かぶれの世界(新)

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

年賀状で知る恩人の訃報

2015-01-16 17:56:31 | 日記・エッセイ・コラム
1月ももう半分過ぎた。年賀状を纏めて住所変更された方や喪中の挨拶を頂いた方等を来年の為整理した。この10年位で仕事関係の方からの年賀状は3割近く減り、家内の親戚からは1-2割増えた。総合すると年賀状の総枚数は約2割減った。私方の親戚は少産系が多く年賀状が年々減る一方なので、家によって繁殖力にこうも差があるのかと改めて羨ましく思った。

昨年末に会社勤め時代に懇意にさせて頂いた方が亡くなった、と奥様とご子息名で喪中の葉書を頂いてショックを受けた。彼は直接の上下関係にはなかったが、他部門の課長になったばかりで経験も付き合いもなかった私を後任の部長に推薦してくれた(後で聞いた話)。会社生活のいわば恩人の一人だ。私の勤めた会社では上司が直属部下の部下を決めるのが一般的だったと思う。しかも自分の部下から昇進させないという珍しい人事異動だった。偶然が私に機会を与えた。

それ以来何かと助言してくれ一緒に飲みに行ったりするようになった。先輩だけど気楽に口をきけるような扱いをしてくれた。彼は週の予定が週末のゴルフから埋まっていくと言われた伝説の部長だったが、私は違いを出そうとして意地で1年間ゴルフ接待を受けなかった。だが、1年後付合い上の必要に迫られ下手くそで好きでもないゴルフをやり始めた。

たまに彼と一緒すると誰とでも差別なく楽しく話をし、接待されているのに逆にサービスしているような姿を見て器の大きいおおらかな人柄だと感心して手本にさせて貰った。週末にいつも接待ゴルフを嫌々付き合っている感じの友人経営者に見せてやりたいものだ。それにしても喪中の通知が徐々に私の年に近づいてくるのは寂しい。

母が80近くなった頃もうこれが最後だと言って同窓会に行ったり、同級生に会いに行った時期があった。それまで彼女は付き合いのいい方ではなかったと記憶している。それまで聞いたことが無い友人との出会いを話してくれた。私にはもう少し時間が残っていると思うが、もう会えない人が少しずつ増えていくと考えると寂しい。■
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする