今回の東京都の甘々の再調査でも、認められない支出が192万円あった。colaboが不正なことをしたのは明らかなのである。
それにもかかわらず、colaboの主張する経費の合計額が2713万円で、委託料の2600万円を上回っていたことを根拠にして、返還請求をしないというのだから驚きである。しかも、領収書がなくても問題にせず、「改善を指示する」という文言で終わりにしようとするのは、呆れて物が言えない。
ヤフーのコメント欄にも書いてあったが、東日本大震災の際に、岩手県から認定を受けたNPO団体の代表は、ずさんな会計を行ったとして、業務上横領で懲役6年の実刑判決を受けている。
性暴力の被害に遭った若年女性のために、実際にその委託料が使われていたかどうかを、何故精査しなかったのか、まったく理解に苦しみ。目的外に使われていれば、業務上横領で刑事罰を受けなければならない案件である。
何のことはない。わけもない領収書を集めて、数字が委託金額を上回れば、それで通ってしまうのである。ここ2、3日今ある備品をcolaboが処分して、新品を買いあさり、令和4年度の委託金4557万8千円を割り込まないようにしているのは、東京都とcolaboの苦肉の策なのである。
しかし、小池都知事もcolaboも、ここまでネット民が怒るとは予想できなかっただろう。せいぜい擁護のコメントをしているのは、共産党の議員くらいなものである。厳正な対処をできなかった小池都知事や都民ファーストの会は、自ら墓穴を掘ってしまったのである。