ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2012.7.9 ノーマルな反応はちょっと淋しい

2012-07-09 20:05:32 | 日記
 月初めの実力テストやら校外模試が終わり、先週末からとりわけまったりと過ごしている息子である。予定(とらぬ狸の皮算用)では昨日、英検二次試験の受験日ということだったが、残念ながら僅差で一次に不合格。フリーの日曜日となった。

 ボーナス支給後で何となく懐も暖かい夫が「試験も終わったことだし、予定がなくなったなら一緒に○○線に乗りに行かないか。」と誘っていたが、息子からは「友人と映画を観に行くから」とのそっけないお答え。ものの見事に振られていた。

 夫は「もう好きな鉄道をエサに誘ってみても、親より友達なんだな~」とポツリ。
 だって、高校2年男子である。いつまでも親と一緒にお出かけするわけがない。我が身を振り返ってみても、高2の時に親と喜んでお出かけした記憶はない。もっと小さいうちから“一人でお留守番”の方が好きだったし、夏休みといっても合宿やら何やらあったので、親との旅行だって高校時代には殆ど記憶がない。
 「親<友達」という選択はノーマルな反応に違いないが、夫の一抹の寂しさは私にもひしひしと伝わってきた。

 しっかり手をつないでペタペタくっついて、一緒にお出かけしてくれる期間は本当に短いものなのだ、と今更のように思う。
 職場の沢山のワーキングマザーの先輩から、「子育ては短い期間だから、うんと楽しんでおかないと。」と言われたけれど、渦中の時は必死で心底楽しむ余裕はなかったのが悔やまれる。
 小学校高学年になり手をつないでくれなくなり、その後まもなくして地元では一緒に出歩かなくなり・・・(今では、地元に加えて学校の友人がいそうな場所には決して私たちと一緒に行きたがらないが、美味しい食事やら何やらに釣られて遠くに旅行することは嫌とは言わない。何とも現金な奴である。)と、ノーマルに成長することを喜ばなくては。

 そして、今、まさに子育て真っ最中の後輩たちには、声を大にして同じことを言っている私である。
 「楽しめるうちに子育てをうんと楽しんでおかないと!」と。

 新しい週が始まった。今日も梅雨はひと休み、陽射しはすっかり夏!の一日だった。朝から2回洗濯機を回してお弁当を3人分作ってフル回転。去年は7月8日に梅雨明けをしたというが、今年はもう少し遅れそうだという。
 職場を出る頃には、涼しい風が吹いて、とても爽やかだった。

 昨日一昨日と鋭気を養ったはずの週の初め。朝起きると胸骨周辺の痛みが鬱陶しい。いつかも感じた、息苦しいようなペタリと喉元に張り付いてせりあがってくるような痛みだ。
 ここのところ、ロキソニンのお世話にもならず、ずっと元気だったのだけれど、無理せず様子を見ながら過ごしたい。
コメント (4)
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