「THE BACK HORNの映画ができるんだって」と聞いたとき
どんなものかわからなかった。
ライブドキュメンタリー?
…では、ないらしい。
かといって、演技もしていないらしい。
どーゆーこと?
本人に聞いてもよくわからなかったので(笑)
とにかく観に行ってみた!
そこには
THE BACK HORNらしい
重くて暗くて美しい
人生と風景と音が存在していた…
穴を掘る一人の老人の姿から、物語は始まる。
静かに静かに。
台詞はない。
誰と話すこともなく、
見えない未来に向かって歩く姿と
途切れ途切れに浮かんでくる過去の記憶。
そこに
通常ならバックに流れる音楽が
演奏シーンをともなって前面に出てくる。
そういう意味では
ミュージックビデオをイメージするのが一番分かりやすいかもだけれど、
でもこれはミュージックビデオの枠を超えた一本の映画。
とても壮大で、
そして、物語と共に楽曲も変化し、展開していく。
面白いな。
これまでにない感覚…。
途中流れる風景の音も、
バックホーンが作っているらしい。
これもとても印象的。
彼らの音楽をあまり聞いたことがない人が観るとどう感じるのだろう?
決して間口が広いとは言えない作品が
単館上映じゃないってのも凄い…。
でも、色んな人に観てみてほしい、
感じてほしいと
素直に想った。
さて。
映画終わって、一緒に観ていた幸福ちゃん(本名。映画観て隣で号泣してた!)と、
「なんばパークスの光旅」を見る。
光づくしだ!
「これ、どこのライトですかね?」
「伊舞さん、あそこシュートずれてません?」
しまった、彼女は照明屋さんだった。
めんどくさいぞ(笑)
(イルミネーションを撮る幸福を撮る)
(光の滝の前に立たされる私)
「あー。綺麗ですね、ほら。」
指差した先には、木々を照らす深い色の明かり。
「私、実ってない木が好きなんですよ。」
「なんじゃそれ。暗いな!」
「いや、違うんですよ、実ってないっていうか、枯れているっていうか・・」
「だから暗いって・・」
暗闇の中の明かり。
暗いからこそ、
寒いからこそ、
感じられる光、美しさがきっとある・・
てなこと 改めて思いながら
女2人寒空の下、しばし明かりを見つめていたのでした。
※「光の音色-THE BACK HORN Film-」現在公開中。
監督・脚本・編集:熊切和嘉
出演:THE BACK HORN(山田将司・菅波栄純・岡峰光舟・松田晋二)
セルゲイ・ペルミノフ/他
音楽:THE BACK HORN
詳細はこちら
(公開終了の映画館もあれば、新しく公開スタートの情報も随時あがっているみたいです。
チェックしてみてください)
ちなみになんばパークスの「光旅」は
2015年2月15日までだそうです。
詳細はこちら
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