JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「鉄輪」

2020-05-02 | 映画(DVD)
「脚本家 新藤兼人」

「鉄輪」1972年 近代映画協会 監督・脚本:新藤兼人

能の演目「鉄輪」を基に、繰り返される夫と愛人の逢瀬、妻の嫉妬を描いた意欲作。白塗りの妻がワラ人形の股間に五寸釘を打つと、全裸の愛人が痛がり呻く!?ホテルでの密会中にかかってくる無言電話に慄く夫も妙に可笑しい。新藤監督初カラー作品で、鋭い音響設計も素晴らしい。



原典の能(かなわ)と読む。新藤兼人白塗りヌーベルバーグ。

謡いのところでどうしても睡魔に襲われ、けたたましい電話のベルあるいはフラワー・メグの喘ぎで覚醒するという連続。

裸の先駆者フラワー・メグのエキゾチックな顔に白塗り、水着の跡のオールヌード堪能する映画で退屈ヌーベルバーグ。

観世栄夫の情ない中年男の感じ。



鉄輪の乙羽信子は兎も角、ホテルのボーイ、交換手、フロント、警官とのやり取り少し好き。



裸の先駆者フラワー・メグのエキゾチック白塗りヌード


シネマヴェーラ渋谷

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