自然を求めて近辺ぶらり

四季折々の風景、草花、野鳥などの写真を紹介しています。

思い出のくるま旅 (1)・東北の秋を訪ねる旅 ①

2017年10月11日 | くるま旅
旅先で出会った人の影響を受けて、リタイアする数年前から安い費用で旅ができる、くるま旅の魅力にとりつかれて、全国各地を車で回って来ました。ほぼ日本一周をしたといってもよいかと思います。その旅の思い出を不定期ではありますが順次アップしていきたいと思います。今回は10年ほど前の10月上旬から中旬にかけて訪れた紅葉の東北編です。宿泊地はキャンプ場、道の駅、高速道路のPAだったりと様々です。貧乏旅行です。写真はアルバムからの複写で画質が悪く、小さなサイズでの掲載となります。(現在は車中泊の旅は卒業しています)
   東北くるま旅コース 走行距離は、2.434kmです。14泊15日の日程でした。


旅の脚はキャラバンハイルーフをベースにした、二人旅用キャンピングカーです。 
  

                        
名古屋港から仙台港まではフェリー「いしかり」を利用しました。
太平洋フェリーは、フェリーオブザイヤーを毎年受賞しているだけに
船内は豪華な作りになっていて、船旅をゆったりと楽しむことができます。
フェリー船内では船長トークショーや楽器演奏などが催されます。  
 

厳美渓 (岩手県一関市)
ここの駐車場の管理人さんに、どちらへ向かうのかと訊かれ須川高原だと答えると、
自分も明日行く予定だが、今、須川高原の紅葉は一番の見頃だとの情報を得る。
   

須川高原
須川高原温泉は岩手・宮城・秋田三県にまたがる栗駒山の中腹にあり、
標高1,126mにあります。
須川高原温泉の駐車場に車を置いて、栗駒山の広大な樹海が紅葉する中を、
湿原のお花畑から賽の磧を2時間かけて歩く。
    

ここの紅葉のスケールの大きさには圧倒された。
   

 

須川湖
 

小安峡温泉と川原毛地獄
  

川原毛地獄
  

川原毛大湯滝
川原毛大湯滝は、上流にある川原毛地獄から吹き出す熱湯が沢水と混ざり、
20mの断崖から流れ込む。
福島から来たという数人連れが入浴していたが、湯温が低く寒そうであった。
  

遠野カッパ淵
遠野常堅寺の裏を流れる小川の淵にはカッパが多く棲んでいて、人々を驚かし
いたずらをしたという。
 

遠野の風景
  

遠野・千葉家の曲り家
高い石垣の上に建つ、豪壮な構えの千葉家曲り家は約190年前の建築で、
床面積538㎡もあり、かつては作男15人を含め25人の家族と馬20頭が
生活していたという。
  

 

八幡平
八幡平自然休養林野営場で泊まる。気さくな面倒見のいい管理人さんだった。
朝自宅の畑で採れたというキュウリをいただく。
野営場には、八幡平源泉掛けながしのマグマの湯があり、
24時間自由に温泉に入ることができた。

八幡平では山頂展望コース一周約50分を散策。
 

八幡平から見た岩手山
  

藤七温泉
ここの露天風呂に入浴。眺めの良い浴場だった。




八幡平蒸ノ湯温泉とその周辺
蒸ノ湯付近の紅葉は最盛期で鮮やかな色で埋め尽くされていた。




発荷峠から見た十和田湖と十和田湖畔。
 

奥入瀬渓流
十和田湖に車を置いて、タクシーで白糸の滝まで行き、
渓流沿いを歩いて十和田湖まで戻ったが紅葉にはまだ早かった。
このあたりの紅葉は、11月に入らないとダメだとか。
   

谷地温泉に向かう道と八甲田山の主峰大岳
大岳(標高:1584m)を主峰とした18の山々からなる火山群を八甲田山と呼ぶ。
谷地温泉から酸ヶ湯温泉にかけての表八甲田、通称八甲田ゴールドラインは
さながら紅葉のトンネルの中を走っているようだった。
 

地獄沼
 

 

まんじゆうふかし
ここでは数人の女性が板の椅子に座って、まんじゅう ? をふかしていた。
 

まんじゅうふかしと田代湿原
 

田代湿原
  

浅虫温泉
右側の大きな建物が、道の駅「ゆ〜さ浅虫」です。
5階が温泉入浴施設になっていて陸奥湾の眺めが最高だった。
 

道の駅なみおか アップルヒル
この道の駅で、ナラタケというキノコを購入。地元の人が調理方法を教えてくれた。
ここで売られている、りんごの種類の多さに驚く。世界一という大きなリンゴを購入。
 

白神山地
白神山地暗門の滝入口のアクアグリーンビレッジANMONで2泊。
ここのキャンプ場でナラタケを採取して食す。美味なり。
ここから津軽峠を越えて、日本海に面する岩崎町に抜ける予定だったが、
狭い上にカーブも多くて大変な悪路だということで断念する。
 

