カルテ番号 あ・28 9度目(23)
愛田恵子が陽水に言った。
「アタシ達だけの女神ではダメなのよ。
多くの人達の為に目覚めているのだから。
しかも、知られないように、隠れた女神ね」
陽水が言った。
「本来、女神は人前に出ないものです。
女神に限らず、人前に出たがるのは低級霊の類です。
神様は崇められる必要など感じてないのですからね」
百合は顔を赤くして言った。
「私、女神じゃありません。
人前は苦手だけれど、そんな風に言われるのも苦手です」
愛田恵子が笑って言った。
「いいじゃない。
ここにいる人にしかわからないのだから。
それにね、吉永さんの言葉を活かすのは、アタシ達の仕事なのよ。
吉永さんがいて、やっとアタシ達、やるべき事ができるのよ」
柳玲香がしみじみ言った。
「百合さんは、童話でいう醜いアヒルの子だったのね。
一般の人の中では、外れて生きてきた。
周りに溶け込めなかった。
周りも百合さんを仲間だと認めていなかった。
当たり前ですね。
白鳥なのだから。
今、急速に本当の姿に変わり始めている」
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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