この1週間は、私にとっては「失望から期待へ激変した驚きの1週間」だった。混乱して何処に向かっているのか分からなかった新型コロナウィルス対応と米国大統領選の民主党候補選びが、突然まともな方向に向かって動き出し、先に希望が持てる展開を期待できるようになった。私には驚きの急展開だ。
一つは安倍首相の所謂「唐突な」全国の小中高校への休校要請をして以来、この1週間で世の中の雰囲気が一変したように感じる。殆どの学校が臨時休校し、企業は新しい事態を先取りして在宅勤務などで対応、保育園では地域の要請に応じて柔軟に取り組んだ。最初から注目すべきはこっちだった。
マスコミは最初唐突で困惑するマイナス思考の関係者の声ばかり重点的に報じた。いつものことだが「決断の是非より方法の妥当性」のみ論じる最悪の展開だった。しかし、殆どは危機に対応して新しいやり方を試行し乗り切ろうとする人々で、マスコミも徐々に頑張る人達を報じるようになった。今回に限らず危機の時に知恵を振り絞って対応する人達の姿を見てホッとする。そして支援の心が湧いてくる。
この1週間でこれを機会に新しい効率の良いかつ危機に強いシステムに補強される、そんな国になるかもと希望が持てるようになった。FTは東日本大震災の経験を生かしたサプライチェーンの強化などのBC補強が生きていると報じた。だが初めは唐突だとか、首相の支離滅裂な人気取りとか、文句ばかり言う連中が目立った。経験ではそういう連中ばかり目立つ時は、人や組織・国が例外なく没落して行った。
ここに来て感染する場所や経路が徐々に解明され、何に気を付ければいいかはっきりして来た。クルーズ船から始まり、屋形船とかライブハウスなどから大量感染するクラスター連鎖は合理的に説明され素人も理解できるように解明されてきたと感じる。それを聞いて現実的に食い止められる感じがして来た。治療薬もいくつか候補が提案されるようになってきた。こういう姿勢が続く限り何とかなると思う。
2つ目は米国大統領選の民主党候補者選びで、トランプ大統領に勝てる候補者選びがやっと軌道に乗ってきたと感じる。日本に流れて来るニュースでは、スーパーチューズディで瀬戸際に追い込まれたバイデン元副大統領が撤退するか判断を迫られる、だった。ところが、彼は奇跡のカムバックを遂げた。
元々予備選前の支持率はバイデン氏がトップだったが、初戦で躓きあっという間にサンダース氏が先頭に立った。自ら社会民主義者と称するサンダース氏が万が一候補者に選ばれたら、トランプ大統領が再選する可能性が極めて高いと予想されていた。民主党は戦う前から負ける候補者を選ぶ可能性があった。
だが、サウスカロライナ州で圧倒的な黒人の支持で圧勝したことで、民主党中道派の有力候補が撤退しバイデン氏を支持すると発表し、流れが大きく変わった。元々中道派を束ねると過半数を取ることは分かっていたがバラバラだった。何といっても大きかったのは政策より「打倒トランプ」で纏まったことだ。
私の予測では中道派の結束でバイデンの最終的な勝利は決まったと思う。いまだに世論調査ではバイデンはトランプに勝つ予測があるという。問題はサンダースを支持した若者が本チャンでバイデンに投票するかだ。既存体制の一部と見做されたヒラリーは若者の支持を得られず敗因の一つになった。
世論調査によると民主党の6割は政策より打倒トランプと答えているという。中道派のバイデンならいわゆる独立派(無党派)や、数百万の共和党中道寄りの票を集められる期待がある。実際、共和党員には多くの「隠れ反トランプ」があるという。面白いことに前回は「隠れトランプ支持」が話題になった。
何れにしろこの1週間で前向きな新型コロナウイルス対応が表に出始め、民主党がトランプに勝てる可能性のある大統領候補を選ぶ方向へ舵を切った。その通りになれば、2020年3月初めの奇跡のカムバックの始まりと記憶に残る1週間になるだろう。後はその間に大損した金融資産が損を取り戻すこと…■
