■パリオリンピック2024の開会式では
フランス発祥のキャバレーが 街頭展開されました
// キャバレーとは 様々な性癖の人達が集い 歌い踊り
// シャンソンや様々な出し物が次々と展開する舞台のある酒場
1.レディー・ガガ(lady gaga 1986- )が
セーヌ川 シテ島の上流側の隣の島 サン・ルイ島の 土手で
ジジ・ジャンメール(zizi jeanmaire 1924-2020)のレビュー曲
「mon truc en plumes 」(1961)の 歌と 羽根飾りの踊りを 披露
衣装は パリの新市街の一つ
三巻きからなるパリ市の螺旋の三巻き目
パリ18区 モンマルトルの 風車小屋を模したキャバレー
パリの芸能中心の一つ ムーラン・ルージュ
(moulin rouge 赤い風車)の踊り手をイメージしたもの
ポンポンは パリ8区 シャンゼリゼ通りの
2022迄はキャバレーであったル・リド
( le lido ヴェネツィアの砂州リド島風の装飾に因む) から借りたもの
「私の羽飾りのトリック」歌詞
2.ドゥビリ歩行者橋 passerelle debilly に於ける
ディオニューソス διόνυσοςや
// ギリシア神話の葡萄酒作りの伝道者
ドラァグクイーン drag queen 等の活躍する キャバレーイベント
// drag 着物の裾を引きずる
// ドラァグクイーン : 異性装パーティーの主役達
// マツコ・デラックス等 cf.宝塚の男形 歌舞伎の女形 等々
歌われている 裸讃歌 nu の歌詞 歌詞の和訳例
3.キャバレーは母体のパリから 世界に展開していきました
// キャバレーとは 様々な性癖の人達が集い 歌い踊り
// シャンソンや様々な出し物が次々と展開する舞台のある酒場
例えば 日本では 新宿駅南口前のドンキホーテの場所に
キャバレー ムーラン・ルージュ新宿座(1931-1951)があり
歌 踊り 演劇 その他様々な出し物が展開されました
cf.ムーランルージュ新宿座の看板の一人 明日待子 あしたまつこ 1920-2019
1945以降は 米軍の進駐軍の為のキャバレーも
銀座や 米軍基地近く等に沢山出来て
戦前から日本のデパートやレコードで流行っていたジャズを
米国の黒人等と展開し合う機会も訪れることとなりました
キャバレーをテーマにした舞台(1966-)や映画(1972)も作られました
舞台/映画 cabaret
1931年のドイツのキャバレー「kit kat club」
アメリカの平穏な結婚生活か
ここベルリンのキャバレーか で 恋人と喧嘩する主人公
(女装の)司会者の前振りで
主人公が「人生はキャバレー」を歌って
ベルリンのキャバレーに残ることを宣言する場面
歌詞と訳
♪彼女は今まで見た中で一番幸せな死体だった
♪私が逝く時は 彼女の様に逝く
♪揺り籠から墓場まで 人生はそれほど長くない
♪人生はキャバレー
(女装の)司会者の紹介が格好いい版の映像
ヘブライ語版の映像と歌詞
cf.大学生オリンピックのテーマ曲「dē brevitāte vītae 人生の短さについて」でも
ラテン語で 同様の内容が歌われています 映像 歌詞と訳
♪私達は土になる ♪私達の人生は短く制限されている
♪死は すぐに来る 容赦なく命を奪う ♪死は 誰にも 容赦されることはない。
♪だから 楽しもう
cabaretが舞台としている1920-1930年代のベルリンでは
例えば 劇作家のブレヒトが活躍して
舞台の為の「ブレヒトソング」や
映画の為の「連帯の歌」1931等々 が作られています
1933 ヒトラーの首相任命と騒乱
手術の為入院中のブレヒトは ユダヤ人の妻と亡命
1936 ナチス主導のベルリンオリンピック
映画に因んでベルリンに生まれた
今日のkitkatclubのinstagram
今日の日本でも
キャバレーの建築をそのまま活かした
月例キャバレーイベント(変態のデパート)や
