息子①、生まれて5ヶ月くらいで心臓の手術をして、その後不整脈。
2歳でまた手術、血栓が飛んで脳梗塞。
手術、入院をした手稲の病院に、14年間通いましたが、先日診察で、もう地元の病院だけで診てもらうだけでも大丈夫だよ、と言われました。心配ならこちらに来ても良いけど、検査内容は同じだから、近い地元だけの検診でも大丈夫、と手稲の先生に言われました。
弁の逆流と不整脈、脳梗塞の片麻痺はまだあるけど、見た目ではわからない程元気に過ごしてます。
病院に通う機会が減る事は、嬉しいことです。
入院時、ICUに入った時は、一日二回、各30分の面会時間の為に、高速で毎日札幌へ行き、1日中病院に居ました。ICUは本当は、一回30分の面会時間なのに、意識のない息子に歌を歌っていると、いつも1時間以上、看護師さんが居させてくれました。それが暫く続いて、病棟に上がった時は、色んな心臓病の子に出逢い、親子で友達が沢山出来ました。
生きたくても生きれない子。色んな子達が居ました。昨日まで病室に居たのに、今日は誰も居ない病室、無事退院したり、新たに入院したり。本当に、病気の子供ってこんなにいるんだなぁと驚きました。手稲の病院で過ごした日々は、私にとって本当に濃いものでした。沢山、自分の子供の事で泣き、友達になった子供の事で泣き、皆病気の子をもつ親だけど、明るく楽しく笑い転げて過ごした日々。
健康が一番だけど、息子が病気だったおかげで体験した事や出逢い、全てが私の財産です。
当時担当してくれた先生たちも居なくなり、仲の良い看護師さんたちもいなくなってしまいましたが、この病院に来なくなると言うことは、正直少し寂しいです。病院が近づくにつれ、高速から見える景色、病院の匂い、全てが当時を思い出させてくれていました。だから寂しいのだと思います。地元の病院ではこれからも診ていきますが、今月で、14年間通った手稲の病院を卒業しました。