皆様こんにちは。シミズです
今日は現在工事中の増築工事の建築確認のお話です
木造物件に木造で増築、鉄骨造物件に鉄骨造で増築は過去にありましたが、
今回は鉄骨造に木造を増築する初めてのパターンでした
増築工事をするには増築規模や接続方法によりいくつかパターンがあります。
フローチャートでどのような方法で申請をするか確認をし、
構造の確認を行います✅
増築工事は既存部分も現行法に適合が原則ですが、
建築基準法はどんどん改正される為、建築時は適合だった物件も、
年月が経つことにより、今現在の新基準には不適合になってしまう物件があります。
これを既存不適格建築物と呼びます。
しかし一定の基準を守ることにより、既存不適格を継続したまま増築することができます
勝手に増築したり検査を受けていない違法建築物とは全くの別物なので、
既存不適格建築物はそのまま住んでいても問題はありません
今回は既存建築物の確認通知書、検査済証がしっかり残っていたので、
建築当時は適合した物件だった証明となる重要な資料となりました
また接続部分はエキスパンションジョイントという継手を利用します。
マンションや病院等の外観や通路途中で金属部品を見かけたことありませんか?
↑RIKEN様カタログより
地震時に違う揺れ方をする既存鉄骨造と新築木造の揺れを吸収したり分散し、建物の受けるダメージを最小限に抑えます。
構造だけではなく、様々な建築基準法の適合を確認し、
確認済証が交付されることで工事が着工できます
確認申請業務は何度やっても、問題はないかな‥と毎回ドキドキします
無事に確認済証が発行されたときは、すごくホッとする設計課一同です
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