// 渋谷on air-west (約600人)
// → 鶯谷「グランドキャバレー ワールド」(東京キネマ倶楽部) 約700人
六本木 burlesque tokyo(アイドル女性の歌と踊り) (約100人 入替制)等々
様々な展開が見られます
cabaret(舞台のある酒場)の burlesque show 戯画見世物
// burlesque 戯画の ← burra 羅 戯言(たわごと)
■パリオリンピックの試合の休憩時間には
運動会の音楽としても馴染み深い フランスのオペレッタ
orphée aux enfers 地獄のオルペウス ὀρφεύς の音楽が流れました → 粗筋
1.ケルン市kölnからパリ市に来た
ユダヤ系フランス人 オッフェンバックが作曲し
1858初演 パリ二区 自らが運営する
ブフ・パリズィアン座 bouffes parisiens (約900席)で上演
// opéra bouffe 喜歌劇 ( cf. 18世紀ナポリ opera buffa ふざけた歌劇)
// bouffe 食事 喜劇
(おまけ) 私はcupīdō(恋愛の神) "je suis cupidon"
2.1889 パリ北郊 モンマルトル(殉教者=サン・ドニの丘)近くに
キャバレー ムーラン・ルージュ開店 (約900席)
orphée aux enfers 地獄のオルフェウスの 踊り(cancan) が人気となりました
画家ロートレックがここで沢山絵を描きました
1952 英米 ロートレックの伝記映画
映画『moulin rouge 赤い風車』の主題歌
また 折に触れて 度々シャンゼリゼ通りの歌が合唱されました
les champs-élysées ♪aux champs-élysées
■パリ市の基督(キリスト)教と 聖なる会食の音楽
一般的にいって 基督教は
基督の肉と血(パンと葡萄酒)を 皆で食べ 合唱する
キャバレー的なイベント(しかも人肉食イベント)を繰り返す点で
飲酒や合唱を忌避しがちなイスラーム等と区別される宗教ですが
更に パリ市の基督教は
シテ島での宣教活動の故に
モンマルトル(殉教者=サン・ドニの丘)で首を刎ねられて
今日のサン・ドニ市迄 自分の首を手に持って歩いていった
「サン・ドニ(聖ディオニュースィオス)さんの基督教」であり
// パリオリンピック2024では 自分の首を持って歩く役は
// 「愛と革命」というテーマに即して より国際的知名度のある
// マリー・アントワネットさんに譲られました
九世紀 聖ディオニュースィオス文書がパリ市にやってきて以来
// ローマが否定しがちな
// 正教の 満たされと 人間神化(成仏)の 神学の基盤の一つ
ギリシア語で書かれた聖書に基づく正教の神学の大成者の一人である
「聖ディオニュースィオス文書の著者の基督教」ともなりました
モンマルトル近くの聖三位一体教会のオルガン弾き
現代音楽作曲家 メシアンの 合唱曲「おお聖なる会食よ!」1937
// messiaen o sacrum convivium!
一生にわたって 印度のリズムを展開し続けたメシアン
聖三位一体教会からの委託曲という事もあってか
印度のリズムを展開して 八分音符で 322(2)と刻まれ
// 八分音符の三拍子+四分音符の三拍子
「心が恵みで満たされ」を敢えて三度繰り返す 印象的な構成
(歌詞)
o sacrum convivium!
おお聖なる会食よ!
in quo christus sumitur:
そこではキリストが食べられ(拝領され):
1.recolitur memoria passionis ejus,
その受難の記憶が想起され、
2.mens impletur gratia,
心が恵みで満たされ、
3.et futuræ gloriæ nobis pignus datur.
そして将来の栄光の印が私達に与えられる。
alleluja.
