なんの予見もなく観てしまった作品ではあるが、なかなか面白かった。
突然、アバズレの水川あさみと、自閉症の女子が出てきて、そんで
女装の草彅君が出てきて、一緒に住むことになり、外部との世界になじめない少女がバレエを通して、、、って
いう展開で過去に映画:チョコレートドーナツと同じような作品なんかな、と。
まぁ似ていて非ずる感じで、何より
バレエダンス映画の青春映画、としても成り立っているから
ダンス映画好きな俺としては、見入ってしまう。
女装子の草彅君のオネエもなかなか歩き方以外は、とてもそれらしく
そのうえでオネエならではの厳しくも優しい一面もよく出ていたと思う。
もしかして故意的なのかもな。キャラクター的に不器用そうな感じもするから。
愛想のない役なので、主演女子は(新人)表記であったが、別に新人って表記いるかな?w
ぶっきらぼうに無表情な台詞まわしもちょうどよかった。
その分、人間味が出てくる草彅君と、水川あさみ
そして、なにより友人役のりんとの、なんとも儚くも麗しい友情。キスは無理くりって感じもするけど
家庭的な境遇が真逆で、こちらの女子もバレエがとてもうまく、最後の屋上での演技はとても清々しい表情で踊ってた。
なんとなく、そういう展開になるだろうな、っていう絶望感をまとっていた対比で、
成功が逆転してしまう一果との対比もなかなか味わい深い。レミゼラブルのコゼットとエポニーヌのようだ。
友人が敵となるのか、っとも思わせるが、そんなこともなく。
そして、自然かつ、とても良いのがバレエの先生だね。
ダンスの先生っぽくて、厳しくも優しい像がとても自然で素敵。
そんな二人がとても光って見えるので、主人公達とどう絡んでいくか、という見どころが多々あり。
後半はハッピーエンド、と言えなくもないけど
ちょっと悲壮感めいた話になっていくあたりが、洋画ぽくて良い。
佐藤江梨子、根岸季衣が密かに、あああこの人はこうでなくちゃ、っていう満足キャラだったのも良かった。
草彅君の胸元の膨らみがあらわになったのはCGなんかな。
せっかくバレエも人間性も成長してきた一果ちゃんなのに、
終盤の取り巻く環境は残念でしたね。みんなで喜べたら、彼女にとっても善い方向と、皆にとってハッピーであったのに。
でも、それを上回る才能の開花は、そうでなかった環境だからこそ、ハングリーパワーで成せたことなのかもしれない。
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