室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

Beethoven & Brahms

2013-07-01 14:13:44 | 日記
横須賀市鷹取の村中邸(バイオリニストの小笠原伸子さんの自宅)でホームコンサートがありました。

        枝垂れ梅が印象的なステキなお庭を臨むお部屋。

        

        縦型としては魅力的な音質のピアノ。

        

        せっかく調律して下さったピアノをすぐには壊さないように、下の蓋も開けています。


        


        この日は、ベートーヴェンとブラームスのバイオリン協奏曲、二曲です。

        

     ベートーヴェンの中では斬新だったリズムやハーモニーの扱いを、完全に踏まえてブラームは作曲しており、

     ブラームスの交響曲第一番はベートーヴェンの第十番と云われるのと同様、ブラームスのベートーヴェンに

     対する尊敬と継承の念を感じます。二曲を並べる企画は、とても意義があります。


        

     小笠原伸子さんも、私も、体力には自信がある方ですが、聴く側のお客様にも相当に体力を要求することに

     なるのが、ちょっと心配でした。


        

        でも、皆さん、面白がって聴いて下さいました。


        

        カデンツァは、嘗ては即興で演奏されたものですが、今は殆ど誰か大家のカデンツァをそのまま

        演奏されています。しかし小笠原さんは、カデンツァを即興で、毎回自由に演奏します。

        時には、私が見切り発車をしてしまった事もありますが、今回はバッチリ、良く分かりました。


        


        演奏の後は、しばし懇親会。

        


        最後に集合写真も撮りました。

        


        
        協奏曲の伴奏は、指揮者になったつもりで弾けたり、オーケストラの楽器になったつもりで

        サウンドを作ったり、逆にピアノ・サウンドの可能性を広げることにもなるので面白いです。