誰もが知っている名探偵。
けれど、これは
初めて出会うシャーロックホームズ
頭脳と肉体!
推理物であり、アクション物!
激しくスリリングなアクションの連続!
・・のわりには、爽快さはあんまりないんだな(笑)
なんせ舞台は19世紀ロンドン。
煙った空気、低く垂れこめた雲のせいか。
解放感ではなく、より奥に
より深いところへと物語は入り込んでくる。
現在と中世をつなぐ背景が魅惑的。
アカデミー美術賞にもノミネートされてるそうな。
建設途中のタワーブリッジでのアクションシーンは圧巻。
ビッグベンからテムズ川へ飛び出すとこも派手。
さりげなく映っているタワーヒルもいいしなあ。
名もなき建物やちょっとした小道具も興味深い。
怪しげな実験室の光景に、
以前行った「現存するイギリス最古の手術室」にあった
「薬の調合室」をふと思い出した。
ま、あたくし、個人的に英国好きなんで
風景だけで、楽しめるだろうなとは思っていたのよ
でも、それだけじゃなく、
展開もキャラもたっぷり楽しめて、はっぴー!
ホームズとワトソンのチームワーク、友情。
ちょっぴり「ふ~じこちゃん」的なアイリーンアドラーとの
恋愛・・
あ、
飼い犬くんの演技にも注目してね(笑)
この映画のホームズは
おなじみの鳥打帽もかぶっていないし、
「初歩的なことだよ、ワトソンくん」
とも言わない。
ちょっとがっかりしちゃう人もいるかな?
でもね、
奇をてらうことだけに夢中になって作ったわけじゃないみたい。
歴史を経て生まれたホームズのイメージを、
いったんぬぐって
もう一度原作に立ち返り、
それをもとに新たに構築したホームズなんだ。
見る時には、一度全部忘れて
ゼロな気持ちでお楽しみあれ!
あ・・映画『シャーロック・ホームズ』公開記念!
ホームズ仮装大会に応募してロンドンへ行こう!
ってのも神戸異人館「英国館」でやってるらしい。
この機にぜひ
(応募締め切り:2010年3月7日だそうで、
詳細はこちら)
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