暗門の滝
「津軽平野を貫流する岩木川の奥に暗門滝とて、陸奥第一の大滝あるが、
地僻にして訪う者稀なりことは、惜しきもの哉。いでや我れ岩木山を下りて、
之を訪はむとす。林道と別れて、渓流を縫ふ。山高く、谷ふかし、屏風の如き
巨巌に挟まれて、渓流躍る(後略)」     大町桂月


世界遺産白神山地の入り口「暗門の滝」までいく。3の滝→2の滝→1の滝へと渓流沿いの
険しい道をや約1時間かけてたどり着く。紅葉が清流に映えて美しかった。
ここは奥入瀬に勝るとも劣らないといえる。
翌日は「ぶなの原生林散策道」を散策。巨木が多かった。
 

暗門の滝
  

 

 

          明日に続きます。
  明日は秋田県最後の秘境ともいわれる小又峡と三階滝です。
         

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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
二人旅用キャンピングカー (ヒトリシズカ)
2017-10-11 05:59:20
イケリンさん

約10年前の東北地方一周の旅のリポートは読みがいがあります。

栗駒山の中腹の須川高原温泉などの紅葉は美しいです。たぶん、現在は道路がもっと整備され、アプローチしやすくなったと記憶しています。

遠野市にはまだ行ったことがないので、楽しく拝見しました。

白神山地も道がいいところを、少しかすった程度です。なかなか奧には行けないブナ林の山麓です。

浅虫温泉も約40年前に通過しただけです。

こうして拝見すると、現在、秋が深まりつつある東北地方の紅葉を旅してみたくなります。

ディープな東北地方(秋田県や青森県など)は7、8年前に行ったきりです。今は東北新幹線沿いの都市に少し立ち寄るだけです。





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東北の秋 (イケリン)
2017-10-11 07:31:26
ヒトリシズカさん おはようございます。
東北の紅葉には圧倒されますね。
こうして山深いところに入ることができるのも、くるま旅の良さですね。
須川高原周辺の道路は、震災後にかなり整備されたものと思われますね。
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想い出の旅 (korman)
2017-10-11 10:19:57
イケリンさん  おはようございます
各地の名所を巡られてさぞ色々な想い出が甦ってくることでしょうね。
実は、Kormanも15年前に、走友と共に、宗谷岬から佐多岬まで約4年かけて2500Kmの日本縦断駅伝を経験しましたので、イケリンさんの想いが伝わってきますよ。再挑戦は如何ですか?
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Unknown (イケリン)
2017-10-11 16:17:39
kormanさん こんにちは。
アルバムを眺めていると、様々な思い出が蘇ってきますね。
こういう旅つて、意外と印象に残っているものなのですよねぇ。
kormanさんの2500kmの縦断駅伝もユニークな試みですね。これもまた大きな財産ですね。
車で走っても大変なのに走ってともなると、その厳しさが伺われますよ。

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東北の旅 (kagurakko)
2017-10-11 16:34:57
こんにちは、イケリンさん。
キャンピングカーで東北を回られたのですか
凄いことです。
東北の紅葉も絶好の時期に良い思いですね。
このときはブログにアップはされていなかったのですか。
私は、松島と、磐梯山に行ったくらいです、これって東北ですか?
若きお二人にも会えましたね?
かなわぬ、望み、死ぬまでには「世界遺産、平泉中尊寺」に行きたいですね~!

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東北の旅 (イケリン)
2017-10-11 16:52:04
kagurakkoさん こんにちは。
東北の紅葉は素晴らしいですよ。
松島と磐梯山には行かれたようですが、
素晴らしいところは、まだまだたくさんありますね。

ブログを始めたのは、2年半ほど前ですのでアップはできていませんね。
平泉中尊寺叶わぬ思いではないですよ。
今は新幹線もできているから、その気になれば可能ですよ。
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東北の旅 (fukurou0731)
2017-10-11 18:00:10
イケリン様
こんにちは。
すごい旅ですね。
総距離2.434km、14泊15日!
もう10年ほど若ければ憧れます。
十和田湖、八幡平、遠野など訪ねた場所もありますが、ほとんど知らない所ばかりです。
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東北の旅 (イケリン)
2017-10-11 18:05:47
fukurou0731さん こんばんは。
こんな旅は、ある程度の若さと暇がないとできませんね。
やってた当時は、見るもの全てが新鮮で、それなりに楽しかったですが、
今ではとても無理ですね。
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こんばんわ、イケリンさん (たか)
2017-10-11 20:17:07
懐かしい場所がたくさん登場しています。
一枚一枚、拝見する度にあの日の出来事が鮮明に蘇ってきて夢中でお写真を追っておりました。
思えば私達も13日間の車中泊の旅でした。

嬉しいです
「イケリンさん、奥様 初めまして」ですね。
やはりコメントを書くのもお顔が分っていると直にお話している様な気がしていいものですよね。

拝見する中で私が回っていない魅力ある場所も有りましたので、いずれ計画を立ててみようかと思いました。
楽しい旅の続編、お待ちしております。

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東北の旅 (イケリン)
2017-10-11 20:58:48
たかさん こんばんは。
たかさん ご夫婦にとっても懐かしい場所がいくつか登場したようで嬉しいことですね。
続編にも行かれた場所が登場すると良いのですが・・・。
明日もまた、よろしくお願いいたします。
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