I-feelinブログ

RX-7(FD3S)フェイルセーフによるラジエター交換

RX-7(FD3S)の加速不良による入庫です。

オーナーさんからはブーストがかからないみたいと言う事でタービンのチェック。
オイル滲みやコンプレッサーブレード、触媒の確認しましたが問題はありませんでした。

エンジンを始動させラジエターファンが回るまで水温を上げると異音が出ていました。

ファンモータの不具合により水温補正が入り次に加速補正が入ったと思われます。

私も以前、FDを購入したばかり頃、夏場に高速道路を走っていてこの加速不良に見舞われました。当時新車なので冷却システムの不具合は無い事からボディの色(黒)やノーマルの冷却システムの問題からこれらの補正が入ったのではと当時数少ないボンネット交換していたお客様(当時も今もFSWを走っている方)が入った事無いと言う事で確信しました。

その後、各ショップ並びにマツダスピード等からエアロボンネットが出て居た事からも伺いしれます。


その後、メーカーはボンネットこそ変えていませんが、モデル末期の車両5.6型が冷却システムをバンパーも含めて一部大幅に改善しているのでその点からも理解出来ると思います。


外したファンシステム。


ファンは経年劣化でひび割れしています。


今回ファンも後期のものに変更しますがファンの状態がこれなので良かったです。


ラジエターは漏れている訳では無いようです。


でも汚れと錆が・・。


結構、錆びは酷いかもしれないと思います。


あまり交換されていないのかな?


前期のファンモーターに後期のファンはそのままでは付きません。
うちで作業依頼して頂いた方の特典で取り付けします。

ラジエターを組付け、一度洗浄剤を入れて動かし抜いて新しいクーラントを入れました。

加速不良→アクセル踏んでもまったり
外気温によって変わる(なんらかの温度補正、水温、吸気温、燃料)
この場合は一時的なので冷えると元通り。
ダイアグノーシスには載らない。

ターボや排気、制御システムに異常がある場合。
外気温に左右される事は無い。

物理的に不具合があるので修理するまで症状は変わらない。
タービンからのオイル漏れブレードの固着等機械的に不具合。
触媒破損等があっても吹けません。
制御システムの配管抜け、配管破損、配管不具合。
切り替え弁の作動不良。(特にセカンダリ)

前期の車両で特にノーマル、ボディ色が黒の場合は外気温が高い時に加速不良は起きやすいです。
システムに問題無ければ壊れた訳では無くエンジン保護の為のフェイルセーフですから冷えると改善します。

特に走行後の再始動再加速時、外気温が高い時に起きやすく、昨今ではファンモーター等冷却システムに不具合がある場合も同様です。

事前症状として水温が微妙に高い(純正水温計)、エアコンの効きが悪い、燃費が最近悪い等、度々加速不良する事がある場合は冷却システムやファンモーターを疑ってみてください。

この事は昨今の車両は電動ファンに依存している為、ロータリーエンジン以外でも同様ですので参考にしてみてください。

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