とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

小学校と給食

2012年04月06日 | やります!子ども・子育て・人びと支援
入学、入園の季節です。今日は、小学校の入学式でした。わたしは毎年、第一小学校にお邪魔しています。明治7年創立の歴史ある小学校で、在校生の保護者も祖父母もここを卒業したという方が少なくありません。現在体育館がある場所に、かつては役場、消防があったそうです。校歌は歌詞もメロディーも素晴らしい格調高いものです。

新しく高槻市から異動され、はじめて島本町に赴任された校長は、海外の日本人学校や大阪府の教育センターでの経験があり、過去に島本町に住んでおられたこともあるそうです。ご本人からお聞きしました。一年生はまだまだ小さく、こんなにも可愛かったのかと年を重ねる度に思います。この10年で先生方の年齢が一気に若くなり、若手といわれた先生が30代前半で中核を担う立場になっておられます(戸田の印象)。

昨日は、第4小学校で行われた給食試食会に参加しました。第4小学校が平成24年度給食調理業務委託を新たに契約するにあたり、2月22日に入札が行われました。結果、新規事業者、淀川食品株式会社に決定したことから、関係者を対象に試食会が行われたのです。学校給食については、第一小学校以外の3校が給食調理業務委託をしています(記載ミスを訂正)。献立は町内統一、教育委員会に所属する正職員(栄養士)が監修しています。1食の材料費は225円。

平成21年4月の給食費を一律225円に値上げするにあたって、平成20年「学校給食に関するアンケート」を行っていますが、圧倒的に「安心安全な食材・質の確保」を望む保護者が多いという結果が出ていました。放射性物質の問題に限らず、食材に「国内産」「産地がわかるもの」を望む声は多く、添加物、残留農薬、化学肥料についての不安は過去からありました。産地公表がすべてを解決するとは思いませんが、既に多くの自治体で行われていることです。

「人びとの新しい歩み」(戸田・平野)は、給食の食材の産地公表を求めています。当初、教育委員会は、放射能汚染の風評被害につながりかねないという姿勢でしたが、「適切な理解による不安解消ため産地を公表」するのであって、公表が風評被害をうむのではありません。なにより、基準値を超える高濃度の放射性物質が魚や椎茸から検出されている限り、必ずしも風評被害とはいえない。「現実」です。

今日また、愛知県岡崎市の「竹の子幼稚園」の園児と職員計528人が給食で食べた乾燥シイタケ(茨城県から入荷)に、改定前の「暫定基準値」(1㎏あたり500ベクレル)の約3倍に当たる1400ベクレルの放射性セシウムが検出されたと報道されました。改定後、4月からの新基準は1㎏あたり100ベクレルなので実際には14倍ですが、4月に入っても暫定基準の3倍と表現し、ごまかしているのでは?と違和感があります。

いずれにしても、岡崎市が検査を実施していたからこそ、わかったことです。実際に口にしたのがたとえ微量であっても、知らずに提供し続ける、知らずに食べ続けるということがあってはならない。検査のために別途食材を購入しなければならないうえ、決定的な効果が得られなくとも手間暇がかかります。原子力発電所の事故は、いったん起こってしまえば、人びとの生活の基盤を根底から覆し、すべてにおいて、結果的に高くつくことになります。

たとえ充分ではなくとも、まさかの高濃度汚染による被害を最小限に留め、子どもを放射線物質の内部被ばくから守らなければなりません。放射性物質を大量に放出させた原子力発電所の事故の影響から、子どもたちを守ることについて、大人はもっと無力感をもってよいのではないか。誰かが関心をもち続けないと、直ちに影響がない、健康被害について心配ないとして、汚染食材は「市場の原理」で流通し続けます。


画像は、試食の献立(225円自己負担)
たけのこご飯、牛乳、さばの更紗揚げ
野菜とささみのお浸し みそ汁
教育委員・町部長次長級職員・PTA代表者も試食しました






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