Rー50人生100年時代の私のライフデザイン。定年後の定年のない人生。終身フリーランス。

Rー50、50歳未満入場禁止。年金に頼らず楽しく仕事を続けていくためには、しっかりしたライフデザインが必要です。

こんなところで働いています - 初めての職場、初めての業界、初めての大手町。

2019年12月01日 00時47分25秒 | 60歳過ぎての独立
私の職場は、大手町の外資系証券会社。

シンガポールや中国など、この証券会社のアジア地区の総務部の支援を行っている米国系プロパティマネージメント会社から一部の業務、設備管理業務を受託、というのが私の今の仕事。「なんじゃそれ」という人もいるかもしれませんが、おいおい分かるかと思います。

総務部の仕事は、生まれて初めて。かじったこともありませんでした。何事も本で勉強して仕事を始めるのですが、どうもこの会社の総務の仕事は、本に書かれていたこととは大分異なるようでした。もっとも、総務部について書いた本も、それほど多くはありませんが。

例えば、MACという仕事。ハンバーガー屋ではありません。社内の組織変更、異動、退職や入社に対応して、席の管理、パティションの変更、個室の用意、机や椅子・キャビネ・金庫などのの用意・修理・保管・廃棄などを専門に行う人です。人の出入りが多い、外資系ならではの仕事かもしれません。

また、海外とのテレビ電話会議が多いため、その会議を設定するための専門家もいます。日本企業でもこういう職種の人がいるのでしょうか。

郵便物の収集・配布を行うメールルームのグループ、ビルのセキュリティとは別に、この会社のフロアのセキュリティ管理を7x24行うチーム、受付けおよびケータリング業務を行うチーム、
文房具や会社のロゴ入り封筒等の調達・管理や出版物の購入、清掃業務、お茶やコーヒー、自動販売機のベンダー管理などを行うチーム、そして私が属している設備管理チームがあります。

設備管理チームは、この証券会社が自前で持っている発電機やUPSなどの電気設備、空調機器などの設備管理を、協力会社とともに管理しています。

総勢、40名弱。結構大きな組織です。

驚くのは、その中に正社員は3名しかいないことです。私自身、中小企業診断士としてコア事業以外の業務のアウトソーシングを推進してきましたが、ここまで現実が進んでいるとは思いませんでした。たった、3人しか正社員がいなくとも、自律的に組織が動いているところがすごい。細分化された総務の業務を担当する協力会社が、プロとして遂行しています。

私は最初の6か月間は、まず、自分の業務の習得に時間をさきました。その領域の必要情報の収集・整理・学習を行い、ある程度、業務内容・必要な知識を体系化できました。特に、上司が優秀なエンジニアであったため、何を行うべきかは、その人の仕事を見て、大いに学ぶことができました。私の人生でラッキーなことは、この上司のようないい人にいつも巡り会えることです。

その後、時間あるときに、他の総務業務についても情報収集しました。幸い、データベースがしっかりしているので、やる気があればなんぼでも勉強できます。逆に、なんで他の人は自分の領域からでないのだろうと不思議に思いました。私がいた技術畑の職場では、常にスキルアップが叫ばれていましたが、総務は違うのでしょうか。

総務以外の情報は、当然、セキュリティのバリアがあってアクセスはできません。金融のスペシャリストを目指すわけではないので、その必要もないでしょう。むしろ、汎用性のある総務の仕事に精通する方が、60歳を超えた人間には、今後の可能性を高める上で重要だと思います。

「まだ、高めるつもりか、引退しないの」と言われるかもしれませんが、環境に適応しながら、必要な能力を身に着け、死ぬまで仕事は続けます。













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