徒然幸せ日記

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河合雅司氏著「未来の年表」~人口減少日本でこれから起きること~を読んで(その1)

2018-02-04 20:54:26 | 本と雑誌
「未来の年表」~人口減少日本でこれから起きること~(ブックレビュー)|TSJ|ON THE BOARD


昨日まで、この本、講談社現代新書(760円+税)を読んだ。

その内容の全てをここに書くわけにはいかないので、是非購入して読んでほしい。
そこには、これからの日本の姿が描かれている。

読むと、少し怖くなるくらいの超「少子・高齢」問題の連続である。

youtubeの動画はこの本を読んだ和田さんという人の解説である。年表の一部も出ておりどういう内容かを想像するために共有させていただいた。

さて、「2025年問題」については、私のブログでも2015.1.11付けで取り上げさせていただいたが、団塊の世代(1947年~49年生まれの方で合計800万人以上の方がいる)が概ね後期高齢者になる時期である。

ということで、医療と・介護に係る費用が今でも大変なのに、相当大きくなるということで「2025年問題」と言われている。(あと7年後である)

そのことは当然重要だが、この本に書かれた年表で、筆者がもっと声を大きくしていたのは、「2042年問題」といって団塊の世代ジュニア(1971年~74年生まれの方で合計800万人以上の方がいる)が65歳以上の高齢者になり、高齢者が3935万人以上となりピークを迎えるかららしい。
この問題が「2025年問題」より深刻なのは、そうした高齢者を支える担い手(15歳~64歳まで)が2025年と比較しても1250万人以上減るからとのことである。

更にこの状況を厳しくしているのが、団塊の世代ジュニアが就職氷河期と重なり、その後の担い手世代の就職も正規職員が少なく、ニートである人も多いということらしい。

ここまで読んでこられただけでも、大変な状況というのはよくわかっていただいたと思うが、出生率だけでなく、出生数がこれからますます低下していき、折り紙を半分に折っていくように面積(人口)が急激に減っていく。
しかし、高齢者はどんどん増えていく。
その時、医療や介護や年金はどうなるのか?
若い世代にどこまで負担してもらうのがいいのか?というような大問題である。
筆者が考える処方箋については、次回(その2)で触れたいと思う。
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