TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

十年浪漫倶楽部

2011-11-30 23:41:46 | ウイスキー
NIKKAの企画で、十年浪漫倶楽部というのがありました。
これは申し込むと、申し込んだ人たち専用の樽に余市蒸溜所で新酒を仕込んで、10年後に10年モノシングルカスクウイスキーとして送ってもらえるという、まさに長期間の熟成を要するウイスキーならでは企画なのです。もちろん自分だけで樽一つ買うわけにはいきませんからね、まあいわばウイスキー樽の共同購入みたいなものでしょうか。でもそういうプレミアム感って嬉しいものです。

で、実は小生5年前、すなわち40歳になった記念?に(はい、小生現在45歳なのです。)これに申込をしておりまして、いわば熟成の折り返し地点ということで、5年の熟成を経たウイスキーが1本送られてきました。「これまでの5年間を振り返りながらその香りと味わいをお楽しみください。」だって。憎いこと言ってくれますね。たかが5年されど5年。これ申し込んだのもついこないだのようにも思えるんですけどね。もう、5年経ってしまった…。早いものです。そしてこれからの5年。その頃には小生も50歳になり、息子も20歳。どうなっているだろうな…。場合によってはそれを受け取る前にこの世にいなくなっているかもしれない。(この企画が終わってしまったのは、結構そういうことが多かったということが原因なのかも、と思ったりもする)ただ、共に生きた時の経過が生みだすウイスキーの味わいというのは格別なんだろうな…。
この5年モノを味わいながら、5年後に思いを馳せて、今と同じに幸せであって欲しいと願いたい。また一つ小さな楽しみができました。
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EUROPE / SANTANA

2011-11-28 23:16:10 | その他の音楽
またまたSONG TO SOULネタ。
昨日の放送はSANTANAの「EUROPE(哀愁のヨーロッパ)」でした。
久し振りに見たTOM COSTER、当時はいろんな意味で黒々してたお姿が、今やテカテカになってましたしね、ARMANDO PERAZAもお元気そうで何より~…はともかくとして、この番組の核だったのは、SANTANAにおけるBILL GRAHAMの存在。
1992年のアルバム「MILAGRO」がMILES DAVISとBILL GRAHAMに対する追悼盤で、アルバムのイントロに番組でも流れたBILL GRAHAMのイントロダクション、つまり司会ね、が収録されていたのはわかってはいたけど、マネージャーさんかなんかなのかな~というくらいの認識しかなかった。番組よれば、BILL GRAHAMがSANTANAを見出し、常にSANTANAと共にあった存在だったということ…。「EUROPE」の曲が生まれた背景には宗教に傾倒しつつあったSANTANAを音楽的な面で引き戻したBILL GRAHAMの影響が大きかったということ…。改めてそのような事実を知ることができたし、やはり名曲の陰にはアーティストだけではない、そのような人の存在があって生まれているものだ、と。
やはり言うまでもないけど音楽も人なんですね。相変わらず深い番組です。
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ザ・ジェネレーションギャッパーズ

2011-11-27 22:56:41 | J-FUSION
以前にここでもご紹介したライブ、昨日行ってまいりました。
ザ・ジェネレーションギャッパーズ。向谷さんが命名したそうで。
MCでも言ってたけど、平均年齢が45歳とな。14歳が一人いるにもかかわらず、です。

まあとにかくレアなこのライブ。
基本的に向谷櫻井山本という組み合わせそのものがレア。
で、向谷さんと櫻井さんって、会うこと自体が10数年ぶりとか。しかも共演というのもまたレア。
山本恭司がCASIOPEAやJIMSAKUのギターもやったんですよ、ってのもまたレア。
向谷さんが、一キーボーディストとしてJIMSAKUや山本恭司、JEFF BECKにSTEVIE WONDERとかをプレイする、というのもレア。そして腰を気遣いながらも全盛期のCASIOPEAを彷彿させるスタンディングプレイに徹する姿もまたレア。
もちろんJIMSAKUの「45℃」に向谷さんの「Omoe-de-Omoba」なんて曲をライブで聴けるなんてのは今後あり得るのかどうかもわからないほどにレア。
で、とにもかくにもそのバンドのドラマーが14歳の女の子、川口千里ちゃんというのが更にレア。

