お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
?



 新年最初の「あの時代にタイムスリップ!?かながわ歴旅ARラリー」で三浦半島へ。

 環状4号から六浦で国道16号へ出て、田浦駅前で国道を離脱し十三峠へと向かう。その上り口にあるのが「のの字橋(のの字坂)」。再びここへ来るとは思わなかったねぇ(一度目はこちら)。横須賀市のHPによると、戦前に城の台砲台を築き、物資を運び上げるためにつくられた道路で、道をつなぐ陸橋を「のの字橋」(いわゆるループ橋)というそうだ。正式には「十三峠陸橋」。そして公園の周辺を1回転半以上まわって登った先は旧浦賀道・十三峠となり、東京湾を望むハイキングコースとなるのだ。


十三峠陸橋。別名「のの字橋」



公園の周辺をぐるりと回って橋へ向かう



右手奥に見えるのがのの字橋



1回転半して峠へ向かう


 のの字坂をぐるぐる上った先の分岐を右へ行き、上り切ったところに旧横須賀市営田浦月見台住宅がある。築64年で老朽化が進み2020年に市営住宅として廃止されて以降は「天空の廃墟」とも言われていた。廃墟なので誰もいないだろうと思ったが、車が数台とまっていて人の姿も。どうも工事か何か作業をしているみたい。そういえば、ここへ来る予習として「天空の廃墟」で検索していたら「入居申し込み殺到する"天空の廃墟"」(東洋経済オンライン)なんていう記事を見かけたことを思い出した。もう一度見返してみると、昨年から「職住一体型」の店舗兼住居として再生させようとする試みが始まっており、1期募集では29戸に対し47件の申し込みがあったそうだ。業種は製菓やセレクトショップ、作家などで、入居開始は今年7月。そうか、そのための作業か。見学らしき夫婦の姿もあった。なるほど。新しい歴史が始まるんだね。また夏にでもやって来るかな。


「天空の廃墟」と言われる旧横須賀市営田浦月見台住宅


 十三峠は江戸と保土ヶ谷を結ぶ「東の浦賀みち」の最大の難所だったそうだが、特に道標などなく、ピークと思われる付近に公園があり、そこに「開拓記念碑」があったので、多分ここでしょうね。その峠の少し先に十三峠公園があるのだが、ベンチも何もない舗装された小さな広場で、駐車場というわけでもなく、不思議な空間としか言いようがない。それにしても江戸時代の最大の難所に、今現在は住宅が普通にあることには驚かされた。


ここが十三峠と思われる



十三峠から東京湾を望む



十三峠公園。キャッチボールぐらいはできるかな


 その先に鹿島台とか富士見台とか高台があるので上ってみたが、木々が邪魔して富士山は見えず。


鹿島台



富士見台から富士山は望めない


 富士見台の反対側で「三浦安針夫婦墓」の案内版を発見。三浦按針ことイギリス人ウイリアム・アダムスと、その妻の供養塔があるようで、「右が按針、左がその妻の墓」と記述されていたが、どこにあるねん? 右見ても左見ても何もないぞ。ストビューで後日じっくり探してみると、この案内版の反対側の階段を上ったところだったようですな。


「三浦安針夫婦墓」の案内版


 見どころ満載の田浦からの山登りが終わり、ようやく本日最初のスタンプポイントの塚山公園に到着。桜の名所として「かながわの花の名所100選」「かながわの景勝50選」に選ばれている公園で、「安針塚」が隣接していることから「塚山」と呼ばれているようだ。

 公園内をまっすぐに海方向へ行くと、港の見える丘。いやぁ、ここからの眺めはまさに絶景。疲れも吹き飛ぶよね(^o^)


塚山公園



港の見える丘



遙かにランドマークタワー



眼下には横須賀港


 さて、この公園から国道16号にはすんなり出ることができないのは1度目に来た時に痛感していた。で、地図を何度も見返して見つけたのが「西逸見吉倉隧道」。谷戸地域の孤立を防ぐために作られた防災トンネルで車両は進入できない。ここを抜けると国道16号の汀橋交差点に出ることができるのだ。いいね!


西逸見吉倉隧道


 ちょうどお昼どきだったが、走水の「味美食堂」は行列ができていたのでスルー。結局、この日のランチはコンビニめし。

 その後は「神奈川県立観音崎公園」、「ペリー公園」と巡り、内陸へ入って「衣笠城址」へ向かう。観音崎公園にあったレストハウスは取り壊され、更地となっていた。何度も前を通ったが、結局、一度も寄れなかったなぁ。


観音崎公園



観音崎パークセンター。ここがチェックポイント



久里浜



ペリー公園


 衣笠城は平安時代から鎌倉時代にかけて三浦半島に勢力を張った「三浦一族」の本城。ただ、城といっても石垣もなければ堀もない中世の山城だったそうで、衣笠インターの先を左手へ入ると待っていたのは「馬返しの坂」だった。見た瞬間、ひっくり返りそうな気がしたので素直に押し歩き。20%はなかったと思うけど、もう年なんで無理はやめとこ。

 上り切ったところは大善寺で、どこにも衣笠城址とかの案内はなく、道はどうやら行き止まりで、上へ行くには階段しかないようだ。ここでもできるかなとやってみると、スタンプゲット。よしとしよう。これも後で調べると、その先の階段を上ったところが衣笠城址だったようだ。相変わらず事前準備ができておらず、詰めが甘いねぇ。


馬返しの坂は押し歩き



大善寺の下。ここでスタンプゲット


 この後は通研通りから国道134号へ出て三浦海岸へ。城ヶ島へ行くかどうか悩んだが、帰りが遅くなりそうなのでそのまま国道を走り続ける。毘沙門から三崎をはしょったので「準ミウライチ」ですな。


三浦海岸


 そういえば以前、和田城址へ行ったはいいが、スタンプをゲットし忘れたことを思い出し、再び訪問。すると急坂の手前で和田義盛の碑を発見した。鎌倉幕府の大立者だったが、三浦義村の裏切りもあって北条氏に滅ぼされた。郷土の武将のその悲運の最期を偲び、武勇をたたえて三浦市が建立したという。


和田義盛の碑



再び和田城址へ


 最後は神奈川県立葉山公園。御用邸に隣接し、かつては御用邸付属の馬場だったらしい。初めて来たが、いやぁ、ここも絶景ですな。目の前に相模湾、左に富士山、右に江の島と絶好のビュースポット。たまには寄ってみてもいいねぇ。


葉山公園



左に富士山、右に江の島の絶景


 前日の強風もおさまり、なかなか楽しい準ミウライチでした(^o^) これでスタンプは95/124(達成率77%)。保有スタンプは50。走行距離は132.9キロ。獲得標高は1091メートル。

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