主を褒め称えよ
■度々 パリオリンピックの背景音楽として使われた
シャンソン歌手 アイドル音楽制作者 ゲンズブールさん gainsbourg の曲
オリンピック前の地下鉄整備で パリ市の東の町外れ
リラ駅(リラの門駅 porte des lilas)の近くに
2024年6月 ゲンズブール駅(serge gainsbourg)が 新設されました
♪リラ駅の切符売り le poinçonneur des lilas 1958
■フランス グルノーブル冬季オリンピック1968の 記録映画の主題歌
「13 jours en france (treize jours en france フランスにおける13日間)
邦題『白い恋人たち』」1968
// 札幌市石屋製菓の御菓子「白い恋人」1976の元ネタ
合唱版とその歌詞
cf.椎名林檎『(インディーズ・レーベル)サラヴァの50年』2016 収録曲
「13 jours au Japon 2020日本の夏」
■2024年10月10日
// 10月10日は エディット・ピアフ の命日
パリオリンピック2024版
セリーヌ・ディオン céline dion
愛の讃歌 hymne à l'amour 動画公開
エディット・ピアフ edith piaf
愛の讃歌 hymne à l'amour 日本語直訳字幕付き動画
フランス発祥のキャバレーが 街頭展開されました
// キャバレーとは 様々な性癖の人達が集い 歌い踊り
// シャンソンや様々な出し物が次々と展開する舞台のある酒場
1.レディー・ガガ(lady gaga 1986- )が
セーヌ川 シテ島の上流側の隣の島 サン・ルイ島の 土手で
ジジ・ジャンメール(zizi jeanmaire 1924-2020)のレビュー曲
「mon truc en plumes 」(1961)の 歌と 羽根飾りの踊りを 披露
衣装は パリの新市街の一つ
三巻きからなるパリ市の螺旋の三巻き目
パリ18区 モンマルトルの 風車小屋を模したキャバレー
パリの芸能中心の一つ ムーラン・ルージュ
(moulin rouge 赤い風車)の踊り手をイメージしたもの
ポンポンは パリ8区 シャンゼリゼ通りの
2022迄はキャバレーであったル・リド
( le lido ヴェネツィアの砂州リド島風の装飾に因む) から借りたもの
「私の羽飾りのトリック」歌詞
2.ドゥビリ歩行者橋 passerelle debilly に於ける
ディオニューソス διόνυσοςや
// ギリシア神話の葡萄酒作りの伝道者
ドラァグクイーン drag queen 等の活躍する キャバレーイベント
// drag 着物の裾を引きずる
// ドラァグクイーン : 異性装パーティーの主役達
// マツコ・デラックス等 cf.宝塚の男形 歌舞伎の女形 等々
歌われている 裸讃歌 nu の歌詞 歌詞の和訳例
3.キャバレーは母体のパリから 世界に展開していきました
// キャバレーとは 様々な性癖の人達が集い 歌い踊り
// シャンソンや様々な出し物が次々と展開する舞台のある酒場
例えば 日本では 新宿駅南口前のドンキホーテの場所に
キャバレー ムーラン・ルージュ新宿座(1931-1951)があり
歌 踊り 演劇 その他様々な出し物が展開されました
cf.ムーランルージュ新宿座の看板の一人 明日待子 あしたまつこ 1920-2019
1945以降は 米軍の進駐軍の為のキャバレーも
銀座や 米軍基地近く等に沢山出来て
戦前から日本のデパートやレコードで流行っていたジャズを
米国の黒人等と展開し合う機会も訪れることとなりました
キャバレーをテーマにした舞台(1966-)や映画(1972)も作られました
舞台/映画 cabaret
1931年のドイツのキャバレー「kit kat club」
アメリカの平穏な結婚生活か
ここベルリンのキャバレーか で 恋人と喧嘩する主人公
(女装の)司会者の前振りで
主人公が「人生はキャバレー」を歌って
ベルリンのキャバレーに残ることを宣言する場面
歌詞と訳
♪彼女は今まで見た中で一番幸せな死体だった
♪私が逝く時は 彼女の様に逝く
♪揺り籠から墓場まで 人生はそれほど長くない
♪人生はキャバレー
(女装の)司会者の紹介が格好いい版の映像
ヘブライ語版の映像と歌詞
cf.大学生オリンピックのテーマ曲「dē brevitāte vītae 人生の短さについて」でも
ラテン語で 同様の内容が歌われています 映像 歌詞と訳
♪私達は土になる ♪私達の人生は短く制限されている
♪死は すぐに来る 容赦なく命を奪う ♪死は 誰にも 容赦されることはない。
♪だから 楽しもう
cabaretが舞台としている1920-1930年代のベルリンでは
例えば 劇作家のブレヒトが活躍して
舞台の為の「ブレヒトソング」や
映画の為の「連帯の歌」1931等々 が作られています
1933 ヒトラーの首相任命と騒乱
手術の為入院中のブレヒトは ユダヤ人の妻と亡命
1936 ナチス主導のベルリンオリンピック
映画に因んでベルリンに生まれた
今日のkitkatclubのinstagram
今日の日本でも
キャバレーの建築をそのまま活かした
月例キャバレーイベント(変態のデパート)や
// 渋谷on air-west (約600人)