まあ異例尽くしのこのライブ。客席は熱気ムンムンといった言葉がおかしくないジェネレーションの方ばかりが100数十人。しかもスタンディング。会場内はいろんな意味で熱くなっておりましたよ。
選曲は山本恭司オリジナルをメインに、櫻井さん持ち込みのJIMSAKUの「45℃」櫻井さんの処女作という「SAILING ALONE」、向谷さん持ち込みのCASIOPEA「RIDDLE」「SPRINTER」そしてアンコールでソロ作からの「Omoe-de-Omoba」に、JEFF BECKレパートリーから「STRATUS」「GODDBYE PORK PIE HAT」とダブルアンコールでSTEVIE WONDERの「SUPERSTITION」(VOCALは山本恭司)というようなラインナップ。渋すぎますね。そりゃ千里ちゃん同年代のお客さんきてもサッパリ何のことやら、という感じでしょうな。小生ですらまだ若い方では?というような年齢層ばっかりなのも納得です。
それにしても向谷さんしゃべるしゃべる、それに踊る踊る。往年のCASIOPEAどころの話ではない、昨日はTRIXか野獣王国か、というくらいのMC量。なんとか山本氏とはワインで乾杯したりしてMC掛け合いになったりもしてましたが、櫻井さん、しゃべろうとしてもすぐに向谷さんに持ってかれてしまって曲紹介もできやしないという状態。鉄道ネタを意識することなくCASIOPEAも絡めて好きなことしゃべれるというのが、それはそれで開放感があったのかも知れませんね。とはいえ、それも千里ちゃんの教育の一環なのだとか?と言いながらもオジさん方、結構あっちこっちで迷子になっているのを千里ちゃんが引っ張る、というようなシーンもあったりして、結局教育的指導受けてたのはオジさん方だった、というオチもついて。
往年のいろんなフュージョンファンにとってはたまらない一夜になったと思います…が、それを実現させてしまったのが川口千里ちゃんという存在。ホント小っちゃくてね、体も腕も細いし、14歳とはいえ小学生と言っても十分通用するような雰囲気。そんな娘がCASIOPEAやったりJEFF BECKやったり…もちろんすんごいパワーとテクで。あの体のどこにそんなパワーとスタミナがあるんだろう。ホントあっちこっちでミスってたオジさん方に比べて千里ちゃんがミスったのって気がつかなかったな。あえて言うまでもないけど、外見が14歳のちっちゃい女の子、というだけで中身は誰も異論はないであろうプロドラマーなのです。参りました。今後の活躍にも注目していきたい「ドラマー」なのです。

ちなみに当日はUSTREAMライブ中継もされてたようで、既にその一部がニコ動にも上がってたりしてます。おそらくそのうち公式サイトでも掲載されるでしょうから、是非とも見てもらいたいものですね。

川口千里BEEHIVEセッションvol.4 ザ・ジェネレーションギャッパーズ
SENRI KAWAGUCHI(ds)MINORU MUKAIYA(keys)TETSUO SAKURAI(b)KYOJI YAMAMOTO(g,vo)
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TIME MACHINE

2011-11-25 23:34:27 | J-FUSION
昨日書いた「GUITAR WORKSHOP IN L.A.」ネタ繋がり、ということもありますが、9人の日本人ギタリストが集合して制作されて9月にリリースされたオムニバスアルバム「TIME MACHINE」。「GUITAR WORKSHOP~」は完全にDAVID GARFIELDワールドに染まってましたけど、この「TIME MACHINE」、参加したギタリストがそれぞれ「TIME MACHINE」をモチーフにしたオリジナルナンバーとそのアレンジを持ち寄って制作されただけあって、それぞれの曲が独特の個性を放っているのです。もちろん全てインスト、歌は一切なし。テクノあり、クロスオーバーあり、ファンクあり、ロックンロールあり、とにかくあらゆるエッセンスを詰め込んだフュージョンアルバム。これぞまさに究極のごった煮アルバム。このごった煮度は「GUITAR WORKSHOP~」のはるか上を行きますね。
取り急ぎ簡単にご紹介。
1曲目SING LIKE TALKINGの西村智彦。タイトルの「WELCOME ABROAD」らしく、牧歌的な旅情あふれるナンバー。
2曲目CHOKKAKUによる「STUTTER CASTER」。トランス系テクノとでもいいましょうか。
3曲目真鍋吉明。なんとなく映画音楽のようなギターインスト。
4曲目岩見和彦。めっちゃ演歌クロスオーバーしてますね。青柳誠がピアノで共演というのも今となってはレアなのかな。
5曲目安達久美。ドラえもんのタイムマシーンをモチーフにしているようで、タイトルも「MON E DORA」だって。もちろん久美姉さんのロックギター全開です。
6曲目梶原順。ファンキーでブルージー、梶原さんらしいノリのいいインストです。でもやっぱり顔は全然笑わずに弾いてるんだろうな。
7曲目田中義人。なんでしょうねこれ。テクノです。テクノです。テクノとしか言いようがない。
8曲目野呂一生。もちろんフレットレス。なんでも江戸時代を意識したとか。タイトルも「深川慕情」。ただアレンジが今までのCASIOPEAやIN SPIRITSにはなかったような雰囲気の仕上がりがちょっとレア。更に則竹・須藤コンビのリズム隊との共演というのもまたレア。
9曲目トリは松原正樹。これぞ正統派ギターフュージョン。トリにふさわしい重厚なギターサウンドの洪水です。
10曲目はボーナストラックとして、ギタリスト全員が参加しての「HUNGARIAN DANCE NO.5」。まあうるさいくらまでのギターサウンドだらけな一曲。