一つは安倍首相の所謂「唐突な」全国の小中高校への休校要請をして以来、この1週間で世の中の雰囲気が一変したように感じる。殆どの学校が臨時休校し、企業は新しい事態を先取りして在宅勤務などで対応、保育園では地域の要請に応じて柔軟に取り組んだ。最初から注目すべきはこっちだった。
マスコミは最初唐突で困惑するマイナス思考の関係者の声ばかり重点的に報じた。いつものことだが「決断の是非より方法の妥当性」のみ論じる最悪の展開だった。しかし、殆どは危機に対応して新しいやり方を試行し乗り切ろうとする人々で、マスコミも徐々に頑張る人達を報じるようになった。今回に限らず危機の時に知恵を振り絞って対応する人達の姿を見てホッとする。そして支援の心が湧いてくる。
この1週間でこれを機会に新しい効率の良いかつ危機に強いシステムに補強される、そんな国になるかもと希望が持てるようになった。FTは東日本大震災の経験を生かしたサプライチェーンの強化などのBC補強が生きていると報じた。だが初めは唐突だとか、首相の支離滅裂な人気取りとか、文句ばかり言う連中が目立った。経験ではそういう連中ばかり目立つ時は、人や組織・国が例外なく没落して行った。
ここに来て感染する場所や経路が徐々に解明され、何に気を付ければいいかはっきりして来た。クルーズ船から始まり、屋形船とかライブハウスなどから大量感染するクラスター連鎖は合理的に説明され素人も理解できるように解明されてきたと感じる。それを聞いて現実的に食い止められる感じがして来た。治療薬もいくつか候補が提案されるようになってきた。こういう姿勢が続く限り何とかなると思う。
2つ目は米国大統領選の民主党候補者選びで、トランプ大統領に勝てる候補者選びがやっと軌道に乗ってきたと感じる。日本に流れて来るニュースでは、スーパーチューズディで瀬戸際に追い込まれたバイデン元副大統領が撤退するか判断を迫られる、だった。ところが、彼は奇跡のカムバックを遂げた。
元々予備選前の支持率はバイデン氏がトップだったが、初戦で躓きあっという間にサンダース氏が先頭に立った。自ら社会民主義者と称するサンダース氏が万が一候補者に選ばれたら、トランプ大統領が再選する可能性が極めて高いと予想されていた。民主党は戦う前から負ける候補者を選ぶ可能性があった。
だが、サウスカロライナ州で圧倒的な黒人の支持で圧勝したことで、民主党中道派の有力候補が撤退しバイデン氏を支持すると発表し、流れが大きく変わった。元々中道派を束ねると過半数を取ることは分かっていたがバラバラだった。何といっても大きかったのは政策より「打倒トランプ」で纏まったことだ。
私の予測では中道派の結束でバイデンの最終的な勝利は決まったと思う。いまだに世論調査ではバイデンはトランプに勝つ予測があるという。問題はサンダースを支持した若者が本チャンでバイデンに投票するかだ。既存体制の一部と見做されたヒラリーは若者の支持を得られず敗因の一つになった。
世論調査によると民主党の6割は政策より打倒トランプと答えているという。中道派のバイデンならいわゆる独立派(無党派)や、数百万の共和党中道寄りの票を集められる期待がある。実際、共和党員には多くの「隠れ反トランプ」があるという。面白いことに前回は「隠れトランプ支持」が話題になった。
何れにしろこの1週間で前向きな新型コロナウイルス対応が表に出始め、民主党がトランプに勝てる可能性のある大統領候補を選ぶ方向へ舵を切った。その通りになれば、2020年3月初めの奇跡のカムバックの始まりと記憶に残る1週間になるだろう。後はその間に大損した金融資産が損を取り戻すこと…■