かぶれの世界(新)

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新聞購読を再開

2020-08-02 16:51:55 | テレビ番組
4月に帰郷した機会に実家での新聞購読を中止した。理由はただ一つ、費用節減だ。東京と田舎の両方に住むコストは馬鹿にならない。高齢者の年金暮らしには結構厳しい。だが、新聞なしでテレビとネットからの情報だけで3か月暮らして考えが偏ってきた、マズイと感じていた。

先月一時帰京した3週間弱の間、日本経済新聞を読んでニュースの幅と奥行きを実感した。テレビニュースは局や出演者の偏った考えを報じ、ネットは発信者個人の一方的な考えが垂れ流される。だが新聞は2面3面と読み進めると多様な考えに出会い、咀嚼して自分の考えを纏められる。

テレビは時間の制約があり多様な見方を届けられない、にもかかわらず偏った意見の専門家とか、芸人や素人(専門家)に意見を語らせて済ませる。そんな報道に我慢ならずイライラし、逆に私自身がテレビニュースに一方的不信を持ち、逆に偏見の持ち主になりそうな気分になった。

時折そんなはずないだろうと思い海外のメディアを見て比較していたが、私は英語が少し読めるだけで効率が悪い。時間がないときはとても熟読できない。せめてCNNのように相異なる意見の持ち主を出演させ議論させてほしいのだが、日本のテレビ番組は絶望的にやる気がない。

なもんで、ついに今月から田舎でも日本経済新聞の購読を再開した。田舎では夕刊がないので1か月4千円前後の出費だが、テレビと新聞の両方を見ることによって心の平安が保たれるようになった。そうやって見るといつも信用できなかったテレビ報道の中にも同意できる部分を見つけた。

今朝いつも酷評するTBSのニュース番組を見た(家内は気に入らなければ見なきゃいいだろうと言うが、反対意見をよく聞いて理解し自分の意見を言うというのが私のスタイルだ)。同じ局の10時からの番組で、政府や都のコロナ対応を酷評した都の医師会会長のアプローチを不適切と指摘する場面を見た。まずは専門家同士で意見を戦わせるべきだと。

このテレビ局は自社と同じ意見の持ち主の発言を繰り返し流し、もし後から間違いと指摘されても批判者の声と伝えただけと言い逃れするやり方だ。メディアにあるまじき報道姿勢だと思う。仮にそうなら反対意見も伝え両論戦わせるべきだ。だが、上記芸人は筋を通してマスコミのあるべき姿を暗に指摘した。芸人と決めつけ期待しなかった私にも偏見があったかもしれない。■
コメント
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