北海道にゆかりが有り、北海道をこよなく愛する名士の方々が、北海道産の銘酒を、北海道産の肴と共に舌鼓を打つ集い『東京道産酒の会』が、7月8月の夏季のお休みを経て、3ヶ月ぶりに催されました。
司会進行は、世話人の堀田さん。
このところの洪水のニュースほか、「北海道のお酒は順調」など、北海道のホットな情報を披露されました。
今回は、夏休み明けのせいか、参加人数も多めで、新しい季節に向けて新鮮な雰囲気が漂いました。
乾杯の音頭は、会場に一番乗りでいらした戸田さん。
昭和の話題で思い出したこと・・ラジオ『こどもの時間』で、昭和8年に皇太子殿下がお生まれになった話題の後に放送された時の歌を、戸田さんがお歌いになるのを拝聴して、乾杯いたしました。
皆さんで『東京道産酒の会の歌』を斉唱して、「向こう三軒両隣、固い握手」を交わして、お食事のスタート。
「八」の倍数回の参加回数にあたる方々、功労賞の皆さん。大島さん、山口さん、原さん、町田さん。
代表して町田さんがスピーチ。
「今後とも健康で、北海道の酒を飲みたい」
新入会員、岩田さんのご紹介。
ウェルカムの拍手!
八月に『65歳からのアートライフ』というコンサートに出演、独唱なさった森健さんが、翌日の読売新聞に写真入りで紹介された事を堀田さんが紹介なさいました。
そこで、そのコンサートで歌われた中から『さびしいカシの木』を皆さんの前で披露して頂きました。私が伴奏なので、残念ながら写真がありませんが、森さんの味わい深い立派なバリトンが響き渡りました。
続いて、古谷さんのスピーチ。
虫垂炎から腹膜炎を起こして、麻酔のショックもあって、夢の中で幻影が見えたり、物が見えにくくなったり、色々苦しい想いをなさったところから生還されたお話でした。すっかりお元気になり、良かったです。
お食事は、どれも感動的に美味しかったです。
小鉢:烏賊みつば山葵和え、秋刀魚燻製、もろこし豆腐(初めて戴きました)、叩きオクラ
お造り:牡丹海老、鯛の長芋巻、茗荷、芽物
焼き物:鮭の森林焼き(シャケ、最高!)、きの子、チーズ
陶板:ジンギスカン風、キャベツ、玉葱、もやし、ピーマン
揚げ物:コロッケ(馬鈴薯とトウモロコシ)、もやし、キャベツ、トマト
お食事:北海道新そば(とても美味しかった)、軸菜と南瓜の天麩羅、薬味
宝塚からいらした朝川さんのスピーチ。
「7世紀の孝徳天皇の京都から宝塚・御所川を通って有馬への行幸の話を小説に書いて、雑誌に投稿しました」
ここで、集合・記念写真を撮影しました。
以上、私のカメラの写真です。
こちらは、堀田さんのオフィシャルな方です。
引き続き、後半のスピーチ。
中央区にお住まいの慶田さん。
もうすぐ『敬老の日」なのに因んでのお話されました。中央区は歌舞伎座・観劇のご招待があったり、豪華弁当付きだったり、大変恵まれた『敬老週間』だそうです。しかし、これも日本橋を中心とする老舗の方々が戦後を支えてきたお陰で繁栄してきた事を忘れない為に、このように恵まれた行事になっているんだそうです。
鳥の写真で有名な山口さん。
「ここ数年、肩が挙がらなくなっていたのが、ようやく治りました。医者は、それぞれの専門には詳しいけれど、それ以外は分からない事が多い。医者との出会いは運不運がある。一刻も早く手術をした方が良い場合でも、書類に家族の同意が必要など、時間を取られて危険になる事もある。お医者さんは信頼しないといけないけど、信頼しすぎてもいけない。場合によってはケンカしてでも他所へ行くなどの決断をしても良い」
どの方のスピーチも、皆さん、真剣に耳を傾けて聴いていらっしゃいました。
お誕生月の方々のお祝い。k
皆さんで、一つの杯を飲み干しました。
最後に、お待ちかねの『利き酒大会』です。
お酒を2種類ずつ飲んで、本醸造酒か、純米酒か、吟醸酒かを当てて、残った方が優勝。同じテーブル席の方にもお酒のお土産がプレゼントされます。
なんと、2回戦目で、お一人だけ手を挙げなかった笠井さんの優勝です。
笠井さんが、関白殿下の衣装にお召し替えの間のミュージックタイムでは、長田さんのリードで、皆さんに『赤とんぼ』を歌って頂きました。そして、数日前の中秋の名月と十五夜に因んで、ベートーヴェンの『月光』を聴いて頂きました。
そして関白殿下位となられた笠井さんの登場です。
賞状に書かれてある「正に、運の強さだけで優勝してしまいました。帰り道は気をつけます」とユーモアたっぷりのスピーチでした。
そして、関東一本締め。
中身の濃い、充実した愉しい会となりました。
P.S.先ほど、堀田さんから、森山と演奏中の写真を頂きました。
『さびしいカシの木』を歌われる森健さん。
やなせたかしさん作詞の「さびしいことに、慣れてしまった」の箇所を歌われる森さんの歌声に、じーんと来ました。