も一つおまけにこんな映像も

とにかく聴いてて楽しくなること間違いなし。こういう企画モノ大好きですわ。素晴らしいアルバムです。

TIME MACHINE
TOMOHIKO NISHIMURA/CHOKKAKU/YOSHIAKI MANABE/KAZUHIKO IWAMI/KUMI ADACHI/JUN KAJIWARA/YOSHITO TANAKA/MASAKI MATSUBARA(g)KYOICHI SATO/HIDEO YAMAKI/HIROYUKI NORITAKE/TOMOO TSURUYA/YUICHI TOGASHIKI(ds)KENJI TAKAMIZU/MITSURU SUTO/HIDEKI MATSUBARA/AKIRA OKAZAWA(b)MASAE NAMBU/NORIYUKI SUZUKI/MAKOTO AOYAGI(keys)
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GUITAR WORKSHOP IN L.A.

2011-11-24 22:53:32 | TOTO&FUSION
最近リイシューされたアルバム。なんでも1977年に渡辺香津美や山岸潤史、森園勝敏、大村憲司が集まって始まったシリーズ企画モノが、どういうわけかL.A.に飛び火して1988年にリリースされたアルバムなんだそうです。このCDのリリース情報を知るまで、そんな企画モノが存在していたことすら知らなかった小生ではありますが。
それにしても、これが何故日本のプロデュースのもとにL.A.のミュージシャンによって制作されたのか…更に参加している日本人ミュージシャンがただ一人、小島良喜だけなのか…その経緯はなんだかよくわかんないけど、ただ言えることはこのアルバム、サウンドプロデューサーであるDAVID GARFIELDのソロプロジェクトのうちの一つ。要は一連のKARIZMAとそのファミリーミュージシャン、そしてLOS LOBOTOMYSからDAVID GARFIELD名義のアルバムのベースとなっているサウンドそのもの。実際収録されている曲の一部は、それらのアルバムに収録されている曲だったりするわけですし。その意味では以前から何度もここで書いているような、小生お気に入りのジャンルいろいろごった煮サウンドが展開されているわけです。その意味ではまさに文字通りのL.A.フュージョンを文句なしに楽しめるアルバムになっています。ただ、ちょっと違うのはあくまでもギターが主役という点から、基本ギターフュージョンがメインになっているところですかね。
もちろんJEFF PORCAROも参加。だからってのもあって買ったんだけどね~。6曲目の「BULL FUNK」でのシングルハンド16ビートには痺れます。ちなみにこの曲スネアとタムの音がどうもJEFFらしからぬ軽快な音触なのがちょっと珍しい雰囲気です。
ただ、こうしてギターフュージョンアルバムとして比較をしてしまうと、これまた日本のギタリストが大集合して制作された「TIME MACHINE」、ごった煮度はこちらの方が勝ってるな~。
とうことで次回は「TIME MACHINE」について。

GUITAR WORKSHOP IN L.A.
JEFF BAXTER/BUZZY FEITEN/JAMES HARRAH/TEDDY CASTELLUCCI(g)JEFF PORCARO/CARLOS VEGA(ds)JOHN PENA/JIMMY JOHNSON(b)DAVID GARFIELD/YOSHINOBU KOJIMA(keys)LENNY CASTRO/LUIS CONTE(perc)STEVE TAVAGLIONE/LARRY KLIMAS/BRANDON FIELDS(sax)
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REMINISCENCE / 山中千尋

