希望先が望んでいることは何か?

例えば、営業職の場合、営業としての売上実績、顧客リスト、リーダーシップ、部下の育成能力、・・・・相手のニーズを予想する。営業としての自分の強み・価値は?販売実績、優良顧客リスト、体得した営業手法・・・・営業としての自分の強みを整理し、表現できるか。

転職に際して、自分の強みとして育成すべき点は何か、それをこの本は教えてくれる。

ちなみに、章立ては以下のとおり。

1 「日本の転職」の前提が全て変わってしまった
2 自分軸にあった市場を見極める
3 自分軸で売れるキャラを確立する
4 自分軸で市場価値をつくれるようになる
5 自分軸で強くなるー転職しない時にやり続けること
6 永久保存版 自分軸で活躍する判断基準を身に付ける

著者は、PWCやアクセンチュアなど外資系コンサル会社でプリンシパルであった松本利明氏。

30年近く、外資系企業で働いてきて、今も外資系企業を顧客としている私にはうなずける点が多い内容。

日本企業に勤めている方には、ちょっとしたカルチャーショック、言葉を変えれば良い刺激になるはずだ。

<帯も含めて、写真に>



私の最初の転職先は、Quantumという米国ハードディスク(HDDメーカー)の日本支社(入社時私も含めて5名)。
日本の社長、人事部長と面接の後、米国本社で面接。一人50分ずつ、12人と2日間面接。
いろいろな切り口から、質問された。もちろん準備はしていたが。
3日目にOKが出たらしく、研究所・工場の見学となった。

当時、同社は、まだ会社が小さかったこともあり、関係者全員が面接するというルールがあったとのこと。
また、同社の顧客、Appleのスティーブ・ジョブズも同じ方針で、彼の影響があったと思われる。

これが、私の最初の転職時の面接。その後も海外での面接はあったが、12人と面接はなかった。

さて、この本を読んで「やはりそうだよね」と大きくうなずいた点は二つ。

① 事業のライフサイクルのフェーズにより活躍できる人材のタイプは異なる(自分にあったフェーズは?)

事業のライフサイクルは、導入期、成長期、安定期、衰退・再展開期と時間とともに進む。
著者によると、各フェーズで活躍できる人材のタイプは以下のとおり。

導入期:新しいことを考える人材タイプ。
成長期:走りながら、今のビジネスを太くする人材タイプ、または、海外で展開する人材タイプ
安定期:ルールや仕組みに沿って今のビジネスを太くする人材タイプ
衰退・再展開期:最適化する人材タイプ

前述のQuantumをはじめその後入社した会社は、すべてスタートアップか新規事業。安定期に入ると窮屈になって転職。確かに自分に合ったフェーズがある。

② キャリアアップではなくスライドで考える。逆張りの勧め。

例えば、公認会計士や税理士、さらにはCPAの資格を取り、PWCのような外資系企業に入る。
周りは海外の一流大学や東大、京大などのトップの大学を出て、同様な資格を持った人材ばかり。
日本のスター野球選手が、大リーガーに行き、トップチームで競争することと似ている。
人並み以上の能力を持っていたとしても、成功する(生き残れる)可能性は高くはない。皆がイチローや大谷にはなれない。

むしろ、そういう優秀な人材が来ないスタートアップ企業や中堅企業に入り、仕事の幅を増やしながら、貢献し、感謝されるという戦略の方が旨く行く。

別の例で、英語が苦手だから理系を選択したという人もいるくらい、英語ができるエンジニアは少ない。このため海外留学経験者や英語が好きなエンジニアは、ひっぱりだこで高額の給与で外資系IT企業にスカウトされている。

私が現在、携わっているビル管理業界も外資系の顧客が多く、英語のできる電気・機械・建築系のエンジニアを募集しているが、年収1500万円を提示しても応募さえない。

実際、このため私のような一旦定年を迎えたポンコツ・エンジニアが、外資系プロパティ・マネージメント会社と契約して、外資系証券会社の設備管理をサポートなどができている。しかも普通の設備管理エンジニアの2倍以上の報酬をいただいている。

どこに行けば、自分は希少価値として扱ってもらえるのかを考えるべきだ。

ライバルがいないか少ない「アウェイ」にスライドし、自分の資質や経験の中から、相手に喜んでもらえそうなことを行う。それが「逆張り」。

私の場合は、サラリーマン時代は、導入期・成長期の会社で、上司や会社の規則に束縛されずに好きなだけ仕事し、独立後は「逆張り」となる市場を選んだことになる。結果オーライだが、準備して経験を積まなければ、こうはならなかった。どこかで挫折していた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビル管理:シニアな人の困った点。自慢話は、前の会社に捨てて来い!

