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とだ*やすこの活動報告

「平和を、仕事にする」という・・・

2014年07月28日 | とだ*やすこの町政報告
7月初旬、息子(高校3年生)宛てに自衛隊員募集のダイレクトメールが届いた、という友人の声が複数ありました。ネットで話題になってもいました。たくさんの若者が自分に届いた募集案内をインターネット上に公開したからです。そこには「平和を、仕事にする」と書かれていました。

「自衛官募集ホームページ」には、メッセンジャーとして、超人気アイドルAKB48のタレントさんが載っています。フルカラーWEBコミック「さむらい物語」というのもあります。コミックは2008年には発行されているので今にはじまったことではありません。

しかし、それにしても「平和を仕事にする」というキャッチコピーには驚きました。「積極的平和主義」「集団的自衛権」というのも不思議で、狡猾に練られて選ばれた言葉です。「脱法ハーブ」を「危険ドラッグ」に変えたように言葉の力は大きい。

ダイレクトメールは男女問わずに発送されているようですが、防衛省職員のための子育てハンドブックというのもあります。

職業選択の自由。自衛隊員は多種多様な技能の習得し、厳しい訓練に耐える力があり、礼儀正しい。大規模災害時には国民の信頼と期待を背負って活躍します。しかし、集団的自衛権の行使を容認するということは、日本が侵略、攻撃されていなくても自衛隊員が海外で血を流し、流させるということです。もはやそれは「自衛隊」とは呼べない。

新右翼団体「一水会」の設立者である鈴木邦夫さん(現在顧問)は「戦争を題材にした映画が好調です。その中で戦争は悪いことだが、人びとには勇気、愛があった、とまとめている。しかし、勇気もなく愛もなく飢餓の中で死んでいった人が圧倒的に多い。戦争体験もない人が、無責任に領土で戦争も辞さず、命を懸けて守ろうと言ってロマンチックにあおっている」とおっしゃています(京都新聞・7月12日)

また、自衛隊をどう位置付けるべきでしょうか、という記者の問いかけに、こう答えれておられます。「これからは国同士の本格戦争はない。テロ、台風、津波、飢餓などがもっと恐ろしい敵だ。日本の自衛隊は海外で戦わずに、国に侵略があれば撃退し、災害があれば救助する。この本当の意味での『自衛隊』を世界は称賛している」と。

靖国神社参拝についても、8月15日に政治家がたくさん参拝する、海外メディアがその様子を取材する、外国の批判を浴びることで「自分たちは戦っている、愛国者だ」と政治家がいう、そして静かに参拝できない・・・と述べておられます。

「中国当局は日本では軍部が戦争をしたがり人民は被害者だと説明し乗り越えた。日本にとってはありがたいのだが、靖国にA級戦犯を合祀し政治家も参拝すれば、その説明は崩れる」おそらくフィリピンなどでも同じでしょう。

わたしは、香港暮らしのなかで、たくさんのフィリピン女性のお世話になりました。親戚縁者を日本軍に殺されていない人はいないと思って接した方がよいと教えられていました。村を襲い、非戦闘員である村人を殺め、略奪し、ジャングルを生き延びた日本兵。英雄でも殺人鬼でもなく、ごく普通の生真面目な日本人だったはずです。

「愛国心は強制されたら汚れた義務だ」と鈴木さん。一説に、集団的自衛権行使容認で多くの自衛官が自衛隊を離れるだろうといわれてもいますが、その穴を埋めるために高校3年生、中学3年生が勧誘されていると思えます。

そして、はずかしながら知らなかったのですが、平成8年4月2日~平成9年4月1日に生まれた人、平成11年4月2日~平成12年4月1日に生まれた人のデータを提供しているのは市町村、つまり島本町でした。根拠は自衛隊法だそうです。

町は住民基本台帳の閲覧状況を公開していますが、今年は5月20日に二人の自衛官が島本町役場庁舎を訪ねて住民基本台帳を閲覧したとのことです。



画像
江川地区、高浜学園という名の私立保育園
建設工事が進んでいます

今日は、高浜地区の道路交通を現場視察
地元の方の声をいただきました

上下水道敷設工事で交通規制もあり
地区の現状と課題がよくわかりました

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