とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

副町長の人事

2012年03月29日 | とだ*やすこの町政報告
朝、9時半、教育委員会会議を傍聴しました。傍聴者は平野議員と戸田の2人でした。午後は地域包括支援センター運営協議会を傍聴する予定でしたが、今後の日程と課題を考えて家事と休息を優先しました。スギ花粉症ですが、最近は症状が変わって、化学物質に反応しているようです。春光を浴びて外出した後は目がチカチカして、午後の外出をやめました。時間に追われずに台所に立つと、よい気分転換になります。

さて、昨日の議会では、議場への国旗掲揚に関する条例の他に、もうひとつ重要議案がありました。副町長の人事が提案され(当日の朝に知りました!)可決され、4月1日から元副町長の乾知範さんが就任します。島本町職員として行政手腕を評価され、長く助役(任期途中で副町長と改称)を務められた方ときいています。4月以降の議場は、おそらく空気が引き締まるはずです。

賛成を見送り、戸田は退席して議決には加わりませんでした。急遽として当日の朝に開かれた議会運営委員会で、新たに議案として付け加えられた副町長の人事案件でした。これに抗議の意を示しました。平野議員、共産党議員3名が退席しました。もはや悔しいという思いはありません。ただ、情けない。有権者に申し訳ないです。

島本町政の特徴は、人と人とが関係性を結ぶうえでの最少最低限の礼を尽くすことができないということです。大事に扱われることに慣れ、議員は議員でそれが権威であるかのごとく誤解して、新人議員もいまやどっぷり、という感じがします。副町長人事のような重要な案件を、もし本当に自公民議員だけに事前説明していたらとしたら、自分たちの手で変えていかなければならないと気づいてほしいものです。

それぞれ別々に住民の直接選挙で選ばれた首長と議員ですから(2元代表制と呼ぶ)、基礎自治体には与党も野党もありません。自分たちが有権者の代表として(支持者だけの代表ではない)信託を受けていることを考えれば、秘密裏に知らされて黙っていなければならないことと、そうではなく、透明にしてから進めた方がよいことの区別がつくはずですが、そういう理性や想像力がありません。これはセンスの問題で、年齢性別党派に関係ありません。

行政の監視機能を担う役割の議員が本来の機能を果たさず、「予算を通すから、そこのところよろしく」「選挙を応援するから、我々の言うことをきいて」とするのでは、もはや変化の時代に対応できない。危機的状況なのです。丸く収めて、あるいは強硬に進めて前進できた時代は終わりました。だからこそ、議会改革に全国的な機運が高まっているのです。

数の論理、世間は正しさで動いていないと考えるか、本来の民主主義の精神に反すると批判するか、そのあたりの判断はお任せしますが、「そこのところよろしく」「我々の言うことをきいて」が、私利私欲、個人的内容による「口利き」「圧力」だったり、票集めのパフォーマンスだったりすると、島本町のような小さな自治体の規模では政治がどんどん、どんどん小さくなっていく・・・(大きければ、それはもっと困りますが)

自公民の議員だけ押さえておき、あとは(わたしもここに含まれる)議場で花を持たせておいたら(=適当に吠えさせておいたら)治まると思っているのでしょうか。議論、討論が公平、活発に行われてこそ、結果はどうあれ、熟成されたよいものが生まれます。春から、乾副町長の手腕が、自立する島本町の礎につながるよう期待し、わたしも頑張ります。

3月31日で退職される(大阪府に戻られる)多田副町長は、夜11時を過ぎてしまった挨拶で、天王山に喩えてリーダーの条件を3つ示されました。1)時代の流れをよむ眼力 2)決断力 3)行動力です。退職のときに議場でされる挨拶には、どなたの挨拶にも深い思い、重要なメッセージが込められています。2年3か月の間、ありがとうございました。4月からは大阪府に戻られます。府職員として島本町を見守っていただきたいと思います。


画像は、お正月に賀茂川でみたワシタカ科の野鳥
男性がパンを投げ、それに群れで寄ってきたところ
なんてことを!と驚愕しつつカメラ撮影

家財道具と思われるものをぶら下げた自転車に乗って
ふら~と去っていかれました
ご本人にとってはダイナミックな日常の餌やりかもしれませんが・・・


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