// → 鶯谷「グランドキャバレー ワールド」(東京キネマ倶楽部) 約700人
六本木 burlesque tokyo(アイドル女性の歌と踊り) (約100人 入替制)等々
様々な展開が見られます
cabaret(舞台のある酒場)の burlesque show 戯画見世物
// burlesque 戯画の ← burra 羅 戯言(たわごと)
■パリオリンピックの試合の休憩時間には
運動会の音楽としても馴染み深い フランスのオペレッタ
orphée aux enfers 地獄のオルペウス ὀρφεύς の音楽が流れました → 粗筋
1.ケルン市kölnからパリ市に来た
ユダヤ系フランス人 オッフェンバックが作曲し
1858初演 パリ二区 自らが運営する
ブフ・パリズィアン座 bouffes parisiens (約900席)で上演
// opéra bouffe 喜歌劇 ( cf. 18世紀ナポリ opera buffa ふざけた歌劇)
// bouffe 食事 喜劇
(おまけ) 私はcupīdō(恋愛の神) "je suis cupidon"
2.1889 パリ北郊 モンマルトル(殉教者=サン・ドニの丘)近くに
キャバレー ムーラン・ルージュ開店 (約900席)
orphée aux enfers 地獄のオルフェウスの 踊り(cancan) が人気となりました
画家ロートレックがここで沢山絵を描きました
1952 英米 ロートレックの伝記映画
映画『moulin rouge 赤い風車』の主題歌
また 折に触れて 度々シャンゼリゼ通りの歌が合唱されました
les champs-élysées ♪aux champs-élysées
■パリ市の基督(キリスト)教と 聖なる会食の音楽
一般的にいって 基督教は
基督の肉と血(パンと葡萄酒)を 皆で食べ 合唱する
キャバレー的なイベント(しかも人肉食イベント)を繰り返す点で
飲酒や合唱を忌避しがちなイスラーム等と区別される宗教ですが
更に パリ市の基督教は
シテ島での宣教活動の故に
モンマルトル(殉教者=サン・ドニの丘)で首を刎ねられて
今日のサン・ドニ市迄 自分の首を手に持って歩いていった
「サン・ドニ(聖ディオニュースィオス)さんの基督教」であり
// パリオリンピック2024では 自分の首を持って歩く役は
// 「愛と革命」というテーマに即して より国際的知名度のある
// マリー・アントワネットさんに譲られました
九世紀 聖ディオニュースィオス文書がパリ市にやってきて以来
// ローマが否定しがちな
// 正教の 満たされと 人間神化(成仏)の 神学の基盤の一つ
ギリシア語で書かれた聖書に基づく正教の神学の大成者の一人である
「聖ディオニュースィオス文書の著者の基督教」ともなりました
モンマルトル近くの聖三位一体教会のオルガン弾き
現代音楽作曲家 メシアンの 合唱曲「おお聖なる会食よ!」1937
// messiaen o sacrum convivium!
一生にわたって 印度のリズムを展開し続けたメシアン
聖三位一体教会からの委託曲という事もあってか
印度のリズムを展開して 八分音符で 322(2)と刻まれ
// 八分音符の三拍子+四分音符の三拍子
「心が恵みで満たされ」を敢えて三度繰り返す 印象的な構成
(歌詞)
o sacrum convivium!
おお聖なる会食よ!
in quo christus sumitur:
そこではキリストが食べられ(拝領され):
1.recolitur memoria passionis ejus,
その受難の記憶が想起され、
2.mens impletur gratia,
心が恵みで満たされ、
3.et futuræ gloriæ nobis pignus datur.
そして将来の栄光の印が私達に与えられる。
alleluja.
主を褒め称えよ
■度々 パリオリンピックの背景音楽として使われた
シャンソン歌手 アイドル音楽制作者 ゲンズブールさん gainsbourg の曲
オリンピック前の地下鉄整備で パリ市の東の町外れ
リラ駅(リラの門駅 porte des lilas)の近くに
2024年6月 ゲンズブール駅(serge gainsbourg)が 新設されました
♪リラ駅の切符売り le poinçonneur des lilas 1958
■フランス グルノーブル冬季オリンピック1968の 記録映画の主題歌
「13 jours en france (treize jours en france フランスにおける13日間)
邦題『白い恋人たち』」1968
// 札幌市石屋製菓の御菓子「白い恋人」1976の元ネタ
合唱版とその歌詞
cf.椎名林檎『(インディーズ・レーベル)サラヴァの50年』2016 収録曲
「13 jours au Japon 2020日本の夏」
■2024年10月10日
// 10月10日は エディット・ピアフ の命日
パリオリンピック2024版
セリーヌ・ディオン céline dion
愛の讃歌 hymne à l'amour 動画公開
エディット・ピアフ edith piaf
愛の讃歌 hymne à l'amour 日本語直訳字幕付き動画
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます