持ち時間は削られるが、私はKoh君ママを見に行った。
ママはうつむき加減だったが、目元が室谷由紀女流二段に似ている。しかしすでに人妻とあっては、私の関心も薄い。
対局に戻ると、Ii君がチェスクロックのポーズボタンを解いたところだった。私の持ち時間を減らさないとの配慮である。…この将棋は負けた、と思った。
第２図以下の指し手もさえないが、一応記しておこう（手順は間違っているかもしれない）。
△５五桂▲４九香△３八と▲３二歩成△５二金左▲２四角△６二玉▲４二と△４九と▲同飛△３八銀▲７九飛△４七桂成▲５二と△同金▲６六銀△６五歩▲同銀△５八成桂▲同玉△４七馬▲６八玉△５八金▲７七玉△６五馬▲６六金△７三桂▲１九飛△８五桂▲８八玉△６六馬▲同歩△６八金打▲１二飛成（第３図）
私はと金と角で後手玉に迫るが、相手は居玉なので、どうにものれんに腕押しだ。その間Ii氏に着実に迫られ、私はどうにでもせいと▲１二飛成。
第３図以下の指し手。△７八金▲同玉△７七香▲６七玉△６八金打▲５六玉△５五銀打（投了図）
まで、Ii君の勝ち。
△７八金と取られて、自玉が詰んでいることに気付いた。「オレだって詰みは分かってたんだゾ」とばかり、ここで投了する手もあったが、投げきれなかった。
しかし△５五銀打までで投了。以下▲６五玉に△６四銀上は▲７四玉で打ち歩詰だが（△６三金も後手負け）、△６四銀上で△６四銀引▲５六玉△５五銀左まで詰み。ここはさすがに、Ii君は間違えないだろう。
感想戦。私の▲１五歩の仕掛けはどうだったか。▲７九玉か▲３六歩だったかもしれない。▲３六歩なら、「△４四銀▲３七銀…」がIi君の意見。しかし威勢よく棒銀に出たのに、▲３七銀は指せない手である。こんな手を指すくらいなら、最初から棒銀はやらない。
またOg氏の意見は、▲２四角が早計で、▲３三桂成と着実に迫るべきだったらしい。
ともあれ、プロ間で一手損角換わりが下火になっているということは、先手に分がある変化が多いということだろう。今後の研究課題である。
何となくお開きの雰囲気だったが、私はHon氏に一局お願いする。Hon氏も快諾して本日６局目となった。
将棋は後手番Hon氏の四間飛車に、私の急戦。これがうまくいって▲２一飛成と成りこんだが、Hon氏、△５七歩成▲同金△１二角の準王手竜が厳しかった。
私は以下も頑張るが、Hon氏が意外に冴えた指し回しで、その差は開くばかり。中でも私が馬取りに銀２枚を投資したのがまずく、これが敗着級となった。
その後は全然アヤもなくなって、どう指しても私が負け、の局面になった。
ここでHon氏の△８六馬が訳の分からない一手。△２八竜▲２七Ｘ△２五馬で簡単に詰みじゃないか。
何だか切れ味の悪いノコギリでギコギコ切られた感じで、すこぶる痛かった。
これで今期のリーグ戦は６勝７敗。いやになった。
感想戦が終わってくつろいでいるとFuj氏が来て、３局目の将棋に触れる。
終盤、某氏の△８四角に私は▲７五金と立ったが、▲７五歩で不詰みだったらしい。
私の乱れもひどいものだが、それよりも何よりも、その前に私が後手玉を寄せなければならなかった。
その後大盤で、またその将棋の終盤をやった。…とこんなことを書くと、私が教室一の将棋好きに思われてしまう。まあいいけど。
これで今日の教室は終了。今日の戦績は２勝４敗だった。
みんなで食事に行く。参加者は大野八一雄七段、Ｗ氏、Og氏、Fuj氏、Hon氏、Kaz氏、Hat氏、私の８人。駅の向こう側に行ったが、今日はインドカレー屋やファミレスを選択しなかったので、８人いっしょに入れる店がなかった。
じゃあバラバラに分かれて、食後にいつもの喫茶店に集まろうか、と誰かが言った。私はこれに乗り、そそくさと「てんや」に向かった。
と、Kaz氏もお供してくれた。注文は、Kaz氏が季節の天丼、私が普通の天丼。ミニそばのセットにしようかと思ったが、みそ汁がつかなくなるので、天丼の単品にした。
食事を終え喫茶店に入るが、案の定誰もいない。後に６人来るといったら、ウエイトレスさんがその分のお冷やを持ってきた。これでは後続組に絶対入店してもらわないと、面倒なことになる。
幸い15分ぐらい後にみんな集まり、私はほっと一安心。楽しいおしゃべりとなった。
といっても、今日のサカナはFuj氏。いろいろいいことがあったようで、無味乾燥な毎日を送っている私には羨ましい限り。あやかりたいと思った。
