東大寺法華堂に行ってきました。一年に一度(12月16日)に開扉される執金剛神像(しゅこんごうしんぞう)を拝観するためです。人が並んでいるのでつい並んでいると、良弁僧正坐像(国宝)と開山堂(国宝)の公開でした。料金を払ってしまったのですが、ここはパス。「法華堂だろうが」と、自分に突っ込みを入れてgo。人は多いが、並ぶことはなくは入れました。『東大寺法華堂(奈良市)の秘仏・執金剛神立像(国宝、奈良時代)の彩色を東京芸大と東京理科大の研究チームがコンピューターグラフィックス(CG)技術で再現し……』と新聞で大きく報じられたのが影響しているのでしょう。こういう私もその一人。いつもは法華堂本尊不空羂索観音立像(ふくうけんさくかんのんりゅうぞう)の背後の厨子内に北面してまつられています。北面を守っているのですね。静脈が浮かび上がっています。凄まじい迫力です。帰りは行列がまだ続いているのを横目で見て、二月堂に上がり、南大門で鹿を撮り、家路につきました。今、iPadの壁紙を極彩色の執金剛神立像にしました。開けると、ドパッと飛び出してきます。「おう、お守りを!」。
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