JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「ロイドの福の神」

2012-04-06 | 映画(DVD)
「映画史上の名作番外編 サイレント小特集Ⅳ」

「ロイドの福の神」1926年 米 監督:サム・テイラー
原題:For Heaven's Sake

スポイルされた大富豪・ロイドが気まぐれで寄付した大金が、貧民街の伝道所設立に使われることに。文句を言おうと出かけた伝道所で、牧師の娘に一目惚れしたロイドは・・・。恋する彼女のためと伝道活動に邁進するロイドが可笑しい。

ハロルド・ロイドの映画をまともに観たのは、実はこれが初めて。
喜劇第三の男、この方のギャグはアイデア勝負で素晴らしいのですね。

車をお釈迦にした道すがら小切手で新車を購入するとギャング団と警官の大捕り物に巻き込まれる。
ロイドの新車に乗り込んで前方のギャング団を銃撃する警官。
ロイドの耳元でパン、パンと喧しくやるものだから、ロイド氏堪らず、手で銃口を明後日の方向に変えちまう。これには爆笑。
これを皮切に小ネタギャグが続くは、続くは・・・

伝道院での説経にならず者どもを集客しようと奔走するシークエンスも小ネタの連続で、その小さなギャグの積み重ねが、やがて大きな追っかけ大ドタバタに展開されていくのは何とも痛快。

ロイドの一目惚れも必見の名シーン

とにかく、無声無音の劇場内からは、ひっきりなしに笑い声が絶えず、とても楽しい。

やっぱり無声喜劇は偉大なり。
ロイド作品も沢山観ていきたい。

シネマヴェーラ渋谷

にほんブログ村 映画ブログへ blogram投票ボタン

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大阪桐蔭 春初優勝 第84回... | トップ | MASI Speciale Road (Root ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画(DVD)」カテゴリの最新記事