カルテ番号 わ・9(40)
愛田恵子は今ヨーロッパだという。
近々帰国するという連絡だ。
だが、愛田恵子の直観はやはりすごい。
「センセー、誰かもう一人くらい集まった?」
風間陽水も苦笑いするより仕様がない。
「どうしてわかるのですか?
全く愛田さんには敵わないなぁ」
発動間近とはいえ、渡部洋子は普通人だ。
離れていて判るはずがないのだ。
それが愛田恵子には判る。
風間陽水には無い能力だ。
もっとも、風間陽水は人にあまり興味がない。
縁が出来た人だけ付き合う。
基本的には人嫌いの部類だろう。
愛田恵子はそんな陽水の心情にはお構い無しだ。
「センセー、アタシ考えたの、センセーの能力。
センセーは氣で治療する回復能力が特性だと思っているでしょ。
でも、それは副効果みたいなものかもしれないよ。
センセーは磁石なんだと思う。
ある役目の人を集めてしまう。
長寿族に限らず、ね」
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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