2011-11-23 23:16:33 | Weblog
いわゆるジャズピアニストという範疇では今まで上原ひろみしか聴いてなかったんだけど、何年か前に東京JAZZにも出演してましたから、その時にも放送で聴いていたんだけど、何故かその時はあまり印象には残っていなかった。だけど今回収録されている「YOU’VE GOT A FRIEND」や「CLOSE TO YOU」などのカバー曲も聴いてみたかったし、カミさんも聴いてみたいとか言ってたし、更に友人の勧めもあったりしたもので、今回初めて山中千尋さんのアルバムを聴きました。
感想は…思ってた以上に良かったですね、このアルバム。元々聴き馴染みのある曲を結構採り上げていたこともありますし、いわゆる小生的にはついていけないジャズにありがちな難解さもない、というよりむしろフュージョンだな、これは、という感じです。曲によっては、オルガンやRHODESの音も付け足されてたりしますしね、基本アコースティックなトリオ編成で演奏しているフュージョンと言っても間違いじゃないのかも。であるが故にジャズファンからすれば賛否両論があるというのも納得のいくところです。そこが逆に小生の琴線に触れるんだろうな。ジャズなんだけどかなりポップでジャズジャズしていない、ジャズの固定観念にとらわれない自由さとでもいいましょうか。そこが身構えて聴く必要がない、耳あたりの良さにもつながっているようにも思えます。こんな感じなら、他のアルバムにもいろいろと手を出してみたいものです。
ちなみに今回小生が購入したのはDVD付きバージョン。DVDにはライブ映像と、山中千尋のデジタルフォトデータが入っていたんだけど、ライブの演奏はなかなかスリリングで素晴らしいんだけどいかんせんビデオの編集が…。カメラ3台も使って収録されてる割には間違いなくド素人の荒っぽい編集。それと彼女のデジタル写真集、CDジャケ写のいくつかのパターンが入ってるだけやないけ。もっと見せてよ~(ってアイドル扱いかいな)というフラストレーションがたまって更に残念度アップ。まあ、所詮おまけはおまけなのかな。

REMINISCENCE / 山中千尋
CHIHIRO YAMANAKA(keys)LARRY GRENADIER/YOSHI WAKI(b)BERNARD PURDIE/JOHN DAVIS(ds)
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やっぱりSONG TO SOUL

2011-11-22 23:26:55 | AORとか
BS-TBSの神番組、「SONG TO SOUL」。前回前々回はCAROL KING「IT'S TOO LATE」とJAMES TAYLOR「YOU'VE GOT A FRIEND」を続けて再放送していました。前の放送では録りそこねたので、今回はセットでDVDに焼こうと思っております。JAMES TAYLORの放送時分はCAROLと一緒に来日した頃。今回はどういう理由があって再放送になったのかはわからないけど、ありがたい限り。
それにしても特にCAROLの「IT'S TOO LATE」の番組内容は素晴らしかった。何度見ても新鮮な感動を与えてくれる。ジャケット写真のフォトセッションで見せる様々な表情。母として、女性として、だけど気負わない、押しつけがましくないその生きざま。未だに残るジャケット写真が撮影された自宅の輝き。まあどれをとってもしっかりと深堀りされていて、印象深いものばかり。こんなコンセプトの番組って他にないよな。
次回はSANTANAの「EUROPE」。またいろいろな秘話が飛び出すんでしょうね。楽しみにしております。
ちなみに小生にとってのSONG TO SOUL…すなわち一生モノの曲、というのはどれだけあるのだろうか。例えば10年以上前の曲だけど、今でも忘れることがない、忘れることができない、時に思い出して口ずさんでしまうような曲としましょう。ちょっとまた考えて時々ここでも書いてみたいな…などと思ったりもしております。

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TIME MACHINE 2011:LIVE IN CLEVELAND / RUSH

