一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

七日六冠

2022-10-30 22:28:14 | 将棋雑記
28日はA級順位戦・永瀬拓矢王座VS佐藤天彦九段の話題でもちきりになったが、その傍らで、第44期女流王将戦第3局がひっそりと行われていた。
「ひっそり」というのは半分本当、半分ひがみである。というのは、無料中継がなかったから。ネットでも、そんなに話題になっていなかった気がする。
当然棋譜も分からないが、どうも西山朋佳女王の振り飛車に里見香奈女流王将が居飛車で対峙したらしく、結果は西山女王の勝ち。リターンマッチがなったのだった。
里見女流五冠は先日、西山白玲から白玲を奪取し、約3年振りの女流六冠に復帰したばかり。しかしわずか7日で、もとのタイトル数に戻ってしまった。
ちなみに3年前は、9月7日に第1期清麗を獲得し、女流六冠。その後11月1日に女流王将を失冠し、55日間の女流六冠だった。
で、つまり西山女流二冠も7日間の女流一冠だったわけだが、こちらは優勝賞金1500万円を逃しての二冠復帰だから、よろこびも半分だっただろう。
上記の通り、私は女流王将戦の棋譜を見ていないので何ともいえないが、どうも里見女流五冠が六冠目を獲って安心してしまったというか、一息ついてしまったのではと思う。
ここで里見女流五冠が貪欲に女流王将も守りに行けば、夢の女流八冠も視野に入ってきただろうに、惜しい。
どうも、里見女流五冠に「女流八冠」の意識は薄かったようである。
いっぽうの西山女流二冠は、女流王将復位くらいでは白玲失冠の元が取れてないが、11月2日からの倉敷藤花戦挑戦手合いで勝利すれば、女流三冠VS女流四冠になり、里見女流五冠への追撃態勢が整う。
こちらは女流王将戦と違って、リアルタイムで挑戦手合いが楽しめる。ありがたいことだ。
コメント
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