ママはうつむき加減だったが、目元が室谷由紀女流二段に似ている。しかしすでに人妻とあっては、私の関心も薄い。
対局に戻ると、Ii君がチェスクロックのポーズボタンを解いたところだった。私の持ち時間を減らさないとの配慮である。…この将棋は負けた、と思った。
第２図以下の指し手もさえないが、一応記しておこう（手順は間違っているかもしれない）。
△５五桂▲４九香△３八と▲３二歩成△５二金左▲２四角△６二玉▲４二と△４九と▲同飛△３八銀▲７九飛△４七桂成▲５二と△同金▲６六銀△６五歩▲同銀△５八成桂▲同玉△４七馬▲６八玉△５八金▲７七玉△６五馬▲６六金△７三桂▲１九飛△８五桂▲８八玉△６六馬▲同歩△６八金打▲１二飛成（第３図）
私はと金と角で後手玉に迫るが、相手は居玉なので、どうにものれんに腕押しだ。その間Ii氏に着実に迫られ、私はどうにでもせいと▲１二飛成。
第３図以下の指し手。△７八金▲同玉△７七香▲６七玉△６八金打▲５六玉△５五銀打（投了図）
まで、Ii君の勝ち。
△７八金と取られて、自玉が詰んでいることに気付いた。「オレだって詰みは分かってたんだゾ」とばかり、ここで投了する手もあったが、投げきれなかった。
しかし△５五銀打までで投了。以下▲６五玉に△６四銀上は▲７四玉で打ち歩詰だが（△６三金も後手負け）、△６四銀上で△６四銀引▲５六玉△５五銀左まで詰み。ここはさすがに、Ii君は間違えないだろう。
感想戦。私の▲１五歩の仕掛けはどうだったか。▲７九玉か▲３六歩だったかもしれない。▲３六歩なら、「△４四銀▲３七銀…」がIi君の意見。しかし威勢よく棒銀に出たのに、▲３七銀は指せない手である。こんな手を指すくらいなら、最初から棒銀はやらない。
またOg氏の意見は、▲２四角が早計で、▲３三桂成と着実に迫るべきだったらしい。
ともあれ、プロ間で一手損角換わりが下火になっているということは、先手に分がある変化が多いということだろう。今後の研究課題である。
何となくお開きの雰囲気だったが、私はHon氏に一局お願いする。Hon氏も快諾して本日６局目となった。
将棋は後手番Hon氏の四間飛車に、私の急戦。これがうまくいって▲２一飛成と成りこんだが、Hon氏、△５七歩成▲同金△１二角の準王手竜が厳しかった。
私は以下も頑張るが、Hon氏が意外に冴えた指し回しで、その差は開くばかり。中でも私が馬取りに銀２枚を投資したのがまずく、これが敗着級となった。
その後は全然アヤもなくなって、どう指しても私が負け、の局面になった。
ここでHon氏の△８六馬が訳の分からない一手。△２八竜▲２七Ｘ△２五馬で簡単に詰みじゃないか。
何だか切れ味の悪いノコギリでギコギコ切られた感じで、すこぶる痛かった。
これで今期のリーグ戦は６勝７敗。いやになった。
感想戦が終わってくつろいでいるとFuj氏が来て、３局目の将棋に触れる。
終盤、某氏の△８四角に私は▲７五金と立ったが、▲７五歩で不詰みだったらしい。
私の乱れもひどいものだが、それよりも何よりも、その前に私が後手玉を寄せなければならなかった。
その後大盤で、またその将棋の終盤をやった。…とこんなことを書くと、私が教室一の将棋好きに思われてしまう。まあいいけど。
これで今日の教室は終了。今日の戦績は２勝４敗だった。
みんなで食事に行く。参加者は大野八一雄七段、Ｗ氏、Og氏、Fuj氏、Hon氏、Kaz氏、Hat氏、私の８人。駅の向こう側に行ったが、今日はインドカレー屋やファミレスを選択しなかったので、８人いっしょに入れる店がなかった。
じゃあバラバラに分かれて、食後にいつもの喫茶店に集まろうか、と誰かが言った。私はこれに乗り、そそくさと「てんや」に向かった。
と、Kaz氏もお供してくれた。注文は、Kaz氏が季節の天丼、私が普通の天丼。ミニそばのセットにしようかと思ったが、みそ汁がつかなくなるので、天丼の単品にした。
食事を終え喫茶店に入るが、案の定誰もいない。後に６人来るといったら、ウエイトレスさんがその分のお冷やを持ってきた。これでは後続組に絶対入店してもらわないと、面倒なことになる。
幸い15分ぐらい後にみんな集まり、私はほっと一安心。楽しいおしゃべりとなった。
といっても、今日のサカナはFuj氏。いろいろいいことがあったようで、無味乾燥な毎日を送っている私には羨ましい限り。あやかりたいと思った。