2011-11-21 23:49:47 | その他の音楽
それにしても…RUSHのこの数年のリリースってライブばっかり…という印象。もちろんその都度曲目は結構入れ替えられてるのが凄い、というのはあるんですが。今回のライブアルバムもなんとか新曲2曲は入ってはいるものの、肝心のその新曲の入ったニューアルバムのリリースはまだ見えてきてないし…。なんだかんだとライブ盤でも聴き覚えのある曲が多かったかな…というのがこのライブアルバムの第一印象なのです。でも凄いよね、あのクオリティの演奏をこんな年になってもまだまだ続けられるというのは。あのベースの早弾きとテクニカルでパワフルなドラム。だからまたライブか~と思いつつも買ってしまうんだよな。
とはいえ、やっぱりRUSHのライブを聴くと、どうしてもちょっとがっかりすてしまう。それはやはり「POWER WINDOWS」以降の曲はどうしてもシーケンサーを使わざるをえないから。「MOVING PICTURES」、「SIGNALS」、「GRACE UNDER PRESSURE」と続くこの3部作が小生にとっては頂点でした。とにかくライブで再現できる演奏範囲を極限までを追及し、実際にライブで再現してしまっていたんですから。でも「POWER WINDOWS」でとうとうそのバランスを崩してしまう。やっぱり終始手で演奏することに拘って欲しかったな…と思う。これだけライブ盤を出すこのバンド、文字通りライブバンドなのです。故にライブ盤ってまさにその演奏の再現を楽しむものなんじゃないの?と若干の疑問を感じつつもでもやっぱりRUSHは好きなんだよな。今のRUSHももちろん受け入れている小生がここにいる。
なんかこう、悶々とした気分で聴いてしまうのが残念なんだけど、それでもRUSHはやっぱり凄いことは否定のしようがない。
まあとにかく自分の中でも昇華しきれない、複雑な思いが交錯してわけがわからない文章になってしまいましたが、ま、嫌よ嫌よも好きのうち…、ということで。

TIME MACHINE 2011:LIVE IN CLEVELAND / RUSH
GEDDY LEE(b,keys,vo)ALEX LIFESON(g)NEIL PEART(ds)
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実写版

2011-11-19 23:16:47 | Weblog
最近ドラマの「妖怪人間ベム」にハマっております。
そりゃ最初はベムが亀梨クンなんて~と思いましたよ。
リアルタイムじゃないけど、再放送で原作アニメを見ていた世代としては。
でもこのドラマ、見てるとこういうのもアリかな、とも思えてしまう。
「妖怪人間ベム」とはいえ原作アニメの主役はベロ。
だけど本当に苦悩するのはベムなんだろう、という視点に立ってみたら…。こういう展開も違和感はないのかも、というか大人向けのドラマとしたら本来はこういう作りになるべきだったのかもね。
演技力という点ではベラのハマり具合はハンパじゃないけど、あまりセリフもなく、悲しげな表情を終始たたえるだけのベム役というのはその存在そのものが重要だし、ドラマの色そのものを作っている。それにしてもこんな実写化が難しいと思われたアニメをよくもまあドラマ化してしまうもんだと、感心しますわ。
そいうや最近ドラえもんの実写化CMが話題になってますが、最も実写化にあたり問題になるドラえもんをジャン・レノにそれらしい格好させるというのが笑える。リアルにドラえもんを作るのではなく、擬人化させちゃう、という発想も変化球ではあるけれど面白いものですね。
今度「らんま1/2」も実写化するということだし、それなら次は「うる星やつら」かはたまた「ど根性ガエル」とかね見てみたいものですわ。ただ「天才バカボン」あたりは実写化しやすそうにみえてあのハチャメチャさはアニメならではの世界なのかな…、と思ったりもする。
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分が悪い

2011-11-18 23:49:53 | Weblog
例の球団GMと親会社の会長のいざこざ。
最初は「コンプライアンス上の問題」云々という話ではあったがふたを開けてみたら、せいぜい内部統制上の問題であって、「コンプライアンス」とは別次元の話。しかも平たく言えばただの内輪もめ。とはいえ、絶対的な上司に対してマスコミ公開で盾突く構図はサラリーマンにとってはある意味胸のすく話であって、面白い話だったかもしれない。
だけどここにきて風向きがおかしい。
GM解任は当然としてもその理由の一つの暴露ネタとして、事態収拾の条件として自らの地位についても不当な要求をしていると…。これはあまりに分が悪い話。世間一般から見れば刺し違えてもなんとかしようとした勇気が評価されたのであって、実はその裏で自らの地位を保全することを条件に話を収めようと持ちかけた、ということになる。確かに辞表片手にあれだけの会見やったのだったらともかくとして、その実職務は続けるという、そこからしておかしな話の始まり方だったのに加えて、更に今回の暴露で実は邪魔物だけを排除して自らの地位に立場は変われども恋々としている様は全くもって男らしくない。深読みすれば、老害会長に対する世間の評価をバックに、自らに分があると読んでそんな落とし所を考えついたんだろうけど、結局それも独りよがりの裸の王様に過ぎなかったということだろうか。こうなるともうどっちもどっちのバカバカしいケンカでしかない。そんなのに付き合わされる世間にとっては迷惑この上ない話である。
やはりここは武士道が根付いているニッポン。それなりの筋を通して覚悟をもって事に及ばねば、支持はされないのである。
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