2020年08月31日 19時59分17秒 | 60歳過ぎての転職
久しぶりに土日、しっかり働きました。よって、今日は休み。

吉祥寺で肉を食べて、カミさんが買い物をしている間に喫茶店の丸福珈琲で読書。

「Talk Back」は店名。「口答えする」の意味だが、何故、店名に?


プリンの上の「29」はどういう意味?


さて、以前、書きましたが、この業界は営業等をやらない限り出張は稀です。土日祝日の勤務は当たり前ですが。

エンジニアの場合、出かけても近くの消防署に消防点検報告書を持っていくくらいです。

その点、出かけるのが億劫になっているシニア向けの職場です。

また、IT業界や半導体業界に比べて、動きがスローです。

例えば、見積もりを依頼してから出てくるまでの時間、問題解決までの時間、私の経験上、もっともスローです。

その点でも、スピード感を失いつつあるシニアでも自信をもって対処できると思います。

逆にいろいろ提案ができるでしょう。くれぐれも嫌味にならないように。

どんどんシニアに来ていただき頑張って欲しいのですが、シニアの困った点も散見されます。

まず、前の会社での成功体験の披露。ご自分の体験を新しい会社の環境に合わせて活用し、職場を改良していただけるなら大変助かります。でも、単なる自慢話では鼻につくだけです。

もっと困るのは、前の会社の自慢です。前の会社はこんなに福利厚生が良かったとか、給与が良かったとか、設備が整っていたとか。

新しい職場に良い意味で提案をいただけるのならまだしも、単なる自慢は困りものです。しかも、ご本人の実力でもないのに。

最悪は、学歴自慢です。約40年前の学歴を自慢して何になるのでしょうか。恐らくその人にとってはそのときが人生のピークだったのでしょう。

前の会社での成功体験、会社そのものの自慢、ましてや学歴自慢は前の会社のロッカーに置いて来るか、ごみ箱に捨てて来てください。

シニアの再就職は、一から出直しなのです。新たに学ぶ姿勢、謙虚に貢献する姿勢が大事です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

顧問募集に応募してみました。欲しいのは人脈のようで。会社の人脈はいつまで役立つか。

2020年05月03日 17時37分55秒 | 60歳過ぎての転職
顧問募集という退職者、シニアに焦点を当てた新聞広告が目につきます。実は私も以前、二社に応募してみました。

履歴書および職務経歴書を提出し、面談、そして採用。採用されたからと言って、メールが来る以外、特別なことは何もないようです。人脈を生かした販路開拓やM&A先の紹介、その人の持っている経験、たとえば、日本人に少ない海外開発などを、契約先の企業に売り込もうと考えているようです。単純にシニアを経理やビル設備管理などの地味な職場に送ろうといったものではないようです。

人脈はいつまで有効でしょうか。みずほ銀行だ、東芝だといった一流企業で築いた人脈は大きいかもしれません。顧客、協力会社、もちろん、もといた会社の人脈など、所属していた部署にもよりますが、それなりにあるはずです。しかし、会社の看板で培った人脈の有効期限は、意外と短いかもしれません。退職直後は、慰労、義理もあり会ってくれますが、そのうち神通力も薄れて、多忙などを理由に面談を断られることになるでしょう。退職後も同じ業界で活躍している人は、会社外の組織・団体で人脈を築いた人が多いように思われます。

前述の会社の顧問として、M&Aの対象となる企業および営業関連システムの販売先を紹介しましたが、いずれもビジネスとしては成功しませんでした。
紹介された先は、お義理で会ってはくれましたが、私が直接関与していないことが分かると引いてしまいました。
人脈紹介を生業にするのは抵抗を感じます。一緒に営業を進めていくのなら楽しいと思いますが、紹介して終わりは最悪です。

私の場合、最後に奉公したK社をやめて8年。いまだにメールやFacebookでやり取りしている元の顧客や取引先はいます。しかし、もといた半導体業界やIT業界の仕事についているわけではないので、仕事に活かすことは全くなく、本当に気の合う友人としての関係です。

私の取得した資格、「中小企業診断士」関連の研究会・勉強会・セミナーなどで仲良くなった多士済々な方々や顧問先・支援先の方々は現在の重要な人脈です。
新たな仕事のタネをいろいろ紹介していただいています。

自分の人脈を整理してみましょう。もし、何かやりたいことがあるのなら、そのための人脈はあるのか、ないのならどう作ればよいのか考えてみましょう。
本気で何かをやるのなら戦略的に人脈を作る必要があります。それも、定年後ではなくもっと前から。


さて、話は変わりますが、このビルは築何年くらい経っているのでしょうか。



しっかりした外見ですが、排水管等が外付けに変更されています。
つまり水回りが傷んだ物件とういことです。おそらく築40年くらいでしょうか。
この業界に入ってそのようなことが